凸版印刷、米国パッケージメーカーを買収
PR TIMES / 2021年7月28日 13時15分
大手グローバルパッケージメーカーの InterFlex Groupを買収、欧米におけるコンバーティング事業に本格参入
凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、Interflex Investment Partners, LLC(本社:米国ノースカロライナ州、CEO:Brett Snyder)の100%子会社で、食品などの軟包装事業を展開するInterFlex Groupの株式譲渡契約を締結し、2021年7月23日に100%子会社化しました。
凸版印刷は本買収により、米国で生産を行っている、世界トップシェアの透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER(※1)」と、InterFlex Groupの持つ、製袋などのコンバーティング拠点を融合させ、欧米市場において包装材料の供給から、最終製品までをワンストップで提供することが可能になります。
凸版印刷は、本件を皮切りに、欧米でのサステナブルパッケージの供給実績を活かして、グローバルな幅広い顧客に対するモノマテリアル材料の供給を拡大し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
[画像: https://prtimes.jp/i/33034/746/resize/d33034-746-e6779533ff53ac19a2b8-0.jpg ]
■ 本買収の背景/目的
凸版印刷はこれまで、欧米における透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」の製造販売拠点として「TOPPAN USA ジョージア工場」を2016年4月に竣工。日本国内だけでなく、北米や欧州、中南米エリアへの販売を強化しています。
さらに、2021年度を初年度とする中期経営計画(2021年4月~2023年3月)を2021年5月に発表し、基本方針として「Digital & Sustainable Transformation」を掲げています。中でも重点施策の一つとして、パッケージ事業においては、サステナブル需要の獲得と地産地消体制の構築によるグローバル展開を加速しています。
一方、InterFlex Groupは、1975年に創業し米国ノースカロライナ州にグループ本社を置き、各種食品向けの軟包装を製造・販売しており、北米に3か所、英国に2か所の製造拠点を保有し、約430名の従業員が在籍するグローバル企業グループです。
凸版印刷は既にコンバーティング事業を展開しているアジア(インドネシア・上海・タイ)に続き、InterFlex Groupの持つ欧米のコンバーティング拠点を加える事で、グローバルに当社の包材を供給できる体制を整えます。これにより、モノマテリアル材料を含めた包装材料から最終製品までをワンストップで提供することのできる、グローバルパッケージメーカーとなることを目指します。
■ 期待されるシナジー
1.欧米におけるサステナブルパッケージの一貫製造体制を確立
凸版印刷の供給する「GL BARRIER」とInterFlex Groupのコンバーティング拠点を組み合わせることで、包装材料から最終製品までをワンストップで提供することが可能になります。これにより、凸版印刷が開発したサステナブルパッケージをグローバルに提供できる体制を整えます。
2.技術ノウハウ共有化による生産性の向上
InterFlex Groupの持つ欧米食品パッケージの生産技術、ノウハウと、凸版の持つバリアフィルムを中心としたコンバーティング技術の共有と相互の取り込みにより、両社の更なる品質と生産性の向上を図っていきます。
■ 対象企業の概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/33034/table/746_1_7541bcef66214877965eb2e0f6b9e252.jpg ]
※1 GL BARRIER
凸版印刷が独自に開発した透明バリアフィルムの総称です。独自の蒸着加工技術による世界最高水準のバリア性能と用途に応じた豊富なラインアップを保有、透明バリアフィルムのトップブランドとして、国内だけでなく欧州、米州、アジアなど海外市場でも高い評価を得ています。
URL:https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/products/barrier_film/
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以 上
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