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「勉強できない子は机でわかる」東大生断言のワケ 人間は怠ける生き物、だからこそ環境作りが大事

東洋経済オンライン / 2023年11月16日 12時5分

「勉強できる子、できない子」は机を見ればわかる!?(写真:Mai/PIXTA)

『がっちゃん英語 キミに読ませたくて創った文法書』(KADOKAWA)を上梓したYouTuber・がっちゃんと、ドラマ『ドラゴン桜』の脚本監修で知られ、『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』(東洋経済新報社)をチームドラゴン桜として上梓した西岡壱誠氏。語学の習得や受験という難関を乗り越えてきた2人のスペシャル対談が実現しました。

後編の今回は“結果を出す”ことの難しさや成功に至るための秘訣を語っていただきます。(前編はこちら)

人に教えることが自分の学びになる

西岡壱誠(以下、西岡):がっちゃんさんがYouTubeを始めたのは、どんなきっかけだったんでしょうか?

【書影】『がっちゃん英語 キミに読ませたくて創った文法書』

がっちゃん:これはもう特別な事情も何もなくて、お金を稼ぐ手段の一つとして始めてみようかなと思っただけなんです。最初の頃は、東方神起などの韓国アイドルが好きな日本の人たち向けに、簡単な韓国語講座みたいな動画を作っていました。

西岡:それが現在のような英語の習得という内容にシフトしていったのは何か理由が?

がっちゃん:当初は韓国語のミニ会話を教えるだけの内容だったんですが、あるとき、視聴者から「ハッピーバースデーって韓国語でなんて言うんですか?」という質問が届きました。それに答える形で、韓国語、日本語、さらに英語のちょっとした違いやうんちくのようなものを話したら、視聴者の反応が予想外によかったんです。

自分の持っている韓国語、日本語、英語の知識は需要があるのかもしれないと思い、そこから現在のようなスタイルに変わっていきました。ちなみに韓国でも日本と同じように、ハッピーバースデーと声を掛けるし、ハッピーバースデーの歌も歌います。

がっちゃん:動画で英語を扱うようになって、私の知識をわかりやすく使えることを重視してきました。それと同時に、私の中にわいてきたのは「私の動画で視聴者が勉強しているのだから、私もそれに負けないくらい勉強しよう」という気持ち。ただ単にわかりやすく伝えるだけではなく、どこがわからないのか、英語のどんなところに苦手意識を持っているのか、そういうポイントを分析するようになっていきました。

西岡:なるほど。世間の人から見るとがっちゃんさんは「英語が得意なYouTuber」ということになると思うんです。でも、今までの話を聞くと「英語が得意ではなかったけど、だんだんと得意になっていったYouTuber」というほうが近いのかもしれない。

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