伝説の“レディース総長”引退後の波乱万丈。元ヤン・シングルマザーの“子育て”とは――大反響トップ10
日刊SPA! / 2024年3月2日 15時44分
——トップまでなれるのがすごいところですね。
かおり:いま考えると、あまりお客さんに媚びないで、たまにヤンキー感が出ちゃうのが良かったのかもしれないです。ホステスとして大切な基本は抑えつつですけど、別にキャラを変えたりはしなかったので、「お前、ヤンチャしてきただろう?」「え、わかります?」みたいなやり取りはよくありました(笑)。
◆子どもたちがグレてしまったことも…
——かおりさんは2年間ホステスとして働き、そこで知り合ったお客さんと結婚されました(その後は離婚)。2人のお子さんを育てていましたが、長男は思春期の頃、非行に走ったこともあったそうですね。
かおり:やっぱり自分がやったことは自分に返ってくるんだなって。ただ、地元ではどこに行っても“かおりの息子”として見られてしまうせいか、ヤンキーにはなりきれなかったみたいですけど。私、息子たちが小さい頃から何も隠さず、オープンに話していたので。自分から「カッコよくない?」って昔の写真とか見せていたぐらいだったし。
——いざ自分の子がグレてしまうと、内心ヒヤヒヤだったのでは?
かおり:共通の話題ができて楽しかったですよ(笑)。息子から最初に「クソババア!」と言われた時なんて嬉しくてニヤニヤしちゃいました。テレビで尾木ママも「クソババアって言われたら子育て成功」と言っていたんで。
——そんな長男もすでに落ち着いて家庭を構えているとのことですが、今は大学生の次男はどんな感じだったんですか?
かおり:次男は本当に手がかからなかったんですよね。人並みに反抗期はありましたけど、私の子どもの頃みたいに「兄ちゃんばっかり可愛がってズルい!」みたいなことも一切なく。
◆子育てで意識していたのは「絶対に話を聞いてあげる」
——かおりさんが子育てで意識していたことはありますか?
かおり:離婚して一人で息子たちを育てると決めた時に、まずは本当に何でも話してくれるような関係をつくりたいと思ったんですよね。自分の幼少期を思い出して、人に話を聞いてもらえなかったことが何よりも寂しかったので。
だから、どんなに忙しくても「ママ、ママ」って寄ってきた時の話は絶対によく聞いてあげようと。それだけはとにかく心がけていました。そうすると、向こうから何でも話してくれるようになるのでオススメです。
——反抗期でさえ、息子さんたちと“よく会話している”という印象を受けました。
かおり:私の場合は子どもにいっぱしのことを言えないというか。徹底して話を聞くことしかできないんですよね。頭ごなしに自分の考えを押し付けられない。「じゃあ、自分はどうだったの?」って切り返されたらそれまでなので(笑)。
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