【報道参考資料】南スーダン 内戦危機 家族とはぐれた子どもはジュバで少なくとも189人
PR TIMES / 2014年1月17日 15時47分
ユニセフ情勢レポート(2014年1月15日)/日本人スタッフ活動中
※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/appeals/files/UNICEF_South_Sudan_SitRep5_15Jan2014.pdf
でご覧いただけます
ユニセフ・南スーダン事務所では、日本人の子どもの保護専門官が、家族とはぐれた子どもや
性的暴力を受けた女性や女の子の保護などの支援事業に従事しています
ご取材を受けておりますので、ご希望の際には、日本ユニセフ協会広報室までお問い合わせ
ください
【2014年1月15日 ジュバ発】
■数字で見る概況
・避難している人数:41万3,000人(12月15日以降、国内で避難している人の数)
・避難している人のうち18歳未満の子どもの数*(推計):21万1,325人
・国外に避難している人数:7万4,300人
※OCHA 2014年1月13日時点
■2014年人道支援必要支援額:7,410万米ドル(現時点で99%の資金が不足)
■概況
・避難者が多くなっているのは、中央エクアトリア州、西エクアトリア州、ジョングレイ州、
ユニティ州
・最大の懸案は、最も支援が必要な地域へのアクセス、対立の激化が背景に
・国内避難民のうち約51%は何らかの支援を受けている
・国連やNGOの事務所や車、倉庫が略奪にあい、支援活動に支障をきたしている
・これまでに、ユニセフは87,500人の避難民に1日あたり15リットルの水を供給
・ユニセフの支援により、ジュバ、ベンティウ、アウェイルの避難民キャンプで、15歳未満
の避難民の子ども32,846人にポリオとはしかの予防接種、ビタミンAと虫下しの投与を実施
・ユニセフなどの支援を受け、教育相と科学技術省は、小学校の卒業試験を実施、避難民
462人も受験
・戦闘開始以来、医療施設で治療を受けた銃創負傷者は国内で2,600人以上、死者は推定
10,000人以上
<子どもの保護>
ジュバ
・家族とはぐれた子どもは189人、前の週より9%増加、30人が家族と再会
・親がはぐれた子どもを探しているケースは76件、前回報告より5%増加、11%が再会
・子ども73人が里親の元で生活
・2つのキャンプでの子どもの心のケアの戦略を立案中
・性的暴力を受けた子どもたちのための治療を開始
アウェイル
・家族とはぐれた子どもは21人
・親がはぐれた子どもを探しているケースは8件
・家族の元へ戻れた子どもは2人
・子ども向けのレクレーションキット10セットや衛生キット20セットなどを提供し、子ども
にやさしい空間を準備中
■参考情報:南スーダンに関する統計(出典:ユニセフ『世界子供白書2013』)
総人口 1,031万4,000人、5歳未満児死亡率(出生1000人当たり)121人(世界で15番目の高さ)
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Iyorlumun J Uhaa, UNICEF South Sudan, Representative, iuhaa@unicef.org
Lillian Okwirry Doune Porter, UNICEF South Sudan, OIC for Deputy Representative
lokwirry@unicef.org
Doune Porter, UNICEF South Sudan Chief, Strategic Communication
dporter@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために
活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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