「1位はモーニングメソッド」要約サイトで人気のビジネス書ベスト20
プレジデントオンライン / 2021年2月6日 9時15分
第2位:『科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子著、サンマーク出版)
第3位:『脳の強化書』(加藤俊徳著、あさ出版)
第4位:『リーダーを目指す人の心得 文庫版』(コリン・パウエル、トニー・コルツ著、井口耕二訳、飛鳥新社)
第5位:『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(ひきたよしあき著、大和出版)
第6位:『ブレイン メンタル 強化大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
第7位:『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)
第8位:『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』(ケリー・マクゴニガル著、神崎朗子訳、大和書房)
第9位:『SDGs思考』(田瀬和夫、SDGパートナーズ著、インプレス)
第10位:『パラダイムシフト』(ピョートル・フェリクス・グジバチ著、かんき出版)
第11位:『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』(赤羽雄二著、日本実業出版社)
第12位:『「話すのが苦手、でも人に好かれたい」と思ったら読む本』(権藤優希著、きずな出版)
第13位:『なぜネギ1本が1万円で売れるのか?』(清水寅著、講談社)
第14位:『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』(ジュリア・キャメロン、エマ・ライブリー著、菅靖彦訳、サンマーク出版)
第15位:『読書に学んだライフハック』(印南敦史著、サンガ)
第16位:『「普通」の人のためのSNSの教科書』(徳力基彦著、朝日新聞出版)
第17位:『戦略の創造学』(山脇秀樹著、東洋経済新報社)
第18位:『会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書』(吉田尚記著、アスコム)
第19位:『35歳からの後悔しない転職ノート』(黒田真行著、大和書房)
第20位:『2025年を制覇する破壊的企業』(山本康正著、SBクリエイティブ)
※本の要約サイト「flier」の有料会員を対象にした、2021年1月の閲覧数ランキング
■人生を好転させた、朝60分のオリジナルメソッド
今月の第1位は、『人生を変えるモーニングメソッド』でした。
もしあなたが「朝活」をしたいなら、ぜひ本書を手に取ってみてください。
本書の著者であるハル・エルロッド氏は、事故による心肺停止と経済苦による“うつ”という、二度のどん底を経験。ところが「モーニングメソッド」というオリジナルのメソッドを実践するようになって、人生が大きく好転したのです。
彼の提唱するモーニングメソッドとは、サイレンス、アファメーション、イメージング、エクササイズ、リーディング、ライティングの6つの習慣を朝に60分かけて行うというもの。大変そうに思えるかもしれませんが、どれも簡単で、誰でもできるものばかりです。
本書には、モーニングメソッドを習慣化するためのコツだけでなく、人生が平凡化する理由や、スヌーズボタンを押さずにスッキリ起きる方法など、思わず早起きしたくなるような情報もたくさん詰まっています。朝の時間を活用して自分を変えたいなら、まずは本書を読むことから始めてみませんか。
■運がいい人は「自分は運がいい」と思い込んでいる
第2位は、『科学がつきとめた「運のいい人」』でした。
「私はやっぱり運が悪い」と落ち込んでしまったり、「あの人はツイていていいな」とうらやましくなってしまったりすること、ありますよね。本書はそんな、何かと気になってしまう「運」について、脳科学者の視点から科学的にアプローチしています。
著者である脳科学者の中野信子氏は、「運」はもともと持っているものではなく、その人の考え方や行動によるものだといいます。また「運のいい人」の共通点として、「自分は運がいい」と思い込み、物事に取り組むときにプラスの自己イメージを持っていることを挙げています。
本書には、「運のいい人」になるための行動がいくつも紹介されています。それらを試すうちに、あなたもきっと「運のいい人」の仲間入りができるでしょう。
■手軽にできる「脳」のトレーニング
第3位には、2010年の初版から多くの読者に読まれ続け、累計27万部を突破した『脳の強化書』がランクインしました。『脳の強化書2』や漫画版も出版されており、書店などで見かけたことがある方や、すでに手にしている方もいるのではないでしょうか。
本書はいわゆる「脳トレ」をテーマにした一冊です。本書では、脳全体を一枚の「地図」とみなし、働きの似た脳細胞集団に「番地」をふっています。この番地はトータルで120ほどあり、それをさらに機能別に、思考系、感情系、伝達系、理解系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系の8つに分類しています。
あなたに苦手分野があるとしたら、それはその機能を担当する脳番地が「眠っている」からなのだそう。苦手分野を克服したいなら、休眠中の脳番地を刺激することが効果的なのだといいます。
