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ICTを活用した社会人基礎力を養うアクティブ・ラーニングを学習塾や中学・高校で実施「すららソーシャルラーニング」最優秀チーム決定

PR TIMES / 2015年9月1日 11時21分

小中高生の意見レポートvol.2 テーマ:宿題は廃止すべきか “教育のゲーミフィケーション”を具現化!クラウド型学習システム「すらら」

株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:湯野川孝彦)は、「すらら」を学習している小中高生を対象にICTを活用したアクティブ・ラーニング(※1)として「すららソーシャルラーニング」を開催し、栃木県の学習塾「まんてんキッズ 那須塩原教室」のチーム名「Iラブ那須 チーム Green Jr」を最優秀チームに決定しました。



[画像1: http://prtimes.jp/i/3287/101/resize/d3287-101-285075-1.jpg ]



(※1)アクティブ・ラーニング
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。(参考:文部科学省)

「すららソーシャルラーニング」とは、ICTを活用した「アクティブ・ラーニング」や「協働学習」型のイベントです。独自のソーシャルネットワーキングツールを利用することで、全国各地で「すらら」を学習する様々な学年のユーザーが同じ場でともに意見を交わし、その後、同校舎内の3名でチームを結成、WEB上で出された意見を参考に課題に対するチームの意見を導き出します。日頃「すらら」で身につけた「基礎学力」に加え、それを活かす為の「社会人基礎力(情報収集力・分析能力・課題発見能力・課題解決能力といった正解のない課題を解決する力)」を身につけることを目的に開催しています。

今年5月23日(土)から8月29日(土)まで、「宿題は廃止すべきか」をテーマに開催した本イベントにおいて、最優秀チームは栃木県の学習塾「まんてんキッズ 那須塩原教室」のチーム名「Iラブ那須 チーム Green Jr」に、優秀チームは山梨県の学習塾「study garden アスミラ」のチーム名「Show New 道」と、兵庫県の学習塾「向田塾」のチーム名「向田塾in淡路島」に決定しました。

今回、ソーシャル・ネットワーキングツール上では、自分の意見を書き込むだけにとどまらず、他人の意見に対し、質問や賛成・反対意見の書き込みが多く、議論を深めていく様子が見られました。提出されたレポートでは、宿題は廃止すべき・すべきでないという両方の意見が見られましたが、自分側の結論に固執せず、多面的な視点で論理展開がなされていました。また、多くのレポートで現状の問題点の指摘やより良いアイデアの提案がなされ、深いレベルまで考察できており、チームで話し合い協働学習した過程がレポートから伝わってきました。

【「すららソーシャルラーニング」イベント開催概要】
○開催期間:2015年5月23日(土)~2015年8月29日(土)
○参加対象:すららで学習している小中高生
○チーム編成条件:同校舎内の生徒3名
○審査員:慶應義塾大学 教育経済学者 中室牧子氏(イベント監修・特別審査員)、すららネット
○テーマ:「宿題は廃止すべきか」
○イベントの流れ
 step1. 学習課題に対し出題される質問に個人でオンラインシステム上に回答。
 step2. 同校舎内の生徒3名でチームを結成後、先生に依頼しエントリーをする。
 step3. 個人回答を参考に、最終的な意見やなぜそのような結論にしたのかの理由をチームでレポート作成し、提出。※レポートの形式は、紙でもデータでも可。
 step4. レポート提出チームから、優秀チームが決定。
 step5. 優秀チームは、Web会議システムを使った発表会に参加。
 step6. 発表会。最優秀チーム決定・表彰。
[画像2: http://prtimes.jp/i/3287/101/resize/d3287-101-682350-2.jpg ]

[画像3: http://prtimes.jp/i/3287/101/resize/d3287-101-551735-3.jpg ]



■最優秀賞  チーム名:Iラブ那須 チームGreen Jr
(まんてんキッズ那須塩原教室 所在地:栃木県 小学生3名)

