上昇を続ける仮想通貨はバブルなのか!?
財経新聞 / 2024年3月7日 10時58分
●ビットコインが最高値に迫る
仮想通貨ビットコインの価格が4日、6万8000ドルを突破し、2年ぶりの高値を更新した。史上最高値の6万8999ドルも視野に入れている。円換算では円安も相まって1BTC=100万円を超えている。
現物ETFが承認されたことで、2024年年初から暴騰しているが、ビットコインだけでなく他の暗号資産(仮想通貨)も上昇しており、バブルが到来しているのだろうか?
●イーサリアムなどの仮想通貨も買われる
イーサリアムも5日、日本円建てで史上最高値の1ETH=55万円を突破した。3月13日に予定されているデンクンアップデート完了への期待と見られる。2021年11月も大型アップデートで上昇していた。ブラックロックなどの大型ファンドは、ビットコインの次はイーサリアムのETF上場を申請しており、2024年内の承認を目指している。
一方で、ブロックチェーン上のカエルをテーマにしたペペコインが100%の上昇、ボンクや柴犬コインなどのミームコインの上昇も目立っている。
ミームコインは1000種類以上あると言われており、ビットコインなどに比べて安価に買うことができる。
その分、値動きが激しく、先導的な動きで一瞬にして資金を失うリスクがあり、ギャンブルとの批判も多い。市場操作しやすく、中には詐欺目的のミームコインもあり、問題となっている。
●危険な兆候も
ビットコインについては、4月の半減期への期待もあるのだろう。しかし、ビットコインはETF承認後、資金流入がマイニングを上回る状況が続いており、明らかに買われすぎている感がある。
柴犬コインは時価総額が急上昇し、建玉が増加、過剰な投機の兆候とも取れる。
日米株もリスクオン相場となっているが、2月に発表されたPCEデフレーターが予想通りで、6月の利下げへの期待が高まっているからという指摘もある。
今後、インフレ後退の鈍化が顕著となれば、利下げの延期が警戒されて、一気に流れが変わってしまう恐れもある。
ミームコインを含め、ビットコインなどの仮想通貨はさらにその傾向が強くなりやすい。安易に上昇相場へ乗るのは、危険である。
この記事に関連するニュース
-
「1年で億り人になった」仮想通貨投資家の戦略を完全公開。株とFXでダメダメだった男が、なぜ勝てるようになったのか
日刊SPA! / 2024年4月19日 11時59分
-
アングル:4回目の半減期迫るビットコイン、再び大幅な値上がりなるか
ロイター / 2024年4月18日 7時17分
-
訂正-暗号資産巡る消費者調査、3割が急落を予想 懐疑的な見方は後退
ロイター / 2024年4月9日 13時18分
-
いよいよ半減期~4月のビットコイン見通し~
トウシル / 2024年4月8日 12時8分
-
アングル:ビットコインに見劣りするイーサ、現物ETF審査が今後を左右
ロイター / 2024年4月3日 10時20分
ランキング
-
1スバル、山崎製パン、キリン……相次ぐ“事故” 問題の根っこに何がある?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月24日 8時35分
-
2蹴飛ばされて全治1ヵ月の“腰椎圧迫骨折”。貯金4,000円・借金800万円の61歳DV夫の死で、妻が決断…じつは日本で増えている「死後離婚」の壮絶な実態【行政書士が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月27日 11時30分
-
3「大したことない話なので割愛します」は正しいか…75%が「割愛」を本来と違う意味で使っていることが判明
プレジデントオンライン / 2024年4月28日 8時15分
-
4明治「ザバス」が絶好調!プロテイン飲料最前線 まだ伸びるタンパク質市場へ「オイコス」も参戦
東洋経済オンライン / 2024年4月28日 7時20分
-
55月以降の日経平均上昇を裏付ける「3つの追い風」 今後もドル高円安の大幅修正は見込みづらい
東洋経済オンライン / 2024年4月28日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください