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普通二輪免許で乗れる英国車トライアンフの魅力 新型「スピード400/スクランブラー400X」試乗

東洋経済オンライン / 2024年3月2日 12時10分

「スピード400」はトライアンフをスポーツブランドとして決定づけた1930年代のロードスター「スピードツイン」をオマージュした最新モデルだ(写真:Triumph Motorcycles Japan)

開発に5年、ユーザーが本当にほしいバイクを作った――。

【写真で見る】普通二輪免許で乗れる、トライアンフ唯一のモデル。新型「スピード400/スクランブラー400X」の登場で選択肢が広がった

トライアンフの2024年モデルとして新たに加わった新型400ccシリーズの国内試乗会で語られた言葉だ。

英国で1902年に創業した世界最古級のモーターサイクルブランドとして知られるトライアンフ。ボンネビルをはじめとする名車の数々を生み出し、マン島TTレースでの勝利やスピード記録を打ち立て、カルチャーの分野でも世界的なムーブメントを作り出してきた。

国内においても2023年の国内販売台数は前年対比で21%増の4108台の大台に乗り、2019年からの5年間で2倍に増やすなど好調ぶりが伝えられた。ユーザー層も幅広く、多様な世代に着実に浸透してきていることがうかがえる。

スピード400/スクランブラー400が登場

そんな機運を捉えたかのようなタイミングで今回投入されたのが、「スピード400」と「スクランブラー400X」。現行トライアンフの中では最少排気量モデルであり、普通二輪免許で乗れる唯一のモデルとなっている。開発に5年を費やしたというこのシリーズ、世界中のユーザーの意見を聞いてゼロから作り始めた完全新設計のブランニューモデルだ。

聞こえてきたのは、「スタイリッシュで軽快で扱いやすく、乗っていて楽しくなる。コスパに優れ、それでいてトライアンフの伝統や品質を感じさせるバイクがほしい」という声だったとか。そこで今回、トライアンフではあらゆる年齢や経験のライダーが自信を持って楽しく操れることを目指したという。同時にクラスをリードする性能や最新テクノロジーを投入し、トライアンフの伝統的なスタイルと品質で仕上げてきた。

「スピード400」はトライアンフの古きよき時代を彷彿させるロードスターモデルであり、一方の「スクランブラー400X」も1950年代のファクトリーレーサーのDNAを受け継ぐ正統派モデルとして誕生した。

【スピード400試乗】シングルスポーツらしい軽快さ

新400シリーズのために新たに開発された「TRシリーズエンジン」は、20世紀初頭に活躍した単気筒レーサー「トロフィー」にちなんで名づけられた。最高出力40PS/8000rpmを叩き出す水冷単気筒DOHC4バルブ排気量398ccエンジンはショートストローク設定で、シングルエンジンとしてはかなりの高回転高出力型。その名に恥じないハイスペックぶりである。

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