私立中学校に通う家庭の世帯年収は?通塾費と受験費用が膨大!?

LIMO / 2020年10月5日 18時20分

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私立中学校に通う家庭の世帯年収は?通塾費と受験費用が膨大!?

日本における問題の一つとして所得格差が取り上げられることがあります。さらに、2020年に起きた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を受けて経済的ダメージを被った人も多いはずです。

しかし、お金は必要なところに必要なだけ使いたいところ。とりわけ子どもの教育にはお金をかけたい家庭が多いのではないでしょうか。

そこで、中学校に関する情報をまとめた「中学図鑑」が2020年9月に公開した「中学受験にかかる費用(https://eduzukan.jp/jhs/484/article/9635)」を参考にし、教育にどれだけのお金がかかるのか紐解いてみましょう。なお、今回の調査対象は、「中学図鑑」を利用する首都圏5万人の内、中学受験生がいる保護者410名です。

私立中学に通う家庭の72.1%が世帯年収800万円以上

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中学受験に合格して私立中学校に通う家庭の世帯年収をみると、71.2%が800万円以上でした。一方、公立中学校ですと65.7%が年収800万円未満ですので特徴的な結果だといえるでしょう。

世帯年収800万円以上「3年間で学習塾に平均279万円」

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調査結果をさらに見ると、私立中学校に通う家庭の世帯年収に800万円以上が多い理由が分かってきました。

小学4年生から小学6年生までの3年のあいだ学習塾(集団)に通わせるとなると合計200万円以上かかることが分かったのです。

家庭教師や通信教育ですと少し費用が下がりますが、厳しい中学受験を乗り越えるために学習塾(集団)に通わせる家庭は少なくありません。子どものためになら多額のお金も惜しまないのでしょう。

それにしても、中学受験のためにここまでかかるとは驚きですね。私立中学校に通うことになったら入学費や授業料などの出費が多いので、世帯年収が高くなることは不思議ではありません。

現状のままではすべての子どもが受けたい教育を自由に選択できるとはいえないでしょう。また、こういった背景があると、子どもを作ることを躊躇う夫婦が増えるのも自然なことです。日本の少子高齢化はなかなか根が深いですね。

学習塾は通常授業以外のオプション負担が大きい

しかし、「なぜ学習塾(集団)はそれほど費用がかかるのか?」という疑問を抱きませんか。実は通常授業以外のオプションが高くつくのです。春・冬期講習や日曜特訓、勉強合宿などほぼ参加必須の講習が多くあります。

学習塾クラスのほとんどの生徒が参加する講習に自分だけ参加しなければ学習に後れが生じるのではないかと不安に感じるので、不参加なんて考えらないという状況に追い込まれるようです。

自分の子どもだけ春・冬期講習や日曜特訓、勉強合宿などに参加できずにつらい思いをさせるのは避けたいですよね。両親たちはかなり無理をしてでもお金を払い続けるのです。

3年間の通塾費と受験費用で合計413.2万円かかる?

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中学受験にかかる費用についてまとめましょう。小学4年生から小学6年生までの3年間の通塾費と受験費用を足すと、245.5万円以上かかることが予想されます。

世帯年収が800万円以上の家庭ですと413.2万円かけていることも。さらに、通塾だけではなく家庭教師や通信教育を併用している家庭も少なくないようです。そうなってくると、お金がいくらあっても足りないような気さえもしてきます。

いかに、中学受験費用が高額で世帯年収によって受けたい教育を受けることができる選択肢に不平等が生じているかお分かりいただけたでしょうか。

おわりに

今回は、中学受験についてまとめました。あまりにも高額の費用がかかることに驚かれたでしょう。このままですと、私立中学校に通いたいのに通えない子どもが増えていくかもしれません。格差社会の是正はたびたび取り上げられる課題ですが、今回の調査でその現実をまざまざと知ることになりました。

【参考】
「“中学受験は本当に課金ゲームなのか?“ 『中学受験にかかる費用』実態調査レポート(https://eduzukan.jp/jhs/484/article/9635)」中学図鑑
「2019年 国民生活基礎調査の概況(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html)」厚生労働省
「平成30年度子供の学習費調査の結果について(https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf)」文部科学省

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