患者は経口抗凝固薬に対して「食べ物の制限が少ない」などのQOLを重視 医療者による、治療選択肢の情報提供に大きな差 ~経口抗凝固薬に関する患者実態調査~

PR TIMES / 2013年5月24日 14時12分



月600万人が利用する日本最大級の病院検索サイト、医薬品検索サイト、医療情報サイトを運営する総合医療メディア会社の株式会社 QLife(キューライフ/本社:東京都世田谷区、代表取締役:山内善行)は、脳卒中、中でも心房細動による脳梗塞(心原性脳塞栓症)の予防の中心にある、経口抗凝固療法の現状について、国立病院機構 九州医療センター 脳血管センター 脳血管内科科長 矢坂正弘先生監修のもと、現在ワルファリンを服用している患者60名と新規経口抗凝固薬を服用している患者60名の計120名を対象にインターネット調査により意識調査を行った。

同調査の結果概要は以下の通り。
・約3人に1人が経口抗凝固薬を変更。変更した半数以上が満足している
・経口抗凝固薬の選択で効果以外では、QOLが高まることを最も重視している
・病気や薬の情報は「かかりつけの医師・薬剤師」からの情報を重視する
・ワルファリン服用者の約半数が新しい治療選択肢に関する説明を受けていない
・ワルファリン、新規経口抗凝固薬ともに13.3%が薬を時々飲むことを忘れてしまう

今回の調査を通して、経口抗凝固療法を行う患者は、経口抗凝固薬に対して、副作用や費用面よりも「食べ物の制限が少ない」などのQOLを重視していることが分かった。新規経口抗凝固薬について、薬価の高さに躊躇する患者が一部いるものの、「食事制限が無い」「血液検査が無い」など、負担が軽減され、QOLを高められることは患者にとって大きなメリットとなっている。

また、今回の調査では、医療者による情報提供の差も浮き彫りになった。他の治療選択肢の説明について、ワルファリン服用者で約半数が「全く説明を受けなかった」という実態は、ワルファリンのみが適応とされるケースがあることを加味しても、ワルファリンに慣れ親しんでいる医師が、新しい経口抗凝固薬についての情報収集や患者への説明を十分行っていない可能性を示唆している。
詳細な調査結果については、QLifeサイト内で掲載しており、ページ内では、調査報告書もダウンロードできる。
http://www.qlife.jp/square/feature/apoplexy/story34814.html
■監修の国立病院機構 九州医療センター 脳血管センター 脳血管内科科長 矢坂正弘医師コメント
「今回の調査で分かった重要なポイントは『患者さんは“かかりつけの医師”を情報源として極めて重要視している』しかしながら、『ワルファリン療法中の方は、他の薬剤の説明を受けていない』ということです。
新規経口抗凝固薬は「管理が容易」「脳梗塞予防効果はワルファリンと同等かそれ以上」「大出血発現率はワルファリンと同等かそれ以下」「頭蓋内出血がワルファリンと比較して激減する」というベネフィットがありながらも、この事実が、十分に医師に伝わっておらず、その結果、患者さんへの説明に繋がっていないのではないかと考えています。」

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