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キャリア女性だからこそ、の選択肢。スピードを重視するならマッチングアプリより結婚相談所⁉

OTONA SALONE / 2024年3月14日 21時0分

25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。

アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。

今回は、とあるキャリア女性の婚活ストーリーを紹介します。

働く女性の婚活百景 ♯11

※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。

独身キャリア女性が結婚を躊躇してしまう理由とは

shutterstock.com

税理士のE子さんは、45歳。広めのマンションを借りて、かわいいトイプードルと一緒に暮らしています。ワインと料理が好きで、日課はヨガ。休みの日は、アロママッサージを受けたり、家にこもって大人買いしたマンガを一気読みしたりするのが楽しみというすてきな女性です。

これまでは男性と交際はしても、結婚したいと思うような人には出会ったことはありませんでした。

そんな中、2年前に、ふと思いたってマッチングアプリに登録。そこで出会った1歳下の男性とおつきあいをしています。

フリーランスで音楽関係の仕事をしている彼とは、「一緒にいると楽しくて居心地がいい」と感じているE子さん。でも、いざ結婚という未来を考えると、心のブレーキがかかってしまうのだそうです。

 

E子さんは、「結婚を躊躇してしまうのは、両親との関係が影響しているからでは」と自分なりに分析し、私のところへ相談に来てくれました。

両親はE子さんが高校生の頃に離婚をしました。原因は、お父さんの不倫。離婚後、E子さんがお父さんと会うことはほとんどなく、そのままお父さんは病気で亡くなってしまったそうです。

よく話を聞くと、ご両親はE子さんに愛情を注いでこられました。子どもの頃、お父さんはよく遊んでくれたし、旅行にも連れて行ってくれたそうです。離婚後も、E子さんが大学を卒業し、税理士試験に合格するまで、経済的に支えてくれていました。

 

そんなE子さんに私がアドバイスしたのは、「親への謝罪ワーク」を行なうこと。

やりかたは簡単です。静かな場所で自分に向き合い、親に謝罪するだけ。自分の心の中で謝罪をすればよいので、両親に会う必要はありません。

「お父さんの愛情に気づかなくてごめんなさい」

「お母さんのことを不幸だと決めつけてごめんなさい」

E子さんの場合は、そう心の中で何度も謝罪することで、両親へのわだかまりを解消させることができました。

*「親への謝罪ワーク」については、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

 

ところが、その後もE子さんの結婚の話はなかなか前に進みませんでした。

「彼との間で結婚の話が出るたびに、心の中で『ちょっと待ったー!』という声が聞こえるんです。実は、お付き合いしていても、将来もずっと彼と一緒にいるというイメージが、まったくできませんでした。」

自分の心の声に気づいたE子さんは、2年ほどおつきあいした彼との関係を解消しました。

両親へのわだかまりを解消し、腐れ縁になりかけていた彼との関係を解消したE子さんは、改めて「結婚」への思いに向き合います。

 

 

「理想の人リスト」で自分が望んでいる結婚相手を引き寄せる

shutterstock.com

このとき、私がE子さんに問いかけたのは「どんな相手と、どんな結婚がしたいですか」という質問です。

ひとことで「結婚したい」といっても、相手とどのような関係を望んでいるのか、どんな生活をしたいのかは人それぞれ。具体的なイメージを持っているほど、理想の相手に早く出会うことができます。

たとえば、漠然と「旅行したいな」と思っているだけでは、どこへも行けません。具体的に「どこで、何をしたいのか」をイメージすることで、目的地に近づくことができますよね。

結婚も同じことです。そして、「どんな相手と、どんな結婚生活を送りたいのか」は、その人自身にしか決められないこと。

 

そこで、私がおすすめしているのが「理想の人リスト」を作ることです。

「理想の人リスト」の作りかたは、以前の記事でも触れましたが、改めて説明します。

 

