「麹」 理解深まる発信を
食品新聞 / 2024年4月22日 17時16分
小林製薬が紅麹の成分が入ったサプリ「紅麹コレステヘルプ」を摂取した人が腎臓の病気になったと公表してから1か月が経過した。厚労省は今月16日時点で、計1千405人が医療機関を受診、退院した人を含め計235人が入院したと明らかにした。
▼紅麹の“麹”からの連想だろう。問題の発覚直後、みそメーカーに「おたくのみそは紅麹を使っているか?」という問い合わせが殺到。ある大手メーカーの相談室には1日で1か月の件数を超える相談が寄せられ、対応に追われた。
▼みそ製造で使用される麹は黄麹で、紅麹とは使用する麹菌の種類が異なる。黄麹は米や麦などの穀類を黄麹菌で発酵させたもので、醤油や日本酒などの醸造に使われる。紅麹は米や麦などの穀類を紅麹菌で発酵させたもので、食品の色付けなどに使用される。
▼あまりにも問い合わせが多いことから、急遽公式サイトに黄麹と紅麹の違いを掲載したみそメーカーもある。麹の違いは業界では常識でも一般にはほぼ知られていない。麹に関して消費者の認識が深まるような発信が必要かもしれない。
この記事に関連するニュース
-
小林製薬「紅麹問題」結局、何がマズかったのか? "添加物のプロ"が解説「根本原因」はここにある
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 13時1分
-
「紅麹問題」"3つの基本、混同してる"人が多すぎだ "添加物のプロ"が明かす「問題の本質」は?
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 13時0分
-
麹Style株式会社が「国菌」である「黒麹」の麹づくり体験を鎌倉の麹専門カフェ「麹Style」にて開始します
PR TIMES / 2024年4月26日 15時45分
-
「味噌汁は加熱するから酵素が死んでしまう」は二重に誤解している…発酵食品が健康にいい本当の理由
プレジデントオンライン / 2024年4月19日 8時15分
-
【酒飲みの新常識】ピンク色の日本酒=紅麹を使っているとは限らない 健康被害の心配なし
東スポWEB / 2024年4月7日 10時10分
ランキング
-
1ドンキの“固すぎる”Tシャツがじわじわ売れている 開発者が生地の厚みにこだわったワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月6日 8時0分
-
2「認知症にだけはなりたくない」高齢者が多いが…実は「恐れる必要はない」と和田秀樹氏が断言する“これだけの理由”
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月6日 10時0分
-
3なぜラスクをギフト菓子に変えられたのか…ガトーフェスタハラダが「王様のおやつ」で年商200億円を築くまで
プレジデントオンライン / 2024年5月6日 10時15分
-
4「中国市場に頼りすぎていた」資生堂1500人早期退職募集で見えた"名門ブランド企業"3つの低迷理由
プレジデントオンライン / 2024年5月6日 8時15分
-
5アングル:インドIT企業、地方都市へ相次ぎ進出 人材確保やコスト削減狙い
ロイター / 2024年5月6日 8時3分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください