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イーベイ・ジャパン、2023年間 越境ECレポートを公開

PR TIMES / 2024年3月7日 13時45分



ポストコロナでもeBayにおける日本からの販売は二桁成長を達成

日本市場の成長に期待が高まり投資傾向に。成長率では「自動車パーツ」が1位


-「真贋鑑定 配送サービス」日本センター設立、独自の配送サービス、多国展開など日本の成長に期待する投資が加速
- 取引額首位はアパレルやアクセサリーなどのラグジュアリー商材で不動の人気
- 成長率では「自動車パーツ」が1位、2位「デジタルカメラ」続伸しトップ10入りのポジションを確立。多国展開や鑑定サービス導入の効果がみられる

[画像1: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-3686c837741c23834523-1.jpg ]

 世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラーの越境EC(海外販売)を支援するイーベイ・ジャパン株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:岡田 雅之、以下イーベイ・ジャパン)は、2023年(1-12月)の年間において日本セラー(販売者)から出品されたアイテムの販売動向を発表しました。

 2023年の取引額では、昨年に引き続き1位が「レディース アパレル&バッグ ブランド小物」、2位が「時計・パーツ&アクセサリー」となりラグジュアリー商材が安定的にTOP2を占める結果となりました。ブランドバッグについては、プロによる商品鑑定サービス「eBay真贋鑑定・配送サービス 日本センター」が昨年オープンしたことも追い風となっており、本サービスは2024年内に全セラーへ対象を拡大予定です。

 各カテゴリーの取引における成長率では、自動車パーツが対前年比で50.3%増と大きく成長し1位になりました。2位は42.6%増でデジタルカメラとなり、取引額ランキングでもトップ10入りを果たしました。3位のトレーディングカードも25.8%増と安定して市場が成長しています。

2023年度(1-12月)日本からの「越境EC」取引に関するデータ【カテゴリーランキング】


<取引額TOP10>
取引額ランキングでは、1位がレディース アパレル&バッグ・ブランド小物、2位が時計・パーツ&アクセサリーとなり、昨年に続く結果となりました。3位はアニメアート&キャラクターグッズとなり、デジタルカメラが10位にランクインしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-230c51bdfa168fea84ca-1.jpg ]

※日本からの「越境EC」取引に関するデータ(期間:2023年1月~12月) 前年同期 売上対比

<成長率TOP3>(前年同期比)
[画像3: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-1db9f0f2aa1b31d9075b-2.jpg ]

取引額TOP10のうち、前年同期比で大きく成長したカテゴリーの成長率ランキングでは、昨年3位だった自動車パーツがさらに大きく成長を見せ1位を奪取しました。続くデジタルカメラも2022年から着実に市場を拡大させています。トレーディングは2021年に取引が急拡大して以降は安定した市場となっていましたが、再びTOP3に食いこむ成長をみせました。

【カテゴリー別 売れ筋・注目商品】
2023年度に日本から多く売れた商品や注目度の高い商品をイーベイ・ジャパンの各カテゴリー担当者がピックアップ

〈ファッションカテゴリー〉
一年を通してオフラインマーケットでラグジュアリー関連が最高収益を更新する中、前半は低調なUSオンラインマーケットの影響で苦戦を強いられましたが、後半はUSのマーケットトレンドに合わせたクーポン施策等で堅調に推移しファッションカテゴリー全体では前年比7%で着地しました。
主力の2カテゴリーは引き続きウィメンズバッグ、時計と年間を通して変わらず、前年比+5%で推移する中、続くメンズバッグが+24%、ファインジュエリーが+38%と大きく売り上げを伸ばしました。
ブランドでは引き続き、エルメス、ルイヴィトン、シャネル、ロレックス、オメガが売り上げを牽引する中、ヴァン クリーフ&アーペル、カルティエを軸とした高級ジュエリーもシェアを上げました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-004a735f5a485f0c0095-3.png ]

【ハンドバッグ】
昨年12月にはラグジュアリーブランドのハンドバッグ&財布を安全にお取引頂く為の無料(一部バイヤー負担で有料)の「eBay真贋鑑定・配送サービス 日本センター」が国内にオープン。プロの鑑定士により商品を鑑定、また商品状態をチェックすることでバイヤーは安心して商品を購入でき、また返品が発生した際も販売時同様の鑑定を受けるため、問題のある商品の返品を防ぎ、セラーにも多くのメリットがあるサービスで、2024年にはパイロットセラーからすべてのセラー様に拡大を予定しております。

【スニーカー】
[画像5: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-bd6b903593cea4f6a761-4.png ]

