福島県浜通りで総雨量が200mm超 いわき市に土砂災害警戒情報を発表

ウェザーニュース

東北の太平洋沿岸を北上中の低気圧の影響で、東北では断続的に強い雨が降っています。福島県浜通りで雨量が多く、11時現在の総雨量は、気象庁のアメダスで最も多い平で143.0mmを観測。自治体が設置した雨量計では、大熊町やいわき市で200mmを大きく超えています。

土砂災害の危険度は福島県浜通り南部から茨城県北部にかけて警戒レベルに達し、山沿いの一部は非常に危険なレベルです。11時20分、福島県いわき市には土砂災害警戒情報が発表されました。

今夜にかけて雨雲は北上　太平洋側で強い雨に

福島県内は昼過ぎにかけて強い雨が継続し、夕方から夜にかけては活発な雨雲が宮城県、岩手県と北上していく見込みです。広い範囲で1月としては記録的な大雨になりますので、土砂災害や河川の増水、道路冠水などに警戒してください。

また、低気圧の北側は風が強く、瞬間的には25～30m/sの暴風が吹き荒れます。風による鉄道ダイヤの乱れや、車で走行中の横風、飛来物などに注意が必要です。