お互い気になる!? 日本に対する韓国と中国の反応

2018年9月19日更新

いつの時代も日本にとって隣国の韓国と中国は気になる存在です。では隣国からは日本の生活や文化はどのように映っているのでしょうか。そこで今回は、日本の生活や文化、技術、道徳心などに対する韓国と中国の反応をピックアップしてみました。

韓国の日本に対する反応

パーキンソン病に新治療法の試み

2018年7月31日、韓国・朝鮮日報が「iPS細胞でパーキンソン病の治療…日本で世界初の臨床実験」と報じ、韓国ネットユーザーの注目を浴びている。

韓国ネットユーザーの反応は…

韓国のネットユーザーからは「パーキンソン病で苦しむ全ての人々の希望になりますように」「基礎科学を重視する日本の技術は認めるべき。韓国はコピーのための科学ばかりだから発展しない」「韓国も(2004年にES細胞ねつ造事件で物議を醸した)ファン・ウソク教授が問題を起こさなかったら、幹細胞技術が発展しただろうに…」「韓国では宗教界が医療界に反対して研究すらできない」「韓国の方がスタートは先だったのに、他国に持ってかれた。情けない」「さすが日本。これでまたノーベル賞受賞か?」など、さまざまな反応が寄せられた。

日本人が尊敬する日本人

2018年5月13日、韓国のインターネット掲示板にこのほど「日本人が選んだ世界に自慢したい日本人」と題したスレッドが立ち、ネットユーザーがさまざまな反応を示している。
スレッド主は1万人のアンケートの結果として、1位の羽生結弦、2位のイチロー、3位の山中伸弥、4位の宮崎駿、5位の大谷翔平、9位の浅田真央の6人を紹介している。

韓国ネットユーザーの反応は…

ネットユーザーからは「イチローと大谷は認める」「イチローは野球ファンとして尊敬する」「宮崎駿は共感」などランキングに納得というコメントが寄せられる一方で、「浅田真央?いつの話だよ(笑)」」「大谷が1位なら理解できるけど」「自慢したい人がいないみたいだね」など手厳しいコメントも。
「韓国だったら1位は誰かな?」とユーザーへの質問も登場、これに対して「文在寅(ムン・ジェイン)大統領」「キム・ヨナ」などの意見が挙がった。

韓国文化と日本文化

2018年3月14日、韓国のインターネット掲示板にこのほど「韓国文化といったら何がある?」と題したスレッドが立ち、ネットユーザーが思い思いのコメントを寄せている。

韓国ネットユーザーの反応は…

日本と比較して「軍隊文化。これが企業文化にもつながっていく。日本とはかなり違う」「韓国人の気質自体、日本と全然違う。日本が本心を隠して仮面をかぶる文化だとしたら、韓国はいい意味で『情』、悪い意味で『おせっかい』」との指摘もあった。
中には「それなら日本文化は何?」と逆質問も登場し、スレッド主が「任天堂、漫画、アニメだけみてもすごくない?」と返していた。

「日本人もラーメンのスープにご飯を入れるの?」と驚き

2018年8月23日、韓国のインターネット掲示板に、日本人のラーメンの食べ方に関するスレッドが立ち、話題となっている。
スレッド主は、ある日本人女性が「昨日食べた牛骨ラーメンがおいしかった」としてインスタグラムに掲載した2枚の写真を紹介している。1枚目には具がたっぷり盛られた食べる前のラーメン、2枚目には残ったラーメンのスープにご飯を入れて食べる様子が写っている。

韓国ネットユーザーの反応は…

「油そばにはご飯を追加するけど、普通の日本人は麺を食べたら終わり。それかチャーハンをセットで付けるとか…」「そういう人もいるかもしれないけど、日本では韓国ほどメジャーな食べ方ではない」「2枚目の写真はご飯に緑茶をかけるお茶漬けじゃない?」などの声が上がっており、日本人がラーメンにご飯を入れるイメージはほとんどない様子。

日本のコンサートのうらやましいこと

2018年7月20日、韓国のインターネット掲示板に「日本文化の中でうらやましいこと二つ」と題したスレッドが立ち、多くのネットユーザーが関心を示している。

韓国ネットユーザーの反応は…

スレッドには日本のあるコンサート会場の様子を撮影した写真が3枚掲載されている。注目すべきはコンサートの雰囲気ではなく、スレッド主は「日本のコンサートの音響と電光掲示板の画質(の良さ)は認める。うらやましい」とつづっている。
これを受け、ネット上では「同感」「本当にうらやましい」「コンサートだけじゃない。音楽番組の音響も良い」とスレッド主に共感を示すコメントが寄せられている。

サッカーW杯日本戦の光景

2018年6月25日、韓国のインターネット掲示板にこのほど「欧米人の中の日本人気」と題したスレッドが立ち、ネットユーザー間で物議を醸している。
スレッド主は、海外メディアで放送されたワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本サポーターの応援のスクリーンショット画像を複数掲載している。それを見ると、日本人に混じって欧米人らも一緒に応援していることが分かる。中には頭に日の丸の鉢巻きを巻いた子どももいる。

