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これでゴリゴリの勧誘・営業も一発で追い払える…繊細な人でも難なく断れる"つねに使える"便利な予定

プレジデントオンライン / 2024年3月28日 19時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/takasuu

ストレスなく断るにはどうすればいいか。HSPアドバイザー・カウンセラーのRyotaさんは「断り方を覚えれば、この先の人生でずっと役立つ。おすすめは、『同じ言葉のくり返しで断る』『断る理由をつくっておく』『相手からもらう』の3つを意識することだ。たとえば、残業のお願いを引き受ける代わりに『あなたも次に残業をやってね』と伝えると、自分があげっぱなしではなくなり、モヤモヤしなくなる」という――。

※本稿は、Ryota『気疲れがスーッと消える 繊細な人の話し方』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

■この先の人生でずっと役立つ断り上手になれる3つの方法

会話に不安を覚えるのは、断り下手だからかもしれません。

断る方法を知らないと、相手からの誘いが不安になります。誘われたくない気持ちがあれば、安心して会話をつづけることはできないでしょう。

私は、繊細な方にできるだけ早く断り方を覚えてもらうようにお話をしています。

断り方を覚えれば、この先の人生でずっと役立つからです。友達との会話はもちろん、保険や住まい関係の勧誘・営業も断れるようになります。断ることができないと、あなたの時間や労力・意志力を奪われてしまいます。

「本当はイヤだけど、断るとこの人、困るだろうなぁ……」
「あ。今回もうっかり無言がこわくて引き受けちゃった!」
「なんで私にばっかり、お願いしてくるんだろう……」

このように、引き受けることが癖になっている方もいらっしゃると思います。断りたいのに断れないと自己嫌悪にもつながり、疲れてしまいます。

断るために、とくに大事なのが意志力です。これはウィルパワーとも呼ばれます。

この力は総量が決まっており、なくなると注意力が散漫になったり、思考や感情のコントロールが不安定になると言われています。

■ストレスにならない「つねに使える予定」で断る

断る方法はいろいろありますが、おすすめは次の3つを意識することです。

同じ言葉のくり返しで断る

同じ言葉のくり返しとは、「できません」「ムリです」「興味ありません」のように、ストレートな拒否の言葉をくり返すことです。

細かく理由を考える必要がないので、だれでもすぐ使える方法です。ストレートに伝えづらい方は「申し訳ありませんが」のようにクッション言葉を前につけると伝えやすくなります。

子どもはやりたくないことを「イヤだから」と言います。理由を聞いても、知識や語彙(ごい)がなくて伝えられないことが多く、感情的な言葉でひたすら拒否します。

理由がわからないので、親は困ってしまいますよね。同じ言葉をくり返して断るのは、これと同じ方法です。

SORRY
写真=iStock.com/nzphotonz
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/nzphotonz
断る理由をつくっておく

理由があれば安心して断れます。同僚から残業を頼まれたとしても、明確な理由があればすんなり断れるでしょう。

誘われたときに断る理由としておすすめなのが、習い事やジムです。お金が発生するので、「もったいない」と思いますよね。

人は損をしたくない性質があるので、断る理由として使いやすくなります。相手もあなたに「負担を強いる」と思うので、ムリに押し付けることが難しくなります。

断る理由は、あなたの負担にならないものとしましょう。ウソの予定の場合、罪悪感を覚えてしまい使いづらいです。そのため、自分にとってストレスにならない「つねに使える予定」を使いましょう。

たとえばスポーツジムに通っていれば「今日はスポーツジムの予定だから」と断れます。断りたい誘いがあったら、あなたの負担にならない予定にすり替えてしまうイメージで断りましょう。

■「あなたも次に残業をやってね」と伝える必要性

相手からもらう

相手からもらう断り方とは、人間関係のコストと報酬のバランスを活用する方法です。

Ryota『気疲れがスーッと消える 繊細な人の話し方』(明日香出版社)
Ryota『気疲れがスーッと消える 繊細な人の話し方』(明日香出版社)

たとえば、残業のお願いを引き受ける代わりに「あなたも次に残業をやってね」と伝えます。今回はあなたの時間や労力を使いますが、次回は相手の時間や労力をもらうことを約束するのです。こうすると、自分があげっぱなしではなくなり、モヤモヤしなくなります。

なかにはあなたを利用したいだけのずるい人もいます。ずるい人はあなたからもらうことだけ考えていますので、あたえようとしません。あなたが「代わりにやってね」と言えば、すぐに相手から断ってくるでしょう。

ポイントは口約束にしないことです。ずるい人は、人をずるく使うことに慣れています。口約束では「今回はムリ」と、今後も断られる可能性が高いです。仕事であれば、必ずその場で上司に「次の残業は交代してもらいました」と報告しましょう。

■ずるい人が二度とお願いをしてこなくなる方法

私は工場で勤務していた際に、この方法をためしました。私と一緒に仕事をしていた係長は自分だけ休みたいずるいタイプの方。いつも私に残業を依頼し、私の代わりに残業をしてくれることはほとんどありませんでした。

ある日、いつものように残業の変更をお願いされたので「次の残業を交代してくれたら大丈夫ですよ。今すぐ、工場長に話してきます」と伝えました。すると、係長は大慌てでほかの人に残業をお願いしにいきました。

この方法をとれば、ずるい人が二度とあなたにお願いをしてこなくなります。1回断るだけで関係性の変わる方法ですので、ぜひおためしください。

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Ryota(りょうた)
HSPアドバイザー、心理カウンセラー
メンタル心理カウンセラー・行動心理士の資格を持つ。自身も強度のHSP。作家や作曲家の一面も持つ。心理系の資格・様々な仕事経験・癒しの音楽を学んだ経験を生かし、主にHSP向けの相談や仲間作り・支援に向けた活動に努める。これまでに2000名以上の相談に答える。運営しているHSP向けメルマガサービス「HSPの教科書」は、まぐまぐ大賞2020年新人賞1位獲得。繊細な方向けの就職支援サービス「ココjob」を法人と共に企画、立ち上げ。HSP向けコミュニティ「ココイロサロン」を立ち上げ、運営。HSPブログ「ココヨワ」の運営を始め、YouTubeやインスタグラム・ラジオなどSNSでも発信をしており、合計フォロワー数は19万人を超える。HSPと交流しつつ、アンケート等で共通点や悩みを探り、主に心理学・社会関係・行動心理を元に生き方に役立つ情報を届けている。著書に『もう振り回されるのはやめることにした』(SBクリエイティブ)『まわりに気を使いすぎなあなたが自分のために生きられる本』(KADOKAWA)がある。

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(HSPアドバイザー、心理カウンセラー Ryota)

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