  1. 自分の心の奥にある、本当の望みを呼び起こすために、深呼吸を数回繰り返します。
  2. 「私は、私自身を幸せにする」と自分に伝えます。
  3. ノートに、結婚したい人の条件(収入、容姿、性格など)を思いつく限り書き連ねます。
  4. 書き連ねた内容の横に、「この人と出会えたら、こんな気持ちになる」という自分の感情を書きます。
  5. リストができあがったら、書いた内容をすべて自分の声で録音します。
  6. 録音した音声を毎日1回以上聴いて、ひとつずつ感情を味わいます。
  7. すでに理想どおりの人と出会って結婚生活を送っていることを想像して、じんわりと幸せを味わいます。

 

たとえば「一緒に映画鑑賞を楽しめる人」と出会えたら、「それぞれの感想を伝え合うのが楽しい」と自分の感情を想像して描いてみてください。

「理想の人リスト」に書く条件は、100%個人的な好みでかまいません。

「世間」や「親」など、他人の理想ではなくて、自分自身が心から望んでいる理想を書くことが大切です。

くれぐれも、「こんな人が、自分を選んでくれるはずがない」とか「こんなことを書いたら、身の程知らずと思われる」などと自分の思いにブレーキをかけないこと。

「理想の人リスト」は誰にも見せる必要はありません。その代わり、自分自身には何度でも言い聞かせてください。

 

 

結婚相談所とマッチングアプリ、それぞれのメリットとデメリット

「理想の人リスト」を完成させたE子さんは、今回は結婚相談所に登録をしました。結婚相談所を選んだのは、スピードを重視したからです。

「婚活をするなら、マッチングアプリと結婚相談所のどちらがいいですか」とよく聞かれるのですが、どちらにもメリットとデメリットがあります。

 

マッチングアプリは、気軽に多くの人と出会えるツールですが、気軽に登録ができるぶん、なかには本気で結婚する気のない人も一定数潜んでいます。また、交際を続けるかどうか、結婚に進むかどうかは当人同士で決める必要があります。自分で主導権を持って話を進められる人には向いていますが、「相手にリードしてほしい」と思うタイプの人にはあまりおすすめしません。

結婚相談所のほうが、結婚を真剣に考えている人に会える確率は高いといえます。また、間に入って双方の意向を取り次いでくれる担当者がいますので、話が早いというメリットもあります。ただし、条件によっては出会うまでに時間がかかる場合も多いです。

 

E子さんの場合は、アメリカに駐在していた男性を紹介され、オンラインでお見合いをしました。

その後、オンラインでの会話とメールでやりとりを続け、2カ月後に一時帰国した彼と初めて直接会ってデートをしたそうです。

「思っていたより背が高くて、初めて見たスーツ姿もすてきでした」とE子さん。オンラインデートではいつも部屋着姿だったので、新鮮だったようです。

彼が再び渡米しなくてはいけなかったこともあり、すぐにおたがいの両親にあいさつを済ませ、翌月には入籍をしました。

 

オンラインでのお見合いにも賛否があると思いますが、私は積極的に活用することをおすすめしています。

もちろん、リアルな対面で得られる情報量にはかないませんが、オンラインでも相手の人となりは伝わるもの。見た目の印象だけでなく、話し方や声、しぐさなどはオンラインでも十分にわかります。確認できないのはにおいくらいです。

オンラインでのお見合いを視野に入れれば、遠方に住んでいる人とも出会えるようになり、チャンスが広がります。

また、おたがいに仕事が忙しくて会う時間がないときでも、短い時間で顔を見て話すことができます。

 

【前編】では、結婚にどうしても踏み切れない人が抱えている心の奥底にあるものの解消法、自分が望んでいるタイプの人と結婚するためにやってみてほしいことについてお伝えしました。

▶つづきの【後編】では、E子さんが結婚に至ることができたポイント、同じ状な状況にある方に考えてみてほしいことについてお伝えします。__▶▶▶▶▶

 

『アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーが教える
結局、理想を下げない女が選ばれる』
(伊藤友美 著 / フォレスト出版)

 

 

≪アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー 伊藤友美さんの他の記事をチェック!≫

 

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