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(株)LivEQuality大家さん、第2回のインパクトボンドを発行。累計5億円の資金調達を実施

PR TIMES / 2024年3月27日 17時15分

シングルマザーの課題を「住まい」から解決へ。調達した資金で、合計100戸以上の物件を取得。「ソーシャル大家」として、シングルマザーが尊厳を保ち、経済的に自立する基盤をつくります。

シングルマザーの課題を「住まい」から解決する株式会社LivEQuality大家さん(読み:リブクオリティおおやさん)(愛知県名古屋市。代表取締役社長:岡本拓也)は、第2回のインパクトボンド(私募社債)の発行を完了しました。
銀行からの融資と合わせて総額1.8億円の資金調達を完了。「ソーシャル大家」として、一部の部屋をシングルマザー支援に活用する住宅取得を目的に、前回の資金調達とあわせて、累計5億円を調達しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/122624/3/resize/d122624-3-3e55a8ef5406c822ee05-4.png ]

LivEQuality大家さんとは


シングルマザーの課題を「住まい」から解決する会社です。経済性と社会性の両立を追求する「ソーシャル大家」を事業としています。
世帯数120万世帯、相対的貧困率48%、平均世帯月収23万円。深刻な現状に直面する母子家庭。その起点には「住まいの問題」があります。
DVや離婚で住まいを失ったシングルマザーは、住まいを支援の前提とする「住所主義」の行政から、支援を受けられない場合が多いです。しかし、保育園に子どもを預けられなければ、働けない。仕事がないから、家を借りられないという「負のスパイラル」に陥ります。
しかし、公営住宅は高倍率で入居が困難。低額の住まいはアクセスが悪いか、老朽化が進んでいるものばかりです。日本では、シングルマザーが尊厳を保ちながら、経済的に自立する基盤となる住居が行き届いていません。
そこで「住まい」から、シングルマザーの課題を解決するのが、LivEQuality大家さんです。まず、テナントや一般入居者が求める「都市部の好立地のビル」を購入。老朽化が進んでいる部分を、修繕やリフォームによりメンテナンス。物件の質を高めビル全体の収益性を担保しつつ、一部を相場以下で貸し出すのが「ソーシャル大家」のビジネスモデルです。この仕組みで、就業機会にアクセスしやすく、清潔で便利な個室を、シングルマザーへ低賃料で届けることを実現しています。

LivEQualityの「3法人合同事業スキーム」について


 LivEQualityは、株式会社LivEQuality大家さん、認定NPO法人LivEQuality HUB、千年建設株式会社の3法人を軸としたシングルマザー居住支援事業です。
・資金調達により物件を取得し、管理する「不動産運用会社」
・行政手続きから地域とのつながり構築まで支援する「NPO法人」
・取得した物件をリフォームし、入居者の尊厳を保つ清潔な住居を維持する「建設会社」
LivEQualityは2021年3月より千年建設株式会社単独で事業を開始し、住まいによる課題解決を本質化するため、3法人でそれぞれの強みを活かす合同事業スキームに発展しました。
現在までに受け入れた母子は22世帯54人。半数は外国籍で、LivEQualityはDV避難下での転入、保育園の申込等の行政手続きの同行から、地域とのつながりの構築まで支援。「就業機会にアクセスしやすく、清潔で便利な個室」と「伴走型支援」により、入居後、半年以上経過したシングルマザーの就業率は83%。LivEQualityによる支援で、シングルマザーは就業、生活再建、離婚手続き完了など、自立に向けた道を歩んでいます。

資金調達の目的


当社はアフォーダブルハウジングを活用する住宅の取得、運用をとおして社会課題を解決することを目的としています。
※「アフォーダブルハウジング」とは
就業機会を得やすいアクセスのよい物件や清潔さや利便性について一定の品質が保たれているなどの良好な環境において住居費を負担しても、十分に食費等の生活費を賄える水準に家賃を設定した住宅を意味します。
今回インパクトボンドにより調達した資金を用い、新たな物件を取得し、名古屋市を中心にシングルマザーへ安価で良質な都市型の住まいを届けます。
 LivEQualityの行うアフォーダブルハウジングの先行事例は米国のBreaking Ground(旧Common Ground)や英国のResonanceをはじめ、欧米諸国には存在します。税制優遇等制度によって、普及を後押しする仕組みにより、同領域は不動産市場として市場が成立しています。LivEQualityは、日本での普及に向けて、アフォーダブルハウジングの事例を生み出していきます。

