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第9回「洋酒技術研究会賞」を受賞

PR TIMES / 2022年5月19日 20時15分

~「鋳造製ポットスチル「ZEMON(ゼモン)」の開発」において~

若鶴酒造株式会社(本社:富山県砺波市三郎丸、代表取締役社長:小杉康夫)三郎丸蒸留所は、洋酒技術研究会において地元産業である高岡銅器の鋳造技術を用いた単式蒸留器「ZEMON(ゼモン)」の開発において第9回「洋酒技術研究会賞」を受賞しました
今までの蒸留器は純銅製であるという常識を破り、伝統産業技術を応用するという技術的チャレンジを行い、さらには検証を重ね開発し、酒質においても十分な品質が評価できたとして選出されました。



若鶴酒造株式会社(本社:富山県砺波市三郎丸、代表取締役社長:小杉康夫)三郎丸蒸留所は、洋酒技術研究会において地元産業である高岡銅器の鋳造技術を用いた単式蒸留器「ZEMON(ゼモン)」の開発において第9回「洋酒技術研究会賞」を受賞しました
今までの蒸留器は純銅製であるという常識を破り、伝統産業技術を応用するという技術的チャレンジを行い、さらには検証を重ね開発し、酒質においても十分な品質が評価できたとして選出されました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/31708/58/resize/d31708-58-45020eabc8f6627c95b6-0.jpg ]


単式蒸留器(ポットスチル)について
ウイスキーのポットスチルは必ず銅製のものが用いられます。蒸留時に銅が不快な成分(硫黄化合物などから由来する成分等)と反応し、除去することで香りを引き出すためです。従来の蒸留器は純銅製であり、曲げ・絞り・溶接という板金加工により製作されています。そのため、製作に要する作製期間が長く耐久性に関しても限界がありました。

従来のポットスチルと鋳造製ポットスチル「ZEMON(ゼモン)」の違い
「ZEMON(ゼモン)」は高岡銅器の梵鐘の技術から生まれた全く新しいポットスチルです。北陸で唯一のウイスキー蒸留所である三郎丸蒸留所と梵鐘造りの名匠である株式会社老子製作所および富山県産業技術開発センターの共同で開発されました。
名称の「ZEMON(ゼモン)」は、株式会社老子製作所の屋号である老子次右衛門(おいごじえもん)から名付けられました。第32回中小企業優秀新技術・新製品賞、第36回素形材産業技術賞「経済産業大臣賞」ほか各界より表彰を受けています。
「ZEMON(ゼモン)」のメリット
・肉厚をもたせ高耐久を実現、短納期を可能に
鋳物工法により型による成形が可能になり、短納期での製造が可能になりました。また、十分な肉厚をもたせることができ、本体の高寿命化が可能になりました。
・銅、錫の2つの効果で酒質の高品質化に寄与
「ZEMON(ゼモン)」は従来の純銅ではなく銅錫合金によりつくられています。錫は古来より酒の味をまろやかにするといわれており、高品質な酒質を実現します。また、砂型により表面に細かな凹凸があり表面積が大きくなるため、銅と錫の効果をより引き出すことができます。
・省エネを実現
従来の蒸留器は熱が逃げやすく、エネルギーロスが発生していました。「ZEMON(ゼモン)は蓄熱性が あり、熱伝導が小さいため従来の蒸留器に比べて少ないエネルギーで蒸留することができます。


受賞概要
・受賞研究 「鋳造製ポットスチル「ZEMON(ゼモン)」の開発」
・研究会名 洋酒技術研究会
・受賞日  2022年5月16日(月) 13:30より
・受賞者  若鶴酒造株式会社 取締役 三郎丸蒸留所マネジャー&マスターブレンダー 稲垣貴彦
・会場    大手町LEVELXXI東京會舘 スタールーム (住所:東京都千代田区大手町2-2-2)
[画像2: https://prtimes.jp/i/31708/58/resize/d31708-58-d74e3bcc56c2ab9fa891-1.jpg ]

「洋酒技術研究会」について
1963年に国産洋酒の品質向上を目的に設立。洋酒製造に携わる研究者や技術者が中心に会員となっており、洋酒製造に関する情報、法制度等の情報発信、共有を行っています。年1回総会があり、その場で日本の洋酒業界の発展に大きく貢献のあった者に対し、「洋酒技術研究会賞」が授与されます。

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