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絶対王者「N-BOX」に挑む「新型スペーシア」の勝算 フルモデルチェンジした売れ筋軽自動車を比較

東洋経済オンライン / 2023年12月21日 12時0分

2023年10月にフルモデルチェンジを発表したホンダ「N-BOX」と、2023年11月22日にフルモデルチェンジを発表したスズキ「スペーシア」(写真:本田技研工業/スズキ)

軽四輪車の新車販売台数でつねに上位争いを繰り広げているのが、本田技研工業(以下、ホンダ)の「N-BOX」とスズキの「スペーシア」だ。いずれも、全高が1700mmを超える軽スーパーハイトワゴンというジャンルに属し、大人4名がゆったりと座れる広い室内や、電動スライドドアなどの使い勝手がいい装備などにより、若いファミリー層からシニア層まで幅広いユーザーから大きな支持を受けている。

【写真で見る】ホンダ「N-BOX」とスズキ「スペーシア」を徹底比較。フルモデルチェンジしたばかりの大人気の軽スーパーハイトワゴン買うならどっち?

フルモデルチェンジした2モデル

N-BOXが2023年10月6日、スペーシアが2023年11月22日に、それぞれ新型を発売したが、とくに注目なのがスペーシアの改良点だ。例えば、2列目シートには、軽自動車では珍しい「オットマン機構」も持つ「マルチユースフラップ」を装備。ほかにも、電動パーキングブレーキや新開発のメーターなどにより利便性を向上させたほか、安全運転支援システムに最新の「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、先進装備の面でも進化を遂げている。

一方、軽四輪車のジャンルで8年連続1位、登録車を含めた新車販売台数でもたびたびトップを獲得し、今や「日本一売れているクルマ」といえるN-BOX。その新型も高い評価を受けている基本性能を継承しつつ、各部を熟成している。例えば、メーターをステアリング奧に配置することでより広い運転視界を確保し、大容量のグローブボックスを採用することで、使い勝手のよさも向上。安全運転支援システム「ホンダセンシング」には、より広範囲を検知できるワイドビューカメラを採用するなどで、さらに予防安全性能を高めるなどのアップデートを受けている。

まさに、「実力伯仲」の感がある両モデルの新型車。では、実際に具体的な装備や機能には、どのような類似点があり、どういった点に違いや優位性があるのか。それぞれを比較することで、各モデルが持つ商品力の特徴を紐解いてみる。

両モデルが持つ類似点のひとつとして挙げられるのが、ラインナップの構成だ。いずれにも、スタンダード仕様とカスタマイズ仕様があり、NA(自然吸気)エンジン車とターボ車を設定するほか、全タイプに2WD(FF)と4WDを用意する。

より具体的に紹介すると、まず、N-BOXのスタンダード仕様にはNA車のみを設定。外観は、先代モデルと同様の四角いフォルムを継承しつつも、パネルに複数の丸穴を開けたようなスタイルのフロントグリルを採用するなどで、清潔感を演出していることが特徴だ。また、新しく「ファッションスタイル」というグレードも追加。サイドミラーやアウタードアハンドルにホワイトを配し、ホイールにはボディ同色のカバーを装備することで、主に女性ユーザーを意識したカラーを採用している。

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