1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. プレスリリース

腫瘍内科医が教える、がんになったらやるべきこと・やってはいけないこと

PR TIMES / 2021年5月26日 16時15分

信頼できるがん情報の入手方法は? ステージIVと末期がんは同じ意味? 抗がん剤の治療による副作用とは?……etc.
がんと告知をされたらまず知ってもらいたい91問をまとめた『腫瘍内科医が教えるがんになったらすべき対策大全』が5月7日に発売されました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/26633/710/resize/d26633-710-814474-0.jpg ]


 年間100万人の方が診断され、2人に1人が一生のうちに何らかのがんにかかるという「がん」。いざ自分が、親しい家族や周りの友人ががんと診断されたときの不安は計り知れないものです。

 帝京大学医学部附属病院 腫瘍内科でがん医療の最前線に立つ渡邊清高先生が、がん治療・事情に関する疑問に分かりやすく答えてくれました。患者さんだけでなく、家族の方も必読。


Q がんと診断された後、まずやるべきことは何ですか?


「信頼できる情報源を見つけておくこと」

 情報を集めたり、情報を活用して具体的に行動を起こすのは、つらかったりしんどいと感じるかもしれませんが、体調や気分の様子をみながら、無理のない範囲で「信頼できる情報源」から役立つ情報を集めてみるのがよいでしょう。その際に大切なことは、インターネットや書籍の情報のなかには、偏った内容や適切でないものが含まれているため、あちこち見にいかないことです。

 がんの状態や治療の内容などによっても異なりますが、多くの場合では、診断を受けてからすぐに治療が始まるわけではなく、より精密な検査を受けたり、入院待機の時間があります。こうした間に、まずはがんについて5つ調べてみましょう。


どのような病気であるのか
がんの現状(場所や広がり)
どのような治療法があるのか
今後の治療の見通し、治療後の生活はどのようなものになりそうか
仕事や普段の生活にどの程度支障が出るか


 診察の際に担当医や看護師に尋ねたり、ウェブサイトを参考に調べたり、あるいは「がん相談支援センター」に相談してみましょう。自分ですべてを調べるのが大変なときには、情報を探すときに家族や親しい人の手を借りることも考えてください。信頼できる情報源をもとに、役立つ情報を集めて整理することで、自分の病気や治療に対する理解が深まり、より納得して今後の検査や治療に臨むことができるはずです。


Q がんと診断された後、やってはいけないことはありますか?


「大きな決断を一人でしないこと」

 特に診断された直後は誰もが動揺し、普段なら軽々にはしないような大きな決断をしてしまうことがあります。たとえば、突然大金を使ってみたり、急に大きな契約を結んでみたり、仕事のペースを変えたりといったことです。あるいは、「がんなのだから、仕事など続けられるわけがない」と考えて、担当医や家族に相談なく急に仕事を辞めてしまう人も少なくありません。

 しかし、大切なことは、病を得たとしても、自分自身はそのままであり、何かこれまでと違う特別なことをする必要はないということです。もちろん、病気と診断されること自体がとても大きな変化ですから、それに対処することが当面の大きな課題になることは確かですが、だからといって、病気が人生のすべてを支配してしまうわけではありません。今後の治療や療養のあり方についても、自分らしいスタイルで納得しながらひとつずつ決めていくことを大切にしてほしいと思います。


本書について


 本書は、あなたのがんについての「?」(疑問や不安、悩み)を「!」(理解や安心、納得)につなげるためのヒントになる情報を集めました。多くの患者さんからいただいた声、医療やケア・介護に関わる方からのアドバイス、科学的根拠(エビデンス)に基づき、信頼できる情報源から得た知識と向き合い方の知恵を、どこから読んでもわかりやすく親しみやすいQ&A形式でまとめています。

渡邊清高先生からのコメント
「本書を手に取る方が、信頼できる確かな情報をもとに、質の高い医療とケアのもとで、安心して療養生活を送ることができ、あなたを支える医療者や身近な家族・友人と一緒に自分らしい日々を過ごすことができるように、心から願っています」

Part1 なぜ私が・家族ががんに?
-「がん」と言われたとき
・「がん」と診断され、 ショックで何も考えられません。
・がんは今でも「不治の病」なのでしょうか? 私は死ぬのでしょうか?
・なぜ私が(家族が)がんになったのでしょうか?
・インターネットで自分のがんの情報を検索したら、ますます怖くなりました。
・「がん」という病名を聞きたくなかったです。なぜ本人に伝えるのですか? ……etc.

Part2 がんの治療を始める前に
-知っておきたいがん医療の今
・診断されたからにはすぐに治療を受けたいのですが、受けられますか?
・治療は必ず受けないとならないのでしょうか? もう少し様子をみたいのですが……
・セカンドオピニオンを受けたいと言ったら、担当医が気を悪くしませんか?
・「標準治療」とは何ですか?
・家族が治療方針を勝手に決めてしまい、私のことなのに他人事のようです。 ……etc.

Part3 がんの治療を始める
-がんと治療の基礎知識
・そもそも、がんとは何ですか? なぜがんができるのでしょうか?
・ステージIVは助かる見込みはないのですか? 「末期がん」と同じ意味ですか
・がんの治療にはどのようなものがありますか?
・「薬物療法」ではどのような薬を使うのですか?
・抗がん剤による治療では、どのような副作用が考えられますか? ……etc.

Part4 がんのサバイバーシップ
- がんとともに生きる
・「がんサバイバー」「がんサバイバーシップ」とは何ですか?
・治療が一段落した後の生活はどのようになりますか?
・治療後の生活のポイントを教えてください。 ……etc.

Colum
Message for Family1. 家族は「第二の患者さん」―自身のケアを忘れずに
Message for Family2. 本人との接し方に悩んだら
Message for Family3. 知ることが力になります/家族も相談できます
Message for Family4. どんなときも、話しやすいことから―家族のコミュニケーション
[画像2: https://prtimes.jp/i/26633/710/resize/d26633-710-816740-1.jpg ]




監修者プロフィール


渡邊清高(わたなべ きよたか)

帝京大学医学部内科学講座 腫瘍内科 病院教授。1971年、岐阜県恵那市出身。岐阜県立恵那高等学校卒業。1996年、東京大学医学部医学科卒業。内科、救命救急研修を経て、東京大学消化器内科。医学博士。専門は腫瘍内科、消化器内科、肝臓病学、がん対策。2008年、国立がん研究センターがん対策情報センター、中央病院総合内科、産業医、広報企画室などを併任。がん対策やがん情報発信、政策研究に携わる。2014年より帝京大学。がん診療連携拠点病院の帝京大学医学部附属病院 腫瘍内科にてがん医療、がん薬物療法の診療とともに、がんゲノム医療、がん登録、がん相談支援に取り組む。診療、研究、教育研修に加え、医療に関する信頼できる情報発信と、現場のニーズに応じた普及の活動を実践している。


書誌情報


『腫瘍内科医が教えるがんになったらすべき対策大全』
監修/渡邊清高(帝京大学医学部内科学講座 腫瘍内科 病院教授)
発売:2021年5月7日
定価:1,540円(本体1,400円+税10%)
判型:四六判
発売元:株式会社 扶桑社
ISBN:978-4-594-08755-5

■購入リンク
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B093K5WMBQ
楽天ブックス
https://books.rakuten.co.jp/rb/16711031/

■本書の内容、取材などについては下記へお問い合わせください
株式会社扶桑社 宣伝・PR
senden@fusosha.co.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください