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頼まれても「ノー」と言えるようになるコツ5つ 「忙しいだけの仕事」を増やさないテクニック

東洋経済オンライン / 2024年4月16日 16時0分

押し寄せる依頼や仕事に、ちゃんと「NO」と言えますか?(写真:IYO / PIXTA)

制限なく仕事を引き受けると、大切な仕事に悪影響が出ます。仕事の数は少なくても確実に仕上げる方が、たくさんの仕事がどれも中途半端なままより、ずっとよいはずです。

確実に仕上げるべき仕事はどう選べばよいのでしょうか?

マーク・フォースター氏著、青木高夫氏訳の『仕事に追われない仕事術マニャーナの法則・完全版』から一部を抜粋、再編集してお届けします。

毎日忙しく、たくさんの仕事をこなしている人が「よい仕事をしている」とは限りません。単に「仕事をこなす」ことと「目標に向けて行動する」ことは違います。

【表で確認】「忙しいだけの仕事」と、あなたしかできない「本当の仕事」を比較してみると一目瞭然です

私がおすすめしたいのは「本当の仕事」と「忙しいだけの仕事」を区別することです。

「本当の仕事」とは、目標に近づくための仕事です。そのためには、あなたの能力すべてを使わなければなりません。つらい困難にぶつかることもあるし、限界にチャレンジする必要もあります。ときには「もう嫌だ」と思うこともあるでしょう。

そして、「本当の仕事」には、綿密な計画と入念な思考の時間が必要です。

しかし、そのせいで「忙しいだけの仕事」の方が仕事らしく見えるのです。あちこち飛び回って、慌ただしくしている人の方が、静かに座って計画を練る人より忙しそうに見えませんか?

あなたの上司や同僚はもちろん、あなた自身も自分に対してそんな誤解をしがちです。

しかし、はっきり言ってしまえば「忙しいだけの仕事」は「本当の仕事」をしない口実に過ぎません。

また、「忙しいだけの仕事」は、人、立場それぞれで違います。ある人には「本当の仕事」でも、別の人には「忙しいだけの仕事」だということもあります。

例えば、アシスタントに任せるべき仕事を自分でした場合、それは「忙しいだけの仕事」をしたに過ぎません。そして、アシスタントの方は「本当の仕事」をするチャンスを逃したことになります。

あなたの仕事のうち、どれが「本当の仕事」なのかを明確にしてください。見極めるべきは仕事だけではなく、あなたの人生でも同じです。「本当の仕事」だけが、あなたの人生に直接かかわることになるのです。

まず「ノー」と言ってしまう

「本当の仕事」を見極め、目標に近づく極意とは何でしょうか?

1つ提案するなら「できない『イエス』は言わない」こと。もっと簡単に言えば「まず『ノー』と言ってしまう」ことです。

基本はこれだけです。しかし「ノー」と言う技術が身についていなければ、仕事がいくらできるようになっても「忙しいだけの仕事」が増えるだけです。

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