本書には、脳を刺激する66のトレーニングが紹介されています。「出かける前に『何があっても怒らない』と唱える」「楽しかったことベスト10を決める」など、手軽に試せるトレーニングなので、気になったものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
人生100年時代、身体を鍛えるのと同じように、脳を鍛えることも当たり前になるかもしれません。その第一歩として、ぜひ本書を手に取ってみてください。
■毎日15~30分の「朝散歩」で寝付きが良くなる
続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第6位は、『ブレイン メンタル 強化大全』でした。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、私たちの働き方や生活は急激に変わりました。大きな変化を経験し、落ち込みやイライラ、不安を感じたり、体調を崩してしまったり、仕事にうまく集中できなくなったりした方も多いのではないでしょうか。そんな方には、本書をおすすめします。
本書は、『学びを結果に変えるアウトプット大全』『学び効率が最大化するインプット大全』などのベストセラーの著者である、樺沢紫苑氏の最新作。科学的エビデンスをもとに、病気予防やパフォーマンス向上のためにとるべき行動を、具体的に紹介しています。
中でもじっくり読んでいただきたいのは、「朝散歩」のパートです。「朝散歩」とは、起きてから1時間以内に15〜30分、毎日散歩をするというもの。体内時計がリセットされて、感情が安定し、寝付きもよくなるという効果が期待できます。
仕事のパフォーマンスを上げたい方や、変化の中でも心と体の健康を維持したい方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
■コミュニケーションに役立つ「聞く」技術
続いて、第11位『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』にもご注目ください。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、いま、コミュニケーションが見直されています。オンライン会議で思うように議論できなかった、家族と過ごす時間が増えてちょっとした口ゲンカをしてしまった……という経験をした方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、本書で紹介されている「アクティブリスニング」です。著者の赤羽雄二氏によれば、人間は誰しも「話を聞いてもらいたい」「わかってもらいたい」という欲求を持っているのだといいます。だから、相手の話を徹底的に聞くと人間関係が良好になり、トラブルの大半は解決できる――というわけです。
本書で紹介される手法は、仕事ではもちろん、プライベートでも使えます。コミュニケーションを見直したいなら、本書を片手に「アクティブリスニング」を試してみてください。
■「普通の人」がSNSを始める方法
最後にご紹介したいのが、第16位『「普通」の人のためのSNSの教科書』。
本書の著者であるnoteプロデューサーの徳力基彦氏は、SNSを実名で、しかもビジネスに利用することを勧めています。なぜなら著者は、SNSで人生がガラリと変わった経験の持ち主だからです。会社から思うように評価されず、転職を繰り返し、クビになる恐怖におびえていた時期があったといいます。
そんな状況が好転したきっかけは、ブログとSNSでした。SNSでつながったことをきっかけに、仕事が決まる。著者の個人名が有名になり、所属している会社に興味を持ってくれる人が増え、クビへの恐怖感がいつしか薄れていく。本を出版する。声をかけられて社長になる――このように、人生が大きく変わっていったのです。
とはいえ、実名で発信するのは怖いと感じる方も多いでしょう。上司に何か言われたら……という心配もあるかもしれません。本書では、そのような問題をクリアするための具体的な方法についても丁寧に解説されています。この本との出会いが、あなたの人生を変えてくれるかもしれません。
今月も、話し方から朝活、世界最先端の企業の経営戦略まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。先月第3位だった『5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本』(ひきたよしあき著、大和出版)が今月は第5位、第8位だった『科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子著、サンマーク出版)が第2位、第9位だった『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)が第7位と、依然として多くの方に読まれております。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。
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(flier編集部)
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