資金調達の概要


資金調達総額:1億8000万円
資金調達の内訳
・インパクトボンドの発行:7000万円
・銀行からの融資:1億1000万円
リブクオリティインパクトボンドの概要
 インパクトボンドは、LivEQuality事業にて、アフォーダブルハウジングに活用する住宅の取得のための資金調達として発行されます。
 インパクトボンドは、一般的な事業運営のために発行する社債と比べて、流動性、金利などのファイナンシャルリターンが限定。一方で、投資を通じて実現される入居者の生活再建などの社会的インパクト(ソーシャルリターン)の最大化を図るように設計されています。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/122624/table/3_1_02af6a7ecd27f7c1d885d7ada410e5ea.jpg ]



調達資金による物件取得


 今回調達した資金を元に、新たな居住用物件を取得しましたことをご報告します。
・所在地:愛知県名古屋市
・住戸数:16戸
※今後居住するシングルマザーの安全確保のため、住所は非公開としています。
LivEQualityで保有する住戸数は103戸。 

インパクト投資家のコメント


井上由起子様(日本社会事業大学専門職大学院 教授)
[画像2: https://prtimes.jp/i/122624/3/resize/d122624-3-f08afab20d09b990a894-0.jpg ]


【ご経歴】
日本社会事業大学専門職大学院教授。
日本女子大学住居学科卒業。建設会社勤務を経て、横浜国立大学工学研究科修了、博士(工学)、一級建築士、社会福祉士、宅地建物取引士。専門は居住福祉。
厚生労働省介護報酬改定検証・研究委員会委員、国土交通省住宅政策審議会臨時委員など。

【コメント】
誰もが安定的な住まいを確保するためには、手頃な費用負担の住宅が市場に供給されていることが不可欠です。
LivEQualityの居住支援は名古屋という土地にしっかりと根差したものですが、インパクトボンドの仕組みを用いることで、アフォーダブルハウジングとして普遍化して行く可能性があるものと確信しています。


沖依子様
【ご経歴】
事業会社を経て外資系コンサルティング会社で事業開発、オペレーション戦略立案など多数のプロジェクト責任者として従事。現在は、フリーランスのプログラム・アドバイザーとしてソーシャルな領域を中心に複数のプログラムに参画中。公共政策学修士。

【コメント】
コロナや災害、DVなどで「住まい」を失った母子に「住まい」と「繋がり」と届け、自立するプロセスに伴走するLivEQualityの活動を学習し、私自身もその仲間になりたいと強く思うようになりました。未来を信じて今日を生き抜く親と子たちが主人公になって活躍する物語を楽しみにしています。


株式会社DETOURNER
[画像3: https://prtimes.jp/i/122624/3/resize/d122624-3-400f7ddba82a4342c4ee-1.png ]

【会社概要】
私たちDETOURNERは「複業集団」かつ「多様な主戦場を持つ人材集団」として、行政・企業・NGO/NPO・消費者を繋ぐ領域で事業に挑戦しています。
世の中の「あたりまえ」を疑ってみることで目線のちょっと異なる何かを皆さんと一緒に産みだしたい、と思い事業活動をしています。

【コメント】
LivEQualityさんが取り組まれている社会課題は、抜本的な解決を行うことが難しく、人の世が続く限りは存在してしまう課題だと感じています。そのため、持続可能な形で課題と向き合う方がより望ましく、その実現仮説として今回のようなインパクト投資を選択されていることに非常に魅力を感じています。また、お金をお預かりしてリターンを返す意思を持たれていることに対しても、強い未来への決意を感じています。そんなチャレンジに、微力ながら参画できたことを、とても嬉しく思っています。


