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小笠原近海で熱帯低気圧発生 週末の関東は大雨のおそれ

ウェザーニュース / 2020年9月10日 16時40分

ウェザーニュース

今日10日(木)9時、気象庁は小笠原近海にある雲の塊を熱帯低気圧と解析しました。渦を巻いて発達する兆候は見られず、台風まで発達することはない見込みです。ただ、週末にかけて北上し、関東では大雨となるおそれがあります。

熱帯低気圧は活発な積乱雲が集まっているため、周辺では強い雨となります。今後は太平洋高気圧の縁に沿うように北上し、12日(土)には東海沖まで進む見込みです。

山沿い中心に100mm以上の大雨のおそれ

予想積算雨量

熱帯低気圧周辺の雨雲がかかることや、湿った空気が次々に流れ込むことで、雨量が増加します。特に山沿いで多く、100~150mmに達するおそれがあります。河川の増水や土砂災害などに警戒が必要です。

熱帯低気圧は台風ほどの風を吹かせることはない一方で、雨に関しては同等の危険性を持っています。関東に接近した熱帯低気圧の影響で記録的な大雨となり、大規模な水難事故が発生したというケースも過去にはあります。

今回は記録的とまでは行かないと現段階では見ているものの、週末の大雨となりますので、しっかりと最新情報を確認するようにしてください。

参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構

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