冷たい北風で春分らしからぬ寒さ 東京は15℃超も明日は気温低下

ウェザーニュース

春分の日の今日20日(水)は上空に強い寒気を伴った低気圧が東に進みながら本州を通過しており、東北～中四国の広い範囲で雨や雪が降っています。

冷たい北風が吹き付けて、春分らしからぬ寒さのところが多くなっています。

北風で寒い春分の日

15時時点の最高気温分布をみると15℃を超えたのは沖縄など南西諸島を除いて関東南部や静岡県、九州の一部のみとなっています。

西日本や東日本では雨雪や北風の影響により10℃前後の地点が多く、寒い春分の日となりました。

雨の降り出しの遅かった東京では午前中は晴れて15.7℃（11:57）を観測しましたが、その後は気温が低下し15時の気温は10.6℃となっています。大阪の最高気温は未明に観測した11.4℃。那覇は18.7℃で9日(土)以来11日ぶりに20℃を下回りました。

明朝は冷え込む　昼間でもヒンヤリ

明日21日(木)は雨雪を降らせた低気圧が本州東の海上に移動し、日本の周辺は西高東低の気圧配置になります。

太平洋側では天気が回復するものの、朝は放射冷却の影響で厳しい冷え込み。東京や大阪の予想最低気温は3℃、名古屋では1℃です。

上空の強い寒気の影響が残るため、昼間でも気温が上がりません。西日本や東日本では予想最高気温が10℃前後の地点が多く、季節が戻ったような寒さになります。休み明けの出勤には万全の防寒が欠かせません。