NBAの文化を変えた、ダラス・マーベリックスのドイツ人フランチャイズプレイヤー ダーク・ノビツキー

108人/450人。この数字は今シーズン開幕時のロスター登録選手のうち、海外出身選手の占める割合である。全30チームに42ヶ国から集まった外国人選手が所属し、今ではヤニス・アデトクンボ（ギリシャ）やニコラ・ヨキッチ（セルビア）など、チームの顔となる選手が外国人選手であることも珍しくない。約20年前の2000-01シーズン開幕時には外国人選手は45人だったことを考えると、この20年の間にNBAの国際化と外国人選手獲得の重要度が変わってきていることが伺える。

多くの外国人選手がしのぎを削る時代だが、その代表格として挙げられる選手が、先日引退発表をした。1998年にダラス・マーベリックス（以下マブス）へ入団し、21年の時を経てフランチャイズプレイヤーへと成長した、ダーク・ノビツキーだ。長年マブスを強豪へと押し上げ、皆から愛され続けたノビツキーのキャリアに迫りたい。

NBAライター　ゆーきり

幼少期の10年間をアメリカで過ごす。初めて行ったNBA観戦で間近で見る選手に強い衝撃を受けNBAにどっぷりのめり込み、自身もバスケットボールを始める。ファン歴は20年を超え、これまでの自身の知識を発信しNBAファンを増やしたいという想いから、ブログ「NBA journal」を開設。現地の情報をもとに、わかりやすくもマニアックな内容を届けることを意識し、日々奮闘している。

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