韓国ネットユーザーの反応は…

「自分も(W杯を)見ていてそう思った。韓国戦の時はいなかったのに(笑)」との声をはじめ、「これこそ日本の実力」「外国人は日本にいいイメージがあるから。韓国で言ったらドイツってところ」「個人的に日本文化はユニークで魅力的」「日本はアジアナンバー1。それ以外は東洋人」と納得する声が上がっている。

日本代表サポーターのゴミ拾い

2018年6月20日、韓国メディア・SPOTVNEWSは、19日に行われたワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本の初戦について「試合もマナーも勝利した」と伝えた。
試合後に日本人サポーターがスタジアムのごみを拾い、きれいに清掃していたことを伝え、「先進国はやはり先進国だ」と称賛している。スタジアムにいた他国のサポーターからも「W杯の試合で最も印象的な場面だった。日本対コロンビアの試合で人生の教訓を得た。日本人サポーターは素晴らしい」と驚きの声が上がったという。

韓国ネットユーザーの反応は…

韓国のネットユーザーからも「美しい」「韓国も学ぼう」「きれい好きな国民性は本当に見習いたいところ」「習慣のように当たり前に行なっているところがクール!」など称賛の声が相次いでいる。
その他「日本に旅行に行くと、本当にごみが落ちていない。あまりにきれいで道に痰を吐くことができなかった」「韓国も試合に勝てば…。ごみを拾い、床の雑巾掛けまでして帰るのに!」との声も見られた。

公務員の懲戒処分

2018年6月25日、韓国・YTNはこのほど、日本で公務員が昼休みを3分超過してとったため減給の懲戒処分を受け、その後に当該部門の責任者がテレビに出演して公開謝罪したことを伝えた。

韓国ネットユーザーの反応は…

韓国のネットユーザーからは「韓国では想像もできないことだ」「こんな小さなことまで徹底している。日本は韓国とは比較できないほど違う考え方を持っている」「やり過ぎだよな」「注意するだけでいいだろう」など、厳格な日本文化に驚きの声が寄せられた。

日本旅行に行く理由

2018年5月15日、韓国のインターネット掲示板にこのほど、「日本旅行に行く理由」に関するスレッドが立ち、ネット上でなかなかの盛り上がりをみせている。

韓国ネットユーザーの反応は…

ネットユーザーからは「日本は世界有数の観光地」「安いし、近いし、時差もないし、治安もいいし、親切だし、食べ物もおいしいし、短所が別にない」と絶賛する声が上がる一方で、「単に近くて他に行く所もないから」「国内旅行と大して(費用が)変わらないから」「見る物もあまりない」など「日本=観光大国」に異論を唱える声も。ただし、一部では「韓国が観光分野で日本を叩くどころじゃない」「韓国より見る物も多いし、韓国より合理的な価格」と自国を批判する声も上がっている。

日韓選手2人の特別な友情

2018年4月19日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪でスピードスケート女子500メートル決勝レースの後にお互いの健闘をたたえ合う姿が感動を呼んだ小平奈緒選手と韓国の李相花(イ・サンファ)選手が日本で再会した。国民日報など複数の韓国メディアが伝えた。

韓国ネットユーザーの反応は…

韓国のネットユーザーからは「小平選手の人柄に惹かれる」「小平は偉大な選手」「勤めながらという決して恵まれた環境ではない中、五輪で活躍する小平選手の姿に感動した」「小平選手が見せた李相花への配慮に感動した」など、小平選手への称賛の声が多く寄せられた。
また「素晴らしい選手たちだ」「本当に感動的だった」「平昌五輪の中で最も印象深かった場面の1つ。素晴らしかった」など、両選手の友情に言及する意見も見られた。

リサイクル問題

2018年4月3日、韓国・中央日報によると、中国の廃資材輸入禁止措置が施行されてから3カ月が過ぎ、韓国では各地で廃ビニールやプラスチックの未回収問題が発生。大混乱が起きているという。
中央日報は日本との対応の違いについても言及。日本について「韓国と同様、プラスチックの輸出の半分以上が中国向け」と説明した上で、「中国がプラスチックの輸入を禁止するとの方針を発表した直後から、輸出地域をベトナムや台湾、マレーシアにまで広げるなど対応を模索してきた」と伝えている。また記事は「日本は全体のプラスチック廃棄物発生量の約88%を国内で処理している」とし、「すでに廃プラスチックの大部分を国内でリサイクルできる処理能力を備えているにもかかわらず、輸出を拡大して活路を見出そうとしているということ」と説明している。

韓国ネットユーザーの反応は…

この報道に、韓国のネットユーザーからは「やっぱり日本。学ぶべきところの多い国であることは確か」「日本は常に韓国の一歩先を行っている」と日本の対応に感心する声や、「これは国民性の問題。リサイクル問題について韓国は日本から学ぶべき」「政府も会社も同じ。日本は問題を予測し前もって備える文化。韓国は問題が生じると分かっていても、実際に生じた後でないと動き出さない」などと指摘する声が上がっている。

