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5G普及率が50%超に、「デジタル中国」は勢いよく前進―中国メディア

Record China / 2024年3月21日 15時30分

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中国の5G普及率は25年に50%を超えると予測されている。写真はvivoの携帯販売店。

「5Gユーザー普及率が50%を超えた」。今年の「政府活動報告」で言及されたこの成果は、多くの人の注目を集めた。国際的な携帯電話通信業界団体GSMアソシエーション(GSMA)のシンクタンクが2021年に、中国の5G普及率は25年に50%を超えると予測しており、中国は2年も前倒しで達成したことになる。

50%の前倒しでの達成は、モバイル通信技術の分野における中国の高い実力を示すとともに、中国のデジタル経済が勢いよく発展する様子をありありと示している。

今年の春運(春節<旧正月、今年は2月1日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)はその典型例だった。

3月5日に40日間に及ぶ春運が終了した。データによると、この40日間の全社会の地域をまたいで移動した人の数は延べ84億2000万人に達し、うち主要輸送手段である鉄道の累計旅客輸送量は延べ4億8400万人となり、複数の指標が過去最高を更新した。この「人類最大規模の人口移動」が実現可能だったのは、鉄道当局が継続的にデータ処理能力の向上に努め、オンライン乗車券業務の機能を更新し続けたからだ。中国鉄路の公式アプリ「12306」はピーク時には乗車券を1秒間に1000枚ほど発行し、1日の最高ページビュー(PV)数は延べ875億6000万PVという驚異的な数字になり、大量データの試練の中でも、乗車券予約システムがシャットダウンしたりフリーズしたりすることはなかった。

中国のオンライン小売額と宅配便取扱個数は長年にわたり世界一で、これも高いデータ処理能力と切り離せない。

2月17日、「2024年全国オンライン年越し用品イベント」が終わり、全国のオンライン小売額は約1兆2000億元(約24兆円)に達し、1日当たりの金額は昨年比9%近く増加した。2月末の最新データを見ると、1月の中国の宅配便取扱個数は前年同期比84.8%増の147億件に達し、業務量と純増はいずれも過去最高を更新した。イベント期間には、1日平均で約400億元に上ったオンライン小売注文も4億7000万個を超えた宅配便取扱個数も、力強いデジタル技術のサポートを受けて実現した。注目されるのは、今年の春節の同イベント期間中、商務部が重点的にモニタリングするECプラットフォームの農村部でのオンライン小売額が同16.1%増加したことから、広大な農村部も都市部と同じようにデジタルの「翼」を持つようになったことが分かる。

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