エルニーニョ現象は8月まで継続の見込み
ウェザーニュース / 2019年6月10日 18時19分
気象庁は10日(月)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。
太平洋赤道域は東部の海面水温が高く、エルニーニョ現象は継続していると考えられます。
今後は太平洋赤道域に見られる水温の高い領域が東に進んで、東部の海面水温の高い状況を維持する予想です。
7月は70%、8月は60%の確率でエルニーニョ現象が継続するとしています。
エルニーニョ現象の影響もあり、日本に夏をもたらす太平洋高気圧の勢力は平年よりも北への張り出しが弱くなっています。
7月~8月にかけての気温は平年並みになる所が多く、極端な猛暑になることはなさそうです。ただ、日本付近に湿った空気が流れ込みやすい気圧配置で、梅雨の後半にかけては大雨のおそれがあります。
また、盛夏期も大気の状態が不安定になって、局地的な雷雨の発生しやすい時期がありそうです。
エルニーニョ現象とは?
中立の状態(エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない)と比べ、東風(貿易風)が弱まることで「エルニーニョ現象」が発生します。
エルニーニョ現象 発生時の特徴
・東風が平常時よりも弱い
・暖かい海水が東へ広がっている
・東部では冷たい水の湧き上りが弱まり、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなる
・エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生するエリアが平常時より東へ移る
参考資料など
気象庁HPより
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