理解されにくい関節リウマチ患者さんの主観的症状に関するアンメットニーズと患者さんと医師と看護師のコミュニケーションの理解を深める「関節リウマチ Good DAY看護師と考えるコミュニケーションブック」
PR TIMES / 2019年7月1日 19時40分
協働的意思決定の現状と課題について取り上げ、関節リウマチのより良い治療を探る
日本イーライリリー株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:パトリック・ジョンソン、以下「日本イーライリリー」)は、学校法人兵庫医科大学 兵庫医療大学 看護学部看護学科 教授(日本リウマチ看護研究会 会長)神崎 初美先生、京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授 中山 健夫先生の監修のもと、理解されにくい関節リウマチ患者さんの主観的症状に関するアンメットニーズと患者さんと医師と看護師のコミュニケーションについて理解を深める「関節リウマチ Good DAY 看護師と考えるコミュニケーション ブック」を作成しました。また、「関節リウマチ 協働的意思決定について考えるムービー」も公開しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/5823/121/resize/d5823-121-435382-0.jpg ]
関節リウマチGood DAY看護師と考えるコミュニケーションブック
URL: https://www.lilly.co.jp/goodday2019/communication_book/index.html
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=SahvTckBII0 ]
関節リウマチ 協働的意思決定について考えるムービー
URL: https://www.lilly.co.jp/goodday2019/communication_book/index.html#movie
関節リウマチは、日本での患者数が70~80万人※1と推定されており、仕事や家庭を築くライフステージの重要期にある40代の女性が診断されることも多い疾患です。近年、関節リウマチ治療は大きく進展し、寛解※2を目指し、関節破壊の抑制を介して患者さんの長期予後を改善することができる時代となりました。一方で、2017年7月7日~8月9日に実施の「関節リウマチの主観的症状と医師と患者さんのコミュニケーションに関する患者調査」(調査結果URL:https://news.lilly.co.jp/down2.php?attach_id=300&category=3&page=1&access_id=1762)からは、日常で痛みを感じている患者さんは9割強、倦怠感を感じている患者さんは8割強、こわばりを感じている患者さんは6割強であり、医師から寛解と言われている患者さんであっても、主観的症状が残っている方が多くいらっしゃることが明らかになりました。また、主観的症状は、目に見えないことから伝えることも容易ではなく、医療現場でのコミュニケーションの課題や社会生活における悩みを抱え続けている患者さんがいらっしゃるという現状があります。
「関節リウマチ Good DAY 看護師と考えるコミュニケーション ブック」では、「関節リウマチの主観的症状と医師と患者さんのコミュンケーションに関する患者調査」、および2018年8月23日~9月26日に関節リウマチ診療に関わる看護師を対象に実施した「関節リウマチ診療に関わる看護師と患者さんのコミュンケーションに関する調査」(調査結果URL:https://news.lilly.co.jp/down2.php?attach_id=567&category=12&page=1&access_id=1856)の結果に基づき、主観的症状がリウマチ患者さんにどのような影響を与えているかや、患者さんと医師と看護師のコミュニケーションにおいて、どのような課題があるかをまとめました。さらに、患者さんと医師が、治療法選択の際に、情報を共有しながら、協力して治療に関する意思決定を行う“協働的意思決定(Shared decision making:SDM)”の現状と課題についても取り上げています。また、この冊子では、調査結果を基に、実際に関節リウマチ患者さんが、主観的症状が生活や心理へ与える影響、および症状に関する医療従事者と患者さんのコミュニケーションの現状や課題について話し合い、その内容を絵や言葉で分かりやすく描き起こすことで『見える化』したグラフィックレコード※3をご紹介しています。本冊子を監修した学校法人兵庫医科大学 兵庫医療大学 看護学部看護学科 教授(日本リウマチ看護研究会会長)神崎 初美先生は、以下のように述べています。「看護師は、患者さんの症状や日常生活をよく聞き取り、協働的意思決定を積極的にサポートしていくことが重要です。また、患者さんには、ご自身の治療をサポートするチームとして積極的に看護師に頼っていただきたいと思います」。また、同じく本冊子を監修した京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授 中山 健夫先生は、「より良い患者ケアの実現には、科学的根拠に基づく医療の知識と、患者さんを尊重したコミュニケーションから知りうる患者さんご自身の価値観を統合した、協働的意思決定の実践が必要です。関節リウマチ患者さんが症状を感じる場面や感じ方は一様には捉えがたく、また日常生活や心理面への影響も大きいことから、患者さんと医療者のコミュニケーションの充実がとても大切です。患者さんご自身やご家族、医師や看護師を含めたチーム医療につながる皆で、患者さんにとっての『良い日(Good DAY)』に向かって、力を合わせていきましょう」と語っています。
