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中村勘九郎 七之助出演「人情噺文七元結」の“家族写真”特別ビジュアルが公開 2月2日初日猿若祭

スポニチアネックス / 2025年1月11日 5時2分

「人情噺文七元結」の特別ビジュアル(C)松竹

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(43)、中村七之助(41)らが出演する「猿若祭二月大歌舞伎」(2月2日初日、東京・歌舞伎座)で上演される2作品の特別ビジュアルが10日、公開された。

 公開されたのは勘九郎らが出演する「きらら浮世伝 版元蔦屋重三郎魁申し候」「人情噺文七元結」のビジュアル。「きらら~」は1988年に勘九郎の父十八代目中村勘三郎さん(当時は勘九郎)が銀座セゾン劇場で蔦屋重三郎を演じた伝説の舞台を新作歌舞伎として復活させた。勘九郎が幕府の弾圧に立ち向かい時代を駆け抜ける主人公蔦重を演じ、七之助が吉原の遊女お篠を演じる。蔦屋重三郎は今年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公となっている。

 今作のビジュアルは脚本・演出の横内謙介による「勘九郎さんは写楽の大首絵、七之助さんは歌麿の美人画のようなイメージで!」という提案をもとに構想を練った。

 もう一方の「人情噺文七元結」は幕末から明治にかけた大名人・三遊亭圓朝の落語を下敷きにした世話物の名作。左官長兵衛を勘九郎、女房お兼を七之助、長兵衛娘お久を勘九郎の長男中村勘太郎(13)、手代文七を中村鶴松(29)を演じる。

 撮影とアートディレクションはBOOWYや布袋寅泰を手がけた永石勝氏が担当。勘九郎の「家族写真のように撮りたい!」というアイデアから勘太郎と鶴松の肩を抱く勘九郎に、そっと寄り添い微笑む七之助という、ほっと和む仕上がりとなった。

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