売上を牽引するのはナイキで約3割強のシェアとなる中、日本セラー特有のブランドとしてアシックス、オニツカタイガー、ミズノがTop5内にランクイン。3ブランドで全体のスニーカーの売上額の3割弱を占めています。
(カテゴリーマネージメント部 カテゴリーマネージャー 北爪紀子)





<コレクティブルズカテゴリー>
コレクティブルズカテゴリーにおいて、月のアクティブ販売者数*が+22%の伸びを見せるなど2023年度は飛躍の年となりました。(*2022年と2023年の12月を対比)

【アニメグッズ】
やや苦戦のスタートではあったものの、年末商戦期である11月~12月期は、売上が大きく伸長(+11.8%増)  これは、日本郵便のSmall packetが11月に再開した影響及び、多国展開ツールであるeBaymagを通してヨーロッパなどのUS以外のサイトでの売上が向上した点が挙げられます。
コレクティブルズカテゴリー情報をメールにて発信する「eBay Collectors」を開始し、その中でも第3四半期後半からレゴ商品において多く焦点を当てました。
その結果、昨対比+34.1%と伸長しました。まだまだ小さなカテゴリーではありますが、本年度も注目のカテゴリーの一つです。
[画像6: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-9b3774bfd6c2d8766052-5.png ]

※ポケモンカード(BOX)とポケモンカード(シングル)は販売数が1番多かった商品。高単価トレーディングカードは今期最も高額で販売された商品で、3商品が同率1位。

【トレーディングカード】
25.8%増と急成長を見せました。第一四半期は鈍化傾向だったものの、第2四半期に昨対比+53%、第3四半期には、+54%と大きく伸長しました。増加の要因として、2023年6月16日(金)に発売された「ポケモンカード151」の影響力が大きく、今なお売れ続けています。
ポケモンカード以外でも「ONE PIECE」のトレカの伸びが目立ち、2022年度と対比すると、5倍近く伸長しました。リリースされてまだ短いトレカではありますが、今年3月に初の世界大会が日本で開催されることもあり、出品点数に比べ売上はポケモンカードの次に大きなカードシリーズとなっています。また、今年は「遊戯王カード」が2024年2月に25周年を迎えるため、遊戯王も目が離せません。
(コレクティブルカテゴリーマネージャー  市田良介)


〈自動車パーツ・カメラ・楽器カテゴリー〉
[画像7: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-c7dd287b8fdd0e2a155f-6.png ]

【カメラ】
2022年までは特にフィルムカメラが多く購入されている傾向にあったものの、昨年はデジタルカメラの需要がそれを上回る勢いで高まっていることを実感した一年でした。ついにはデジタルカメラが伸び率2位で前年比42.6%にまで成長。
中古カメラを買うなら日本から、というイメージがバイヤーの間で根付いているようで、US以外のオーストラリア、UK、ドイツ等のeBayの各主要サイトでもフィルムカメラ、レンズ、デジタルカメラの3つのカテゴリーが10位以内にランクインしています。特にコンパクトカメラは海外需要が急激に上がったことで売上が前年の2倍に膨れ上がっています。

また、SigmaやFujifilmのマニュアルフォーカスレンズの需要が急速に高まっているのに対して日本からの供給にまだまだ伸びしろがある状況なため、今年はUSのタックスリターン期に更なる盛り上がりが予想されます。
引き続き「多国展開」と「デジカメを中心とした売れ筋商品の供給」がポイントにカメラカテゴリーの成長が期待されます。

[画像8: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-ce68afc7da1ed7966da1-7.png ]

【自動車パーツ】
昨年第2四半期、第3四半期と成長し続けていた自動車パーツですが、昨年1年間でついに伸び率第一位、前年比+50.3%という凄まじい伸びを見せました。過去5年間で5倍、2年前からも2倍の市場規模にまで成長しており、2024年に入った今も年始から更なる盛り上がりを見せている状況です。

新品のメーカー純正部品が販売商品の多くを占めるという状況は長らく変わりませんが、出品商品のバラエティが豊富になっている点が昨今の注目ポイントです。例えば、メインのUSサイトでは軽トラック関連部品の日本からの売上が2022年から2023年の1年間で約3倍の規模に拡大しています。

