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北海道・網走で流氷接岸初日 平年より9日遅く

ウェザーニュース / 2020年2月11日 13時55分

ウェザーニュース

今日2月11日(火)、網走地方気象台は「流氷接岸初日」を発表しました。

接岸初日は、流氷が岸に接岸するか沿岸部分の水路が無くなり船舶の航行が出来なくなった最初の日のことです。平年より9日遅く、昨年より13日遅い観測となりました。

オホーツク海を南下し北海道に到着

気象衛星からの観測

網走では一昨日の9日(日)に、海岸から目視で流氷が確認できた最初の日である「流氷初日」を観測していました。その後、冬型気圧配置に伴って北寄りの風が強く吹いたため、わずか2日で岸にまで流氷が到達したと考えられます。

流氷初日から2日で流氷接岸となったのは、2001年以来19年ぶりのことです。

流氷はアムール川の河口付近からやってくる

オホーツク海周辺の地図 凍る範囲は年によって違う

オホーツク海の流氷は、ロシアと中国の国境を流れるアムール川の河口付近で生まれたものが、北風や海流に押されて南へ運ばれてくるものです。

断面模式図

オホーツク海に大量の淡水を供給するアムール川の河口近くでは、水深50mくらいまで海水の塩分濃度が低くなるといいます。海水は塩分濃度が低くなると凍りやすくなるため、シベリアの大地から吹きつける冷たい風によって表面が凍り、だんだんと流氷が形成されるのです。

岸に近づいたり離れたりしながら2か月ほど滞在

網走で流氷が目視で確認できなくなる「流氷終日」の平年日は4月11日です。まだしばらくの間はオホーツク海の冬の風物詩、流氷の季節が続きます。

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