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成績ぐんと上昇「東大受かった子」に共通する特徴 非進学校から東大を受験する子にある特徴も

東洋経済オンライン / 2024年3月20日 11時50分

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。

その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。

そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。連載を再構成し、加筆修正を加えた新刊『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』が、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。第108回は駿台予備学校お茶の水校3号館で高卒生の東大対策コースのクラス担任をしている堤政文さんに、受かる受験生・落ちる受験生の特徴をうかがいました(前後編の後編)。

素直だからこそ合格をつかんだ

3月10日に東京大学の合格発表(前期日程)がありました。合格した生徒も、残念ながら落ちてしまった生徒もいます。

【漫画で読む】『ドラゴン桜』桜木先生が語る、成績が伸びる子の特徴

われわれカルペ・ディエムでは、駿台予備学校東大専門校舎の「お茶の水校3号館」にて、2024年度から既卒生100人を対象とした『東大特化学習支援』を実施し、東大を目指す学生の皆さんをサポートする予定です。今回は同校で高卒生の東大対策コースのクラス担任をしている、堤政文さんから、「受かる受験生・落ちる受験生の特徴」について、お話を伺います。(今回は、前後編の後編です)

西岡:前編では、『コソ勉』より『ガリ勉』が受かる、という話を伺いました。素直な子のほうが合格しやすい、と。堤さんの目から見て、『素直だからこそ合格できた生徒』というのは今までいましたか?

堤:例えば、中高ずっとバンド活動をしていたという学生がいました。その子は、中高一貫で、校風が自由な学校の学生でした。いわゆる進学校だったのですが、高校時代にバンドをずっとやっていたので、まったく勉強をせず、成績は決してよくありませんでした。自分の成績が悪いこともよく認識していた彼は、『浪人したからには、言われたことを完璧にこなします』と言っていました。

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