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東京オートサロン、国内メーカー注目モデル総括 コンセプトモデルから市販予定車まで一挙紹介

東洋経済オンライン / 2024年1月20日 11時30分

市販車をベースにしたカスタムカーから市販予定車、コンセプトカーまで、さまざまなクルマが展示される東京オートサロンの会場内(筆者撮影)

カスタマイズカーの大規模展示会「東京オートサロン2024」が、2024年1月12日(金)~14日(日)の3日間、千葉県・幕張メッセで開催された。例年1月に開催されるこのショーは、コロナ禍前で来場者30万人以上を記録した国内最大級のカーイベントだ。42回目を迎える今回も、以前ほどではないにしろ、3日間で23万人を超えるクルマ愛好家が集まった。

【写真で見る】東京オートサロンで発表された市販予定モデルやコンセプトカーを一挙公開。トヨタ、ホンダ、スバル、日産などの注目モデルをチェック!

東京オートサロンは、もともとアフターパーツメーカーが中心となり、新作のカスタマイズカーやパーツなどを展示するイベントだ。だが、近年は、多くの来場者が集まることで、国内の主要な自動車メーカーも出展。メーカーにとって直接の顧客といえるクルマ好きへ自社製品をアピールしようと、初公開の新型車やコンセプトカー、人気モデルのカスタマイズ提案モデルなどを展示するようになっている。展示車両には、近日発売が期待できる市販前提モデルも数多く登場することから、日本はもちろん、世界中から多くの注目が集まることでも知られている。

ここでは、そんな東京オートサロンで、国内の自動車メーカーが展示した車両のなかから、とくに注目のモデルをピックアップ。「スポーツスタイル」「アウトドアスタイル」「BEV(バッテリーEV)」と、各車両をスタイル別に紹介する。

パート1:走行性能で魅せる「スポーツスタイル」

東京オートサロンの来場者には、レースなどのモータースポーツ愛好家も多い。おのずと、出展車両もスポーティなスタイルを持つクルマの比重が高い傾向だ。そこで、まずはスポーツスタイルの注目車両を紹介していく。

まず注目したのが、トヨタ自動車(以下、トヨタ)のスポーツブランド「トヨタ・ガズーレーシング(TOYOTA GAZOO Racing)」が出展した、世界初公開となるマイナーチェンジ版の「GRヤリス」だ。

コンパクトカーの「ヤリス」をベースに、世界最高峰のラリー競技「WRC」など、数々のレースから培った技術を投入したスポーツモデルがGRヤリス。会場には、最上級グレードの「RZハイパフォーマンス」を展示。主な特徴は、新開発の8速AT(オートマチック・トランスミッション)機構「GR-DAT」を採用したことだ。

ラリー競技などでも開発を行ったというこの機構は、スポーツ走行用に最適化したAT制御ソフトウェアを搭載。ドライバーが行うブレーキやアクセルの操作を細かく感知することで、プロドライバーのシフト操作に近いギア選択を自動で行うという。

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