水虫患者に対する日米比較調査結果を発表
PR TIMES / 2012年8月2日 12時14分
ニールセン 水虫患者に対する日米比較調査結果を発表
~水虫患者の出現率:男女とも、日本のほうが大幅に高い~
~水虫の症状部位:日本は足が中心なのに対し、アメリカでは手、頭、首等も多い~
■水虫患者の出現率
日本は男性9.8%、女性4.3%なのに対し、アメリカは男性2.0%、女性1.5%と日本より低め
■水虫の症状部位
日本では足の指(78.0%)、足の裏(67.5%)などが男女ともに多いのに対し、アメリカでは足以外の部位、例えば手(米:46.7%、日:12.0%)、首(米:40.8%、日:3.5%)なども日本よりかなり多い
■水虫の原因
日本のおもな原因は「靴を長時間はいている」(39.5%)、「昨年以前の治療が不十分」(34.5%)など。
■水虫の悩みや不安
日本でのトップは「完治するのかわからない」(日:53.5%、米:24.2%)、アメリカでのトップは「症状がつらい」(米:55.0%、日:40.5%)。
■水虫治療
日本は6割近くが市販薬のみで治療するのに対し、アメリカは病院受診と市販薬使用を続けて行う人が日本の2倍以上 (米:35.0%、日:15.5%)
病院受診や市販薬以外の対処方法として、「せっけんで洗う」(日:82.0%、米:67.5%)、「靴などを身につける時間を減らす」(日:61.0%、米:38.3%)の方法は、日本のほうが取り組んでいる
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2012年8月2日-東京発:ニールセン・カンパニー合同会社(本社:港区白金台 /社長 福徳俊弘)は、水虫患者に対する日米比較調査の結果を発表しました。
調査結果の総評として、ニールセン コンシューマー リサーチ部門(メディテック)、リサーチ エグゼクティブの里吉貴浩は以下のように述べています。
「今回の調査では、水虫と いう 大変身近な皮膚疾患を取り上げましたが、国や性別、あるいは年代によって、患者さんの背景や、疾患・治療に対する認識が、ひじょうに多様であることが明らかだと思います。
例えば、症状の部位も国別で異なりますし、水虫での不安や悩みの内容は、国別のみならず、男女でも違いが出ています。
また、出現率についても、処方薬ないし市販薬を使用している患者さんの割合で算出していますので、出現率の低いセグメントは、疾患の認識が低かったり、単に治療ができていなかったりする可能性もあります。
さらに、治療をしている患者さんの中でも、病院受診と市販薬の使い分けの状況や、その選択理由は、セグメントごとに差があります。
これら多様な認識や行動の差は、ライフスタイルの違いなど様々な要因があるかと思いますが、各患者さんが持つ情報の差に起因する部分も大きいのではないかと予想されます。
そう考えると、患者さんに適切な情報提供をすることが一層重要になりますし、その前提として、患者さんの現状やニーズをしっかりと把握することが必要になってきます。
一方で、膨大な情報が飛び交い、その情報の取得ルートも多様化する時代の中で、患者さんの持つ情報や価値観は益々多様化しており、患者さんのニーズを捉えるのはなかなか難しいことであるのも事実です。
現在では、インターネット上での自発的な書き込みなど、一般の方の「生の声」を分類・分析し把握するツールも生まれていますので、それらを適宜利用しながら、患者さんや一般消費者の認識・ニーズをしっかり捉えることが、良い製品を効率的に提供するための第一歩になるかと思われます。
そして、治療や薬の価値について、適切な対象に適切な手段で情報提供していくことで、患者さんは、ご自身にとってより有益な行動を起こすことができるのではないでしょうか 。」
水虫患者に関する日本の調査結果は以下の通りです。
■水虫患者の出現率
・ 日本は男性9.8%、女性4.3%なのに対し、アメリカは男性2.0%、女性1.5%と日本より低め
・ アメリカと比べると、男性40代以上では10倍以上、女性40代以上でも5倍以上、日本の水虫患者出現率は高い
■水虫の症状部位
・ 日本では足の指(78.0%)、足の裏(67.5%)などが男女ともに多いのに対し、アメリカでは足以外の部位、例えば手(米:46.7%、日:12.0%)、首(米:40.8%、日:3.5%)なども日本よりかなり多い
■水虫の原因
・ 日本のおもな原因は「靴を長時間はいている」(日:39.5%、米:16.7%)、昨年以前の治療が不十分(日:34.5%、米:13.3%)など。「靴を長時間履いている」は特に男性20代・30代に多い(66%)
・ アメリカの主な原因は「不特定多数が訪れる施設を利用」(35.8%)、「不特定多数が使用する用具を共同で利用」(24.2%)など、外部に感染原因があると考えている人が比較的多い
■水虫の悩み
・ 日本でのトップは「完治するのかわからない」(日:53.5%、米:24.2%)、アメリカでのトップは「症状がつらい」(米:55.0%、日:40.5%)。
・ 日本の結果を男女別にみると、日本女性は「恥ずかしくて相談できない」が日本男性の4倍以上、「人前で症状のある部分を見せられない」も日本男性の2倍の数値となっている
・ アメリカでは「症状が広がるかもしれない」(米:43.3%、日:27.0%)が日本より高め
■水虫への対処
・ 日本は6割近くが市販薬のみで治療するのに対し、アメリカは病院受診と市販薬使用を続けて行う人が日本の2倍以上(米:35.0%、日:15.5%)
・ 日本の男女を比べると、女性は市販薬を使用せず「病院受診のみ」の割合が男性より高め(女性:35.0%、男性:16.0%)
・ そのほか、「せっけんで洗う」(日:82.0%、米:67.5%)、「靴などを身につける時間を減らす」(日:61.0%、米:38.3%)などの方法は、日本のほうが取り組んでいる
■水虫治療のために病院に行かない理由
・日本の理由トップ「通院が面倒」(53.4%)はアメリカ(19.0%)の3倍近い数値。「症状が軽いから」は圧倒的に男性が多いが、「恥ずかしい」は女性のほうが多い
・アメリカでは「市販薬で効果があった」(55.2%)がトップ。
ニールセン 水虫患者に対する日米比較調査について
ニールセン 水虫患者に対する日米比較調査(2012 年 7月 11日から 7月 18日実施)では、日本とアメリカの20歳以上の男女にオンラインで調査を実施いたしました。当調査では、「水虫の症状があり、処方薬/市販薬のいずれか、または両方を使用している方」を「水虫患者」と定義し、この方々を対象に実施しました。なお、アメリカでの調査時には水虫をRingworm(白癬)と翻訳しています。
※本調査における「出現率」とは、スクリーニング調査において、上記対象者が出現した割合になります。
サンプル数および割付は、日本200名(男性20代~30代:50名、男性40代以上:50名、女性20代~30代:50名、女性40代以上:50名)、アメリカ120名(男性20代~30代:30名、男性40代以上:30名、女性20代~30代:30名、女性40代以上:30名)でした。
ニールセンについて
ニールセン・ホールディングスN.V.(NYSE:NLSN)は世界的な情報・調査企業で、マーケティング及び消費者情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報、トレードショーやそれに関連した分野でリーダー的地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークとオランダ・ディーメンに本社を持ち、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細は、ホームページ(www.nielsen.com)をご覧ください。
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