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能登半島地震、“旅行で復興支援”する際の「観光の見所」と注意すべきポイント

日刊SPA! / 2024年3月21日 8時51分

「ボランティアに来ている方々の多くは、被害の少なかった金沢市などに宿泊し、そこから毎日のように被災地へ向かいます。そのため、内灘町から穴水町までを無料でつなぐ “のと里山海道”は、午前中や夕方頃はかなり混雑することも多いです。また、羽咋市までは海岸線沿いの景観が美しく走行しやすいですが、羽咋市を越えると道路に段差やう回路が多いので運転に気をつけてください。3月15日からは一般車も穴水まで走行可能になりましたが、制限速度が40キロに制限されています」

参考:①石川県「のと里山海道の紹介」
②石川県「のと里山海道 よくある質問」

参考:「のと里山海道の沿革」
参考:「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」

 また、以下のように話してくれた50代・男性の話も心に留めておきたい。

「震災直後には炊き出し支援をしてくださる団体さんなども多かったのですが、食材や調理途中のゴミなどを置いて帰るようなケースもあったようです。SNSなどでも問題になっていました。震源地に近いところでは、とくに物が壊れたり家屋が倒壊したりして、処分しないといけないゴミがたくさんあります。それなのに、ゴミを放置されたら…。せっかく来ていただいても、一部そういう方がいらっしゃることが残念です」

 50代・男性の話は、震災直後の炊き出しに関する話だが、こういったゴミ問題については観光客も気をつけたいところ。ポイ捨てをしないようにするだけでなく、なるべくゴミが出ないよう心がけたいものだ。

◆輪島市門前町の状況

 輪島市でもっとも被害が大きかったといわれる市内中心部までは行けなかったが、門前町の住宅街の損傷も想像以上だった。住宅街では多くの家屋が倒壊し、断水が続いている地域も多く、自衛隊やNPO法人などが簡易的なお風呂を設置して対応にあたっている。

参考:輪島市「入浴支援」
参考:NPO法人Vネット「輪島市門前町に2箇所目のお風呂オープン」

 水道の復旧は2024年3月末や4月以降となっており、観光など足を運ぶのは難しい状況。天領黒島地区は日本の海運業とともに船員の居住地として栄えたエリアであり、「旧角海家住宅(輪島市天領黒島角海家)」は国指定重要文化財である。

「旧角海家住宅」は、2007年に発生した能登半島地震で大きな被害を受け、2011年に土地建物ともに輪島市へと寄贈。莫大な費用をかけて復元工事がおこなわれた。10年そこそこで今回の「令和6年能登半島地震」が発生し、さらに大きな被害を受けたため「復旧は難しいかも」という県民の声もあるが、現地の案内看板には力強い貼り紙も見られた。

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