合同会社エン 代表社員 増田芳隆様
[画像4: https://prtimes.jp/i/122624/3/resize/d122624-3-fca670565bb50fac8d56-2.jpg ]


【ご経歴】
リクルートにて経理財務を中心に管理部門を歩む。経理部長・リクルートアドミニストレーション執行役員等を歴任。リクルートホールディングスの上場を経て2015年3月退職。退職後合同会社エン設立。東海染工社外取締役就任(現任)。



【コメント】
娘の東京のベンチャー企業への就職に際し、会社保証での審査が通らず、住居探しに苦労したという体験が発端でした。
本人の意欲や覚悟にかかわらず、もっとも重要なインフラである住居が様々な理由から確保できない人々のため、無保証や廉価で提供するような支援はできないかと考え始めた頃に紹介いただいたのがLivEQualityでした。
岡本さんを中心としたスタッフさんたちのビジョン・姿勢・行動力に共感し、この事業を側面支援するほうが早く確実に社会貢献につながると確信し、今回の参画に至りました。


藤田淑子様(フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社 代表取締役)
[画像5: https://prtimes.jp/i/122624/3/resize/d122624-3-174f86f2baaf1a9633a8-3.jpg ]


【ご経歴】
外資系金融機関のプライベートバンキング部門に約20年間従事した後、法科大学院を経て地域活性化支援、障害者就労支援施設、子ども食堂に関わる。その後、一般財団法人社会変革推進財団にてインパクト投資の普及に従事。現在はフィランソロピー・アドバイザーズ株式会社を立ち上げ、共同代表を務める。


【コメント】
この債券が挑む課題が、どうしても私が生きているうちに解消したいテーマだったからです。
1.シングルマザーも安心して生活を送れる社会に。
2.不動産賃貸で、偏った認識による貸し渋りをなくしたい(シングル、女性、預金があっても未就労者はお断り、など)。
「償還する20年後には、これらの問題は絶対に解消していてほしい。そのために私にできる事は何か。」
債券を持つことで、この課題が一層自分事になり、新たな目標ができました。


株式会社LivEQuality大家さん 代表取締役社長 岡本拓也のコメント



[画像6: https://prtimes.jp/i/122624/3/resize/d122624-3-186b32c66c2c011db95c-5.jpg ]

この度、第2回インパクトボンドを発行し、第1回との累計総額5億円の資金調達を完了しました。この資金を元に、本日あらたに居住用16戸の物件を取得し、保有物件数が累計100戸を超えましたこと、一つの節目として嬉しく思っております。
2021年4月の事業ローンチから、来月末で丸3年が経ちます。その間に22世帯54人のシングルマザー母子を受け入れ、社会的資源に繋ぎ、自立に向けた伴走的支援を行っています。
しかし、高まるニーズに比べて、まだまだ物件数が圧倒的に不足しています。コロナ禍が収束に向かった後でも、「住まいの問題」は解決に向かうばかりか、昨今の物価高を背景に深刻さを増しています。
この問題の解決に向かうためには、資金を提供して下さる投資家の後押しが不可欠です。今回、あらたに3名と2社のインパクト投資家の皆さんに参画いただきました。共に解決に向かう“同志”であるインパクト投資家の皆さんと共に、益々深刻化する課題の解決を加速させてゆきます。
そして、一日も早く、一人でも多くの住まいを失った母子に「安心安全な”住まい”と”繋がり”」を届けられるよう、チーム一丸となって精一杯のお仕事をして参ります。

問合せ先


メールアドレス:lq_ooya_info@livequality.co.jp(中村)
電話番号:052-661-0081(千年建設株式会社内)
URL:https://livequality.co.jp/ooya

会社概要


会社名:株式会社LivEQuality大家さん
所在地:愛知県名古屋市熱田区千年1丁目11番3号
設立:2022年11月
資本金:1億円
代表取締役:岡本拓也
取締役:宮崎真理子、須田元雄(公認会計士)
監査役:溝渕雅男(弁護士)
事業内容:シングルマザー向け住宅の調達と提供(アフォーダブルハウジング)

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