その他のサイトにも面白い傾向が見られ、オーストラリアサイトではHKSやBRIDE、Cuscoなど著名なアフターマーケットパーツが、UKサイトではYAMAHAやKAWASAKI等のバイクパーツが自動車メーカー純正部品に名を連ねて人気となっています。右肩上がりに高まり続ける北米を中心とした需要の高さと、それに応えるように増えている日本の販売者数と供給量の増加を考えると、2024年も自動車パーツは伸び率上位を維持した状態で売れていくことが予想されます。
(カテゴリーマネージメント部 カテゴリーマネージャー 古谷まゆみ)

[画像9: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-2b5c71cd1a8b138513c8-8.png ]

【スポーツ用品】
スポーツ用品市場は昨年中盤から今日に至るまで順調な成長を続けており、2023年には前年比23%の成長を達成しました。特に目覚ましいのはゴルフ用品市場で、昨年比で53%もの成長を見せました。この急激な成長の背景には、ゴルフが従来の高尚なスポーツから、よりカジュアルなスポーツへとシフトしていることが挙げられます。その結果、世界中の若者層におけるゴルフ人気が急速に高まっていると考えられます。


【2024年 注目カテゴリー】
[画像10: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-957e9eccf8e50b0c8e64-9.png ]

【日本のアンティーク】
世界に誇る伝統文化である「日本のアンティーク」は、根強い人気があります。とりわけ日本独自の文化である「侍」は非常に人気が高いジャンルです。職人の減少もあり、希少価値も高くなりつつある日本のアンティーク商材。インバウンドも回復基調の傾向があり、日本の文化に触れる訪日外国人も増え、さらに人気が高まると予想しています。

【レゴ】
レゴは日本に上陸して歴史も長く、子供のころ遊んでいた方も多いのではないでしょうか。レトロなものから新発売のものまで幅広く販売されています。アメリカではすでに在庫切れになっている人気シリーズや過去の人気なレトロレゴは高値で取引されています。まだまだ日本から出品点数はそこまで多くありませんが、eBayでは需要が高いジャンルの1つです。

【ホーム&ガーデン】
ホーム&ガーデンでは包丁などのキッチン用品、またインパクトドライバーなどの工具など日本の技術が光る有名メーカーが活躍するカテゴリーがありますが、浄水器のフィルターなど海外では購入できない根強い人気がある消耗品なども注目の商品となります。

2023年の振り返りと今年の展望


 2023年度は、為替の安定やコロナ禍の終息によるインバウンド観光の復活など、越境ECにとって大きな追い風となる外的要因が少なく厳しい状況でした。一方、そうした中でも、eBayにおける日本からの販売額は二桁成長という目覚ましい成長を遂げ、2024年に入っても安定した好調をキープしています。また、公式の多国展開ツールeBaymagの本格的導入により、前年比でヨーロッパ向け+21%、注目の高かったオーストラリア向け+19%の売上金額の伸びを見せ、販売者にとって新たな市場開拓の助けとなりました。
 今年もアメリカ大統領選挙などの状況変化が予想されますが、社会に根付いたサステナビリティ意識の更なる高まりや、円安による外国人旅行者の増加に伴う日本製品への需要増など、追い風が期待される要因が大いにあります。
 本年の展望としてはAuthenticity Guarantee(真贋保証サービス)の取り扱いカテゴリーの拡大や、eBay独自の配送サービスであるSpeedPAK(eBay公式物流サービス)でのロジスティクスのサービス拡充を予定しており、これらのイニシアティブを軸として更なる市場拡大を進めてまいります。

(カテゴリーマネージメント部 部長 北村直樹)

【 eBay Inc.およびイーベイ・ジャパンについて 】
[画像11: https://prtimes.jp/i/15238/115/resize/d15238-115-12dcc3244da5eb3cbd94-10.jpg ]

eBay Inc.(米国NASDAQ上場、ティッカーシンボル:EBAY)は、世界をリードするeコマース企業として世界中の個人、起業家、あらゆる規模の企業・組織のすべての人の生活を豊かにするために、190以上の国と地域でセラー(売り手)とバイヤー(買い手)をつなぐマーケットプレイスを運営しています。1995年に米国カリフォルニア州サンノゼで創業されて以来、eBayは価値ある商品やユニークな商品が見つかる世界最大級のマーケットプレイスとして、活発な取引の場を提供し続けています。2023年は730億ドルを超える総取引額がありました。
会社情報の詳細と運営サイトの情報はこちらからご覧いただけます。
https://www.ebayinc.com/

【イーベイ・ジャパン株式会社】 
本社所在地:東京都港区
事業内容:eBay Inc.の日本法人として、オンライン・マーケットプレイス「eBay」を通じた日本セラーの「越境EC」支援を行っています。
https://www.ebay.co.jp/

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