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【ラク家事の秘密は冷蔵庫にあった! 第1回】 “見える化”で食材の迷子をなくす、 冷蔵庫の正解ルール

Woman.excite / 2017年8月21日 21時0分

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冷蔵庫、冷凍、保存のコツ


「ひと目でわかる! 冷蔵庫で保存・作りおき事典」  島本美由紀/著 講談社


暑い夏は、熱気と湿気で不快指数もアップして、何をやるにもおっくうになりがちです。中でも調理は火を使うからより暑くなるし、さらに食材もいたみやすく食中毒も心配。夏のキッチン仕事は、ストレスがたまりやすいですね。

そんな家事ストレスを減らすメソッドを提案する書籍「ひと目でわかる! 冷蔵庫で保存・作りおき事典」が、今じわりじわりと話題となっています。料理研究家であり、ラク家事アドバイザーとして家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求する島本美由紀さんが執筆したこの書籍は、冷蔵庫の正しい使い方を紹介。それらを実践することで、キッチン仕事だけではなく、家事と家計の負担を両方カットできることを教えてくれます。

「時間のかかる家事を楽にしたい」「手間とお金をかけずにおいしい料理を作りたい」。そんな思いから島本さんがたどり着いた“冷蔵庫の正しい使い方”とは? 今すぐ実践できる目からウロコの冷蔵庫活用法を、前編後編の2回にわけて紹介します。

■ムダをそぎ落とした“究極の冷蔵庫活用法”
冷蔵庫をうまく使いこなせていないなぁ、と思ったことありませんか? 探しても探しても見つからない食材の迷子、あることすらすっかり忘れていた賞味期限ぎれの食材、見て見ぬふりをしてきた冷蔵庫の中の汚れ…。

自分が悪いのはわかっているけれど、どう整理したらいいのかわからない。そんな人、実は多いのではないでしょうか。

信じられませんが、結婚当初の島本さんもそんな冷蔵庫の悩みを抱える一人だったそうです。彼女が試行錯誤の末たどり着いたのは、“見える”冷蔵庫にすること。どこに何が入っているかすぐわかる“システム”を作ってしまえば、すぐ見つけることができて管理も調理もすんなりいく。つまり、それが家事の効率アップと家計のシェイプアップにつながることに気付いたのです。

では“見える”冷蔵庫にするための4つのルールを見ていきましょう。
 
 

1. 冷蔵室は7割以下、冷凍庫は7割以上をキープ



ものを詰め込みすぎると、吹き出し口をふさいで冷気の循環を悪くしたり、照明が行き届かず庫内が暗くなりがち。冷蔵室は7割以下、冷凍庫は7割以上を基準に収納すると、庫内がよく見えて節電にも効果的です。

冷蔵室は棚の横幅を3等分して、3分の1のスペースをあけるというルールを作ってしまえば7割以下をキープしやすく、逆に冷凍室はものが少ないと電気代が余計にかかるので7割以上の目安でスペースを埋めることで、節電効果を高められます。
 
 
2. 下段中央はゴールデンスペース! いつもあけて見通しよく



たいていの冷蔵庫は、吹き出し口も照明もセンターに設置されているので、中央を開けておけば冷気の流れや明かりをさえぎりません。特に下段の中央は出し入れしやすく、ものがたまりやすい危険ゾーン。ここは普段から何も置かず、いざという時の予備スペースに。
 
 
3. 中身が“見える”入れ物で使い残し・食べ忘れ防止



食材を入れる容器は、同じもので統一すると効率よくスペースを使えます。また、中身が見える透明プラスチックやガラス製なら、迷わず取り出せて、使い残しや食べ忘れも防止できます。
 
 
4. 食材の“指定席”を決める



保存場所を決めることで、使い忘れや二重買いの防止、ストックの管理、掃除もしやすくなります。特に作り置きは、よく目について出しやすい場所にまとめて指定席を作れば食べ忘れも防げます
 
 
“見える”冷蔵庫になれば、自分も家族も気持ち良く使えそうですね。本著にはそのほかにも、同じジャンルでまとめる収納や、取り出しやすい収納エリアごとに機能を踏まえての収納なども掲載されています。
 
 

■一家に一冊欲しい! 冷蔵・冷凍保存&活用事典
ところでみなさんは、食材をどのように保存していますか? 野菜を買ってきたら野菜室に、お肉や魚を買ってきたらチルドに。買ってきたものをそのまま保存することが当たり前になっていませんか? 実は食材にはそれぞれ正しい保存方法があり、それを実践すればおいしく長持ちします。

本著には、家庭でよく使う食材88種類を、その食材に適した冷蔵・冷凍の方法から解凍法、調理例まで網羅した便利な「活用辞典」も掲載されています。

たとえば、ネギ。冷蔵庫に入る長さに切り、用意したビンに立てて入れます。ビンの底から2センチほど水を注ぎ、ふたをして冷蔵保存すれば10日は持ちます(水は3日おきに交換して)。冷凍するなら、白い部分は使いやすい大きさにカットして保存袋に。青い部分はラップで包んで1ヶ月持ちます。

ここに掲載されているのは野菜だけではなく、フルーツや肉、魚、そして豆腐や納豆などの加工食品、チーズやヨーグルトなどの乳製品まで、おいしく長持ちさせる方法、使い切りがラクにできるテクニックまで盛り込まれています。“保存”という概念がくつがえされ、お料理の幅も広がりそうです。

日本では、年間約632万トンもの食品ロスが生まれているのだとか。冷蔵庫保存のテクニックを使って、食品ロスを減らしたいものですね。次回は、お金が貯まって家事がラクになる「買い物」&「半調理保存」方法をご紹介します!

参考図書:
「ひと目でわかる! 冷蔵庫で保存・作りおき事典」
島本美由紀/著 講談社


家事の「ラク」を追究してきた著者がたどり着いた、究極の冷蔵庫活用法を徹底解説。気になる食品保存のテクニックから、「作りおき」のコツまで、冷蔵庫活用で家事の手間や無駄遣いを徹底排除する秘訣を伝授する一冊。

島本美由紀(しまもと・みゆき)
料理研究家。ラク家事アドバイザー。
冷蔵庫と食品保存のスペシャリストとして調理の時短テクニックや、整理収納アドバイザーの資格を生かした片づけ方法など実用的なアイデアが好評を得て、テレビや雑誌を中心に幅広く活躍中。『冷蔵庫超片づけ術』(双葉社)、『おもわず自慢したくなる料理のラクワザ333』(河出書房新社)、『冷蔵庫を片づけると時間とお金が10倍になる!』(講談社+α文庫)、『ひと目でわかる食品保存事典 簡単! 長持ち! 節約!』(講談社)など、著書多数。

(古口春菜)

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