世界的禅ブームの源流となった澤木興道の半端ない言葉
PR TIMES / 2018年7月12日 11時1分
この度、株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(取締役社長:干場 弓子、本社:東京都千代田区)より『禅に学ぶ人生の知恵 澤木興道名言集』が発売されました。
[画像: https://prtimes.jp/i/18193/241/resize/d18193-241-974686-0.jpg ]
明治から昭和にかけた激動の時代を生き、日本を代表する禅僧として知られる澤木興道老師。彼の教えは国内だけにとどまらず、米国スタンフォード大学の曹洞禅センターなど海外にも広く受け継がれ、世界的な禅ブームの源流となったことを知る人は少ないだろう。
また驚くべきは、彼が「坐禅しても、何もならない」という言葉を遺していることだ。これこそが彼の生き方を示す言葉であり、禅の本質をも表しているといわれている。私たちは日々、常に最大の結果を求められている。「この行為は、どれくらい役に立つのか」「こんなことをして意味があるのか」このように、ただひたすら生産性を追求し続け、やがて心と体が悲鳴を上げるようになってしまう。そんな私たちの心を見透かしたようなひと言である。
澤木老師が遺した数々の言葉が、時に爽やかに、時に苦々しく、私たちの心の奥底に染みわたるのは、そのような行き過ぎたマインドを、人間本来の素朴で活き活きした在り方へと引き戻してくれるからに他ならない。
本書に収められた珠玉の言葉のほんの一部をここにご紹介しよう。
「明日のことは、今日わからない。われわれには現在の瞬間ぎりのことしか、確かなことはわからない。つまり、今だけが本当だと思っておればよい」
「芭蕉の臨終に、ある人が『どうかご辞世を』といったところが、翁は『わしの句はみんな辞世だ』といった話がある。これくらい、徹底しておればよい。いつも辞世の句であった。いつも徹底していたのである。すなわち前後際断して永遠の今に生きていたのである」
「人の迷惑にならないことだけでも、非常に大きな仕事である」
「自分を生きよ おれは他人の鼻を借りて息をしておらん。おれはおれの鼻で息をしているんだ」
「人が笑うから笑う。人が泣くから泣く。人が食うておるから食う。人が喜ぶから喜ぶ。自分がほんとうに嬉しいんではない。自分がほんとうに悲しいんでもない」
「自分になり切る。わたしがわたしになり切る。あなたがあなたになり切る。山が山になり切る。茶碗が茶碗になり切る。一切の物がそれ自身になり切る」
「われわれの考えでできたものは、また、考えで壊れる。思想というものがどれだけ立派な思想でも、考えで作った思想なら考えで壊れるのである。すべてこしらえたものは壊れるのである。ところでわれわれの狙いどころは、決して壊れないという無生の生命にあるのである」
「われわれはいつでも見込みを立てている。その見込みを持った生活では、文句が絶えないのが当たり前である」
「世の中にはよいから悪いという道理はいくらでもある。幸福だから不幸という道理もあれば、不幸だから幸福であるという道理もある」
「死にかけておるのに、まだ臨終にうまいこと死のうと思っておる。なるべく下手に人生終わったらよい。上手に、つくりものみたいな顔して死なないでもよい。たくみに死のうと思っているやつがおる。そんなものはみなこしらえものである」
「お前はよく独りでおられるなーといわれる。だからわたしは、独身で辛抱するのも、一人の女房で辛抱するのも、辛抱は同じよといってやるんだ」
【目次】
第一章 「今」がすべてだ
第二章 「自分」になりきる
第三章 執着を離れる
第四章 人間はたいしたことはない
第五章 小さなことにくよくよするな
第六章 自分の考えにとらわれない
第七章 死ぬのは当たり前
第八章 悟ろうとするな、ただ坐れ
【著者プロフィール】
澤木 興道(さわき こうどう)
1880年、三重県津市に生まれる。幼くして両親を失い、貧しい養父母のもとで働きづめの少年時代を過ごす。1897年、永平寺に入り、1899年に出家。生涯独身で自分の寺を持たず、各地の道場を転々として坐禅を広める。のち駒澤大学特任教授として後進の指導にもあたる。1965年没。
【書籍情報】
タイトル:禅に学ぶ人生の知恵 澤木興道名言集
定価:1,400円(税抜)
発売日:2018.7.12
判型:四六判・ソフトカバー/224P
ISBN:978-47993-2320-5
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
ディスカヴァーサイト:http://www.d21.co.jp/shop/isbn9784799323205
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Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4799323202
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