TOPPAN、インドでサステナブル包材に対応するOPP基材バリアフィルム「GL-SP」の生産を開始
PR TIMES / 2024年3月27日 13時45分
基材フィルムおよびバリアフィルムの一貫生産により高い競争力を実現OPP基材に透明バリアを付与することでモノマテリアル化ニーズに対応
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤 昌典、以下 TOPPAN)とインドを拠点とするTOPPAN Speciality Films Private Limited(本社:インド・パンジャーブ州、CEO:Manohar Kumar、以下TSF)はOPP(二軸延伸ポリプロピレン)を基材とするバリアフィルム「GL-SP」を開発し、生産・販売を開始します。
TOPPANとTSFは、本製品を世界トップクラスのシェアを誇るTOPPANグループの透明蒸着バリアフィルムブランド「GL BARRIER(※1)」シリーズのサステナブル包材対応新ラインアップとして、欧米、インド、ASEAN諸国等を中心に、乾燥内容物向けに2024年4月から提供を開始します。
今回開発した「GL-SP」は、基材となるOPPフィルムの製造(樹脂処方設計やフィルム成膜)から、バリアフィルム(GL FILM)の製造までを同一拠点内で一貫して行うこととなるTOPPANグループ初の製品です。同一拠点内での一貫生産により、製品開発期間やリードタイム、安定した品質管理や、コストの削減が見込まれます。
また本製品は、サステナブル包材向けに需要の高まるOPPを基材とし、乾燥内容物の包装用途に適した高い水蒸気バリア性(防湿性)と酸素バリア性、内容物の可視化を実現する透明性、またプラスチック使用量削減に貢献する薄膜化などの特長を実現し、多様な市場の特性にあわせ提供していきます。
[画像: https://prtimes.jp/i/33034/1371/resize/d33034-1371-cf0ea6c3876276ada823-0.jpg ]
■背景
脱炭素に向けた取り組みやプラスチックごみ問題が注目される中、環境配慮型包材の需要がますます高まっており、グローバル企業の多くが容器包装に関するプラスチック資源循環に向けた目標を設定し様々な施策を打ち出し、世界的にもモノマテリアルを前提とするリサイクルへの取り組みが加速しつつあります。
今回TSFは、これらの課題に対してサステナブル包材向けに需要の高まる、OPPを基材とした「GL-SP」を開発。これによって乾燥内容物向け製品包装のモノマテリアル化が可能となります。
■「GL-SP」の特長
・モノマテリアル化への対応
OPP基材を使用し、リサイクル対応でニーズの高まる包装のモノマテリアル化を実現します。
・高いバリア性
一般蒸着PET同等レベル(水蒸気バリア性0.5g/m2、酸素バリア性0.5cc/m2)のバリア性を有し、乾燥物の包装用途に適しています。
・高い透明性
バリア性を保ちつつ、高い透明性で内容物の可視化による包材デザインの差別化や、視認性向上による消費者訴求効果が実現可能です。
■ 今後の展開
TOPPANグループは、2024年4月よりサステナブル包材への関心が高い欧米をはじめ、インド、ASEAN諸国を中心に販売やサンプル出荷を開始し、2025年度までに海外パッケージ関連事業で売上高1,500億円を目指します。
※1 「GL BARRIER」
「GL BARRIER」はTOPPANグループが開発した世界最高水準のバリア性能を持つ透明蒸着バリアフィルム「GL FILM」を軸とした総合バリア製品ブランドです。「GL FILM」は独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮します。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療・医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されています。
URL:https://www.toppan.co.jp/living-industry/packaging/products/barrier_film/
※2 バリア値測定条件
水蒸気バリア性(38℃ 90%)単位:g/平方メートル ・day
酸素バリア性(23℃ 0%)単位:cc/平方メートル ・day・atm
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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