パワハラ上司に「よくある口癖」はこれ!その理由と撃退方法
LIMO / 2019年12月26日 18時25分
パワハラ上司に「よくある口癖」はこれ!その理由と撃退方法
パワハラに対する社会の目は、ますます厳しくなっています。しかし、まだまだ上司の理不尽な言動に悩んでいる人もいるでしょう。今回は、パワハラ上司によくある言動を紹介するとともに、パワハラ上司に当たってしまった場合の対処法も紹介します。
【ケース1】「君の成長のため」が口ぐせの上司
Aさんは、担当クライアントの案件が片付いたので係長の席に出向きました。するとX社の案件を担当するように指示されます。しかし、それは係長が担当していた案件。「これは係長がおこなわれる仕事ですよね?」とAさんが尋ねると、係長の怒りが爆発します。
「そんなのはわかってる!君の成長のために、あえて割り振っているんじゃないか!」
「係長が楽したいだけだろ……」と言いたい気持ちをぐっと堪え、Aさんはしぶしぶその案件を引き受けたそうです。案件は、丸投げ。上司からのサポートはありませんでした。
部下の経験値を上げるために、上司が自分の仕事を部下に振ることはあります。しかしデキる上司であれば、部下の仕事量がオーバーになっていないかなど、フォローがあるはず。自分の仕事を部下に流すだけというのは、「上司」というパワーを乱用しているともいえるでしょう。
【ケース2】飲み会で昔の自慢話ばかりする上司
Bさんは、上司との飲み会に嫌気が差していました。飲みの場で会話が途切れがちになると、ほろ酔いでいい気分になった上司が「俺の若いころは……」と、いつもの調子で語りはじめるからです。
しかも、ほとんどが上司の自慢話。「何回目だよ」「早く終わってくれ」と思いつつも、Bさんは上司の話を聞かざるを得ません。会社の飲み会があるたびに、Bさんは気持ちが落ち込むそうです。
上司としては自分の成功体験を話すことで、部下の仕事に役立つはずだと思っているかもしれません。でも何度も聞かされる話だと、聞くほうとしては身が持たないですよね。飲みの場は、部下の悩みを聞いてあげる場でもあるはず。自分の自慢話に終始する上司は、ちょっと考えものですよね。
パワハラ上司は、実は自分に自信がない
ビジネス心理学で著名なロミオ・ロドリゲス Jr.氏は、パワハラ上司について「実は彼らは自分に自信がない」と指摘しています。つまり「心の問題」ということです。
またロドリゲス氏は、パワハラ上司に共通するものとして以下の3点を挙げています。
・気が小さく自信がない
・自分がリーダーの器でないと感じている
・高圧的でないと人は動いてくれないと感じている
パワハラ上司は、実は部下に対して「恐怖心」を感じており、そのため「肩書」を使って攻撃をするといいます。つまり、自分が優位なポジションを逆手に取り、高圧的な態度を取ることで部下をねじふせているそうなのです。
でも、わかっていても、攻撃を受ける一方だとメンタルがもちません。そこでおすすめなのが、「優位なポジションを崩すこと」だそうです。たとえば、パワハラ上司のさらに上司や役員に近づくのもひとつの手。「自分のパワハラが役員にバレるかも……」と上司が恐怖を感じるかもしれないからです。
ただ、役員に話しかけるのは、ハードルが高いと思う人もいるでしょう。でも意外に、趣味や好きなことの話であれば、役員などは部下と話してくれるものだそう。「〇〇さんの趣味のゴルフ、私も始めようと思っているんです。初心者はどんな道具を買ったらいいですか?」といったように話を振ってみましょう。ちなみに、パワハラ上司の前で話しかけるのがポイントだそうですよ。
まとめ
最近は「働き方改革」の影響で上司の役割が変化してきています。昔ながらの「上から目線」では、部下は離れていく傾向も。一方で、部下に対等な立場で接するデキる上司もたくさんいます。あなたがパワハラ上司に困っているようだったら、転職するなど、今の環境を離れるのもひとつの方法かもしれませんね。
参考:ロミオ・ロドリゲス Jr.氏の著書『仕事は嫌いじゃないけど、人間関係がめんどくさい!(https://www.amazon.co.jp/gp/product/4295402540/ref=as_li_tl?ie=UTF8&tag=cmpubliscojp-22&camp=247&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4295402540&linkId=dfd5bc110081b6ac1423f698ba644199)』
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