※1 : 厚生労働省:リウマチ・アレルギー対策委員会報告書について, 2011,8
※2 : 病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的、あるいは永続的に軽減、または消失すること
※3 : 会議やミーティング、あるいはカンファレンスやワークショップなど、さまざまな立場の人たちが集まる場所で行われる議論をグラフィックによって可視化することで、より良い対話をもたらし課題解決に導く手法。「関節リウマチ Good DAY コミュニケーションブック」においては、患者さんの話し合いをもとに作成したグラフィックレコードはピンクの枠内に掲載しています。
<小冊子概要>
冊子名 :関節リウマチ Good DAY 看護師と考えるコミュニケーション ブック
作成・発行 :日本イーライリリー株式会社
監修 :学校法人兵庫医科大学 兵庫医療大学 看護学部看護学科 教授 神崎 初美先生
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学分野 教授 中山 健夫先生
仕様 :A4 サイズ/全16ページ
すべてのページをこちらからご覧頂けます
URL:https://www.lilly.co.jp/goodday2019/communication_book/index.html
<コンテンツ>
1.患者さんの主観的症状と医師とのコミュニケーション
[画像2: https://prtimes.jp/i/5823/121/resize/d5823-121-295119-2.jpg ]
2.患者さんと看護師のコミュニケーション
[画像3: https://prtimes.jp/i/5823/121/resize/d5823-121-230089-3.jpg ]
3.看護師と医師のコミュニケーション
[画像4: https://prtimes.jp/i/5823/121/resize/d5823-121-114346-4.jpg ]
4.関節リウマチ診療における協働的意思決定とは?
[画像5: https://prtimes.jp/i/5823/121/resize/d5823-121-912469-5.jpg ]
5.看護師としての協働的意思決定への関わり
[画像6: https://prtimes.jp/i/5823/121/resize/d5823-121-783953-6.jpg ]
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
治療選択肢が増えた短腸症候群に関する臨床疑問を解決する、診療科を横断した「短腸症候群/腸管不全」専門医チームが発足
PR TIMES / 2024年4月26日 18時40分
-
テックドクターが携わる慶應義塾大学医学部内科学教室(リウマチ・膠原病)主導のAMED研究の成果が国際学会『ISPOR 2024』に採択
PR TIMES / 2024年4月12日 12時40分
-
強直性脊椎炎と闘うタレントの十條莉緒さん「ドクターを調べ上げて病院を渡り歩いた」
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年4月1日 9時26分
-
膝の手術した小学6年の少年→11年後…執刀医と感動の再会 「医者冥利に尽きる」ネット民も喝采の報告とは
まいどなニュース / 2024年4月1日 6時50分
-
体のあちこちが痛い…50代女性に多い疾患3つかも!? 当てはまる症状は?
ハルメク365 / 2024年3月29日 11時50分
ランキング
-
1突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 9時0分
-
2なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
3濃口醤油と淡口醤油、塩分が高いのはどっち?…醤油の「色の濃さ」と「味の濃さ」の知られざる関係
プレジデントオンライン / 2024年4月26日 8時15分
-
4「加賀屋」50歳の元若女将が選んだ"第2の人生" 震災からの復興への道、仕事術について聞く
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 13時0分
-
5円安、物価上昇通じて賃金に波及するリスクに警戒感=植田日銀総裁
ロイター / 2024年4月26日 18時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください