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能登半島地震、“旅行で復興支援”する際の「観光の見所」と注意すべきポイント

日刊SPA! / 2024年3月21日 8時51分

参考:「輪島市の水道復旧見込み」

◆志賀町エリアの状況と店舗紹介

 まずは、天井や駐車場などに甚大な被害を受けながらも、2月19日から営業再開している「トギストアー」。志賀町富来地頭町にある食料品店で、一般社団法人志賀町観光協会が2024年4月22日までおこなっているクラウドファンディングでも紹介されている。

 店内はシートが掛けられている箇所や電気の消えている棚もあり、取材時の2月下旬は空の棚もあるなど商品は品薄。けれど、被害が大きかったとされる七尾産のタイなどもあったほか、ジュースや菓子類は充実していたし、野菜や日用品などもあった。

「トギストアー」と同じ志賀町には、「増穂ケ浦ショッピングモールアスク」もある。ビル内に入居しているお店のほとんどを、地元住民が経営している。1995年の開業から営業している店も多く、お好み焼き&ランチ「ポルポ」もそのひとつ。
参考:一般社団法人日本ショッピングセンター協会「全国都道府県別SC一覧 石川県」

 2月上旬に断水が解消されてからは時間を短縮しながら営業し、地域住民が憩う場になっている。おすすめは、お店と同じ地域「富来」産のサザエが入った魚介のうまみ香る「シーフード華麗(カレー)」。3月2日(土)からは通常営業している。
 
 どちらもぜひ立ち寄ってほしいお店だが、志賀町エリアでは道路の一部が破損していたり、住宅街では家屋が倒壊していたりすることも少なくない。更新工事中の「世界一長いベンチ」は3月中旬には完成予定だが、観光するにはもう少し時間がかかるかもしれない。

◆宝達志水町や羽咋市エリアの状況と店舗紹介

 宝達志水町のなかでもっとも被害を受けた柳瀬地区は、道路の損傷や家屋倒壊など深刻な状況が続いているため足を運ぶのは控えておきたい。ただ、それ以外の地区では平常通り店や宿泊施設なども営業しているため、観光も楽しめる環境。

 大阪の元祖オムライスの店「北極星」の創業者の出身地であるということから「オムライスの町」としてプロモーション活動を展開してきた宝達志水町の人気老舗店が「志お食堂」。絶品なのに、オムライスは600円とリーズナブルな価格なのも魅力的だ。

 学校へ行きづらい子どもたちが集う応援サポートハウス「おばちゃんち」には、震災後も多くの人が集う。多くの子どもたちが集まって騒ぐなどし、地震のストレスを吐き出していた。こちらの「パンダ焼き」は種類も多く、あんこやカスタード、たまごサンドなどもある。
 羽咋市にある「道の駅のと千里浜」周辺も、観光が楽しめる状況だ。こちらでは、食材から製造まですべて石川県の「紅はるかチップス」や「れんこんチップス」のほか、能登産天然イノシシを使った「のととしカレー」などバラエティ豊かな商品を販売(※品薄状態・在庫がない場合もあり)している。迫力のあるサンドアート(砂像)も見応え抜群。

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