1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

貯金ゼロから10年で資産7000万、37歳の「節約術」 買い物依存症、離婚を経てミニマリストに

東洋経済オンライン / 2024年3月23日 11時50分

10年で7000万円もの資産を作り、FIRE。自由な人生を送る「ミニマリストゆみにゃん」さんに、その節約術を伺いました(出所:ミニマリストゆみにゃんYouTube)

今回登場するのはミニマリストゆみにゃんさん(37)。ミニマルな生活や節約、投資についてYouTubeで発信しつつ、著書『ミニマリストゆみにゃんのお金のつくりかた』『オートで月5万円貯まる魔法の節約術』も手掛けている。

多くのものを持たないシンプルライフを送るゆみにゃんさんだが、昔は給料を毎月全部使い切るほどの買い物依存症だったという。さらに27歳で離婚、一時期は情報商材詐欺や不動産投資詐欺、さらに恋人にも騙されて約800万の損失を抱えるが、一念発起して節約と副業に励みお金を貯められるように。27歳で貯蓄0円だったのが、10年後の37歳で7000万円の資産形成に成功している(投資による「含み益」を含む)。

節約に成功し、人生が豊かになったという「倹者」に節約系YouTuberのくらま(「倹者の流儀」)がインタビューをする本連載。今回の記事では、ゆみにゃんさんが節約とミニマリズムに目覚め、資産を築いていく過程を聞いていく。

残業時間月170時間超で買い物依存症に

仕事のストレスから浪費していたというゆみにゃんさん。理系の大学を卒業後は、新卒で憧れの大手ゲーム会社に就職したが、内定した年は2008年でリーマンショックのあおりを受けた。

【グラフ】ゆみにゃんさんの毎月の生活費

「新卒採用が縮小され後輩がその後何年も入ってこない状況下で、さらに1000人規模の希望退職もあり、連日徹夜が当たり前、休みが月に2日みたいな環境でした。

170時間以上はサービス残業しているので、合計で月370時間くらいは労働している。たまの休日には反動で、給料全部を買い物で使っちゃうような生活でした」

給料は初年度で300万円台。その後、体を壊し休職したため年収は200万円台に下がるもなんとか復帰。数年後、残業代も出るようになり32歳で年収660万に。

しかし、給料が上がっても貯蓄に回ることはなく、その会社にいた9年間はボーナスも含めてほぼ使い切る生活だったという。

「ブランド品が大好きで銀座でたくさん買い物していたし、毎年ハワイ旅行に行っていました。あとは結婚式とかパーティーとか、何かあるたびにドレスや靴、バッグなどを新調していました」

仕事のストレスのはけ口を買い物に求める、買い物依存症のような状態だったそうだ。

そうした中で、私生活でも転機を迎える。学生時代から付き合っていた人と結婚をして、新居を購入していたが、別居することになり家を出た。その後、29歳で離婚。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください