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あなたの最高と最低を引き出す存在 ~家族の扉~(女性の幸せの見つけ方特集-5)

Woman.excite / 2015年8月9日 4時15分

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女性には、運命を決める7つの扉がある
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あなたの最高と最低を引き出す存在 ~家族の扉~
の続きです


© Ruslan Olinchuk - Fotolia.com


「家族は、あなたの最高と最低を引き出します」と、本田健さん。ママになってみて「こんな幸せがあったのか!」と、子を持つことの幸せに、目が覚める思いをした人も多いだろう。

しかし一方で近年、「親と何のわだかまりもない人はいない」と言われるほど、仲の悪い親子の問題がクローズアップされている。

家族の問題は、本当に奥深い。血のつながりのある家族であっても、「相性が合う/合わない」は必ずある。そういう意味では、家族は、人間関係のレッスンを学ぶ場だともいえる。

扉の向こうにあるもの(1)=母親との確執を癒す
「女性に、家族についての悩みを尋ねると、意外と多いのが、『自分の母親との確執』です」(本田さん談)。

母親がどうしても面倒くさくて、できるだけ関わりたくない。母親から電話がかかってきただけで気持ちがブルーになる、という女性はたくさんいる。特に、父親が仕事などで不在がちな家庭の場合、母親が重くのしかかってくる感じがする、という女性は多くいるようだ。

母娘の間の痛みを癒すには、まず、互いの抱えるわだかまりを直視することが必要だ。母親の何がイヤなのか? 小さい頃から何が抱えてきたのか?を、読み解いていかなければ、2人の間のわだかまりは一生消えない。

「そういった傷をひとつずつ、癒していきましょう。すぐに、すべてが解けることはありませんが、忍耐強く癒しをすすめれば、いずれ、母と娘が和解できる日も来るでしょう」(本田さん)

扉の向こうにあるもの(2)=父親を手放す
一方、父親との問題を抱えている女性もたくさんいる。父と娘の関係は、大抵「パパ大好き」か、「面倒で口もきかない」かの両極端に分かれるのだが、やっかいなのは、そのどちらも、父親の本当の姿を知っているわけではないところだ。

父親を過剰にヒーローとして見ているか、ダメで尊敬できない人物として見ているかのどちらかに分かれる。

「いずれにしても、父親を上手に手放さないと、自分のパートナーとつながることはできません。ほかの男性に愛されることは、父親を裏切ったり、捨てたりすることになってしまうからです。」(本田さん)

母親と父親、その両方と健康的な距離を保つのは、実はとても難しい。でも、「健康的な距離を保つのは難しい」という認識を持っていれば、少々うまくいかないことがあっても、腰を落ち着けて向き合う気持ちになれるかもしれない。

親との距離が上手にとれるようになると、人は人生で安心感を得られるようになる。なぜなら親が、「自分にとって最低な存在」から「無条件であなたを応援してくれる最高の存在」に変わるからだ。


扉の向こうにあるもの(3)=娘、息子とも、幸せな距離をとる
自分の息子、娘との関係についても考えてみたい。娘については、先の母親とのくだりで逆の立場を想像してみると、いろんなことに気づけるのではないだろうか。

ここでは息子の場合を考えてみよう。男の子は12歳~13歳から、急速に母親からの自立を始める。しかし、母親から見れば、ちょっと前まで一緒にお風呂に入ったり、抱きしめたりしていたことを、すぐに切り替えることはできない。それゆえ、確執が生まれてしまうこともある。

「息子や娘といい距離を保てているかどうかは、女性の人生後半の幸せを決めます。たいていの母親が、子どもに嫌がられていると知りながら、『いつまでも子どもといたい』という自分の気持ちを押し通そうとすることを抑えられません。今後そうした局面を迎えた時、自分を抑えるだけの理性がありますか?」と、本田さん。

子どもとの確執を避けるためには、子どもが小さい頃から、「娘、息子とも、いずれは親と距離をとるものなんだ」ということを頭の片隅に置いておくことが必要だ。それがあるのとないのとでは、「その時」の迎え方が違うからだ。

全員が努力しないと、家族は幸せになれない
「世界のなかで、もっとも民主主義が遅れているのが家庭です。そうした公平性のない、ある種の無法地帯だということが、家庭にわだかまりが起きてしまう一面なのです」と、本田さん。

健康的な家族は、ルールをちゃんと決めて、それをみんなで守っている。そして、それを破った人は、罰を受けたり、みんなに謝罪をしたりする。

「ルールを決めて、みんなで楽しく生活する。お互いを思い合い、困ったり、つらかったり、悲しかったら寄り添う。これが家族の幸せのかたちです。」(本田さん談)

家族全員で、家族が幸せになるために日々努力をする。そんな発想に、目から鱗が落ちる思いがした。

「運命が開く7つの扉について、もっと突っ込んで知りたい!」と思った人は

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◇女性の幸せの見つけ方 ~運命が開く7つの扉~(本田健・著/きずな出版) 定価:本体1,300円(税別)





(ライター:楢戸ひかる)
(楢戸ひかる)

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