○子どもたちの意見(一部要約)
「学校の宿題があったら良いか、ない方が良いか」を今まで考えたことがなかった。なぜなら「宿題は毎日の生活習慣のひとつ」だからだ。

宿題はあったほうが良いと思うか、無いほうが良いと思うか、(自分たちの周りの)小学校5~6年生に聞いたところ、「あった方が良い」と「ない方が良い」が半数ずつであった(n=72)。ない方が良い理由は、体に悪い・自分の好きなことができなくなる・面倒だからといった意見が多い。また、あった方が良い理由は、自分のため・将来好きな仕事ができる、という意見が出て将来のことをみんなが考えていることが分かった。

結論としては、宿題はあったほうが良く、やる気が出る宿題が効果的だと思う。例えば、いろいろな体験学習に参加する・自分のためにも友達のためにもなる宿題・楽しめるような宿題といったものが考えられる。

○講評
審査員一致でプレゼンテーションのレベルが高かった。データを自分でとって、それを分析していたことが、高い説得力を持たせていた。また、各国の事情もきちんと調べることができており、非常に短い時間の中でも、ドキュメンタリーを見ているような感覚があった。小学生にこんな事ができるのか!と感激するようなレベルの高さでした。


■優秀賞(全国二位)  チーム名:Show New 道
(study garden アスミラ 所在地:山梨県 高校生3名)

○子どもたちの意見(一部要約)
1番良いのは宿題などなくても生徒が自主的に学習する状態だが、現実的には誰もがそうできるわけではない。よって私たちが思う理想の宿題制度は、まず宿題が要らないという者を募り、明確な理由があれば課さず、課す者には個人に合ったレベル・量を与えるものだ。

しかし、理想と現実にはギャップがあり、一人一人に合わせた宿題を課すのは先生側に対して多大な負担となる。宿題は本来、生徒の学習を手助けするものであったはずである。しかし、答えを写して提出する者、目的が終わらせることにすり替わってしまう者もおり、宿題としての機能を失っている。私たち生徒の勉強が勉強としての効果をもたらすための一番の近道は、好きという感情である。

そこで、宿題は廃止せず、新しい宿題の道(ICTを活用した個々人に合った宿題/反転学習といった授業内容の改革)の開拓を行うことを提案したい。

○講評
いろいろな工夫が発表の中に見られた。高校生だけあって、プレゼンテーションの仕方もこなれていた。何よりもよかったのは、最後に「結局は、どうすべきか?」という点につっこんで具体的に発表できていた点。社会に出たときも、「結局はどうなのか?どうすべきか?」という、大人の世界でも抜けがちな部分を 自分たちなりのソリューションを示すことができていたことが非常に大きな評価ポイント。


■優秀賞(全国三位)  チーム名:向田塾in淡路島
(向田塾 所在地:兵庫県 中学生3名)

○子どもたちの意見(一部要約)
宿題は廃止すべき。自主的にする方が、やらされるより頭に残る。自ら勉強に取り組むことで自信がつき、迷いが少なくなり、達成感が味わえる。宿題のない国フランスでは自分の好きな事を追求するような方針であるが、それは人に命令されるような仕事はこれからの時代必要が無くなり、考えることが大切になってくるからだと考えられる。自分からする勉強には、目標などの勉強の意味があると思う。してもしなくても良い状態で、自主的に勉強する習慣がなければ、学校を卒業したら勉強をしない人になりそうに思う。

○講評
画用紙を用いて、質問形式でやりとりしながらの発表で、聞く人に配慮された、聞きやすいかつユニークな発表で楽しく聞くことができた。最終レポートの段階で用いていた図や表が非常に良く出来ていたので、それを発表でも見せることができていれば、もっと良くなっていた。

【参考資料】
以下、最優秀賞のIラブ那須 チームGreen Jr の提出レポート一部抜粋です。
[画像4: http://prtimes.jp/i/3287/101/resize/d3287-101-704723-4.jpg ]


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