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週刊地震情報 2020.1.26 トルコでM6.7の直下型地震 多数の死者

ウェザーニュース / 2020年1月26日 12時0分

ウェザーニュース

この1週間で、国内で観測された地震回数は前週とほぼ同じ水準です。震度3以上の地震は2回観測しています。(1月20~25日の集計)

国内:茨城県沖の地震で最大震度4

国内で震度1以上が観測された地震の回数

21日(火)19時18分頃、茨城県沖を震源とするマグニチュード4.2の地震が発生しました。この地震で茨城県東海村で最大震度の4を観測。そのほか、水戸市や日立市など茨城県北部で震度3の揺れとなっています。

茨城県沖では昨年末からマグニチュード4クラスの地震が散発的に発生しています、今年に入ってからは1月14日にマグニチュード4.9、昨年12月19日にマグニチュード4.1の地震が起き、最大震度3を観測しました。

ただ、元々地震の多いエリアで活動が目立って活発になっているとは言えない状況です。

世界:トルコで直下型の強い地震 大きな被害

世界のM4.5以上の地震(USGSホームページ引用/ウェザーニュース加工)

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は4回発生しています。最も大きかったのは25日(土)にトルコの東部で発生したマグニチュード6.7の地震です。

この地震は深さが約12kmと比較的浅い所で発生したため、震源付近では揺れが強く、日本の震度階級に換算すると、震度5弱~5強程度に達したと見られます。建物の倒壊などにより、20人を超える死者が報告されています。

トルコは過去にも地震被害が頻発

トルコはユーラシアプレートと呼ばれる巨大な岩盤の上にありますが、周辺にはアフリカプレート、アラビアプレートとの境界が存在するなど岩盤に歪みエネルギーがたまりやすい地域です。

このため日本と同様に多くの断層があり、今回の地震は東アナトリア断層の付近で発生したものと考えられます。

トルコでは1900年からこれまで死者が出た被害地震が100件を超えていて、最近ではトルコ東部で2011年10月23日にマグニチュード7.1の地震が起こり、死者604人、負傷者は4000人を上回る被害が出ました。現地では余震も起きていて、今後も被害の拡大が懸念されます。

参考資料など

※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。

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