中国の日本に対する反応

日本の技術力

中国メディアの今日頭条は3日、日本は一部の分野でドイツや米国以上の技術力を持っているとし、中国は日本を過小評価してはならないと主張する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

国内総生産の規模で日本を超えたことなどを理由に、中国国内では「中国の国力はすでに日本を全面的に超えた」といった論調を見かけるが、記事は「日本のロケットや工作機械は中国はもちろん、世界的に見てもトップレベルの技術力である」とし、日本の工業力を見くびってはならないと強調した。

「また行きたい」と思う国

日本旅行は中国人に人気だが、「一度行くとまた行きたくなる」魅力があるのだという。中国メディアの捜狐は4日、何度も日本旅行に行きたくなる理由を分析する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

記事はまず、旅行で最も重要なのは「環境」だと指摘。日本は治安が良く落とし物も返ってくることが多い。交通の便もよく、田舎にも公共の交通機関があり移動が便利だ。公共の場所が「中国の一般家庭の家の中よりもきれい」なほどで気分が良く、外食しても生モノでさえお腹を壊すことがなく、店員は親切で、道を聞いてもみんなとても熱心に教えてくれるなど、環境の良さをあげるときりがないようだ。

日本の病院

クルーズ船内で高熱を出し日本で緊急入院

中国メディアの快資訊は3日、クルーズ船内で高熱を出し、日本に緊急入院したという中国人の体験を紹介する記事を掲載した。

中国人旅行者の反応は…

結局は長崎に寄港した際、救急車で病院へ行き入院することになったという。入院3日目に回復したそうだが、思いがけない経験から日本の「病院が細かいところまでよくできている」ことを知ったと感心している。院内を移動するのも、細かく書かれた地図が分かりやすく、廊下には行き先ごとに色別に分けられたテープを頼りに目的地までたどり着くことができる。また、中国のように家族がつきっきりで世話する必要もなく、病院側が食事の用意や髪を洗ったり切ったりまでしてくれた、と感動を伝えている。

魚介類は高くても価値がある

中国メディアの今日頭条は3日、「どうして日本の魚介類はこんなに高いのにわざわざ日本まで行って食べるのか」と題する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

日本の海鮮市場が中国と違うのは、魚がずらっと並べられているのに生臭いにおいが全くしないことや、販売されている魚介類がきれいに処理されていて、地面には汚水も油も一切ないことなど、おおよそ中国の市場の印象とはかけ離れていることにあるという。中国ではできない体験ができるということだろう。
記事はさらに、日本では炉端焼きのサービスがあったりして、買ったものをその場で焼いて食べながら市場を見てまわることもできて楽しいと紹介している。焼き具合も選ぶことができ、もちろん生で食べることもできる。記事では、「手のひらよりも大きい生牡蠣」や「こぶし大のウニ」、魚介類のホイル焼などの写真を掲載している。どれも非常に大きくて味わい深く、中国とは異なっているのだという。

複雑な地下鉄路線図をおもちゃにして商品化

中国メディア・東方網は4日、日本の玩具メーカーが、非常に入り組んだ東京の地下鉄路線図を「おもちゃ」にして商品化してしまったと報じた。

中国メディアの反応は…

記事は「現在、地下交通が最も発達している都市として間違いなく上位に名前が出てくるのが東京だ。何しろ、都市のあらゆる交通の枢軸が東京を中心に広がっているのだから」としたうえで、日本の玩具メーカーであるバンダイが東京の地下鉄路線図を立体模型化したおもちゃを販売すると伝えている。
「注目すべき点は、この東京の地下鉄路線立体模型が現在の路線や走行方向を完全に忠実に再現しており、実際と同じ地下鉄13路線の高低差をリアルに感じることができることだ」と紹介。この立体模型を見た中国のネットユーザーたちは興味を示し、様々な色が織り交ざる様子がまるで七色の毛糸のようだとの感動を残しているとした。

安くておいしい日本の駄菓子

中国メディアの快資訊は1日、日本で子ども向けに売られている駄菓子を紹介する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

記事は日本の駄菓子を紹介し、子供達に人気があるだけでなく、その美味しさ についても説明している。まず紹介したのは、ベビースターラーメンで、「これは言わずと知れた定番おやつで、チキン味の香ばしい麺は食べ始めたら止まらない」と紹介した。続いて、「うまい棒は大人も子どもも大好きな人気お菓子で、1本10円で購入できるうえ、たくさんの種類の味があるので毎日食べても飽きない」とした。
他にも日本の駄菓子には遊び心があって、種類も非常に多いうえに非常に安価であるので、日本を訪れた際にお土産として購入すると喜ばれるだろうと指摘した。

日本人の社会に対する信頼ぶり

中国メディア・東方網は3日、「日本人の防災意識はどれほど優れているのか」とする記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

記事は「日本は地震が頻発する国だが、一方で地震発生による死傷者を大きく軽減できる世界有数の国である。日常的な地震への備え、地震の警報システム、建築物の耐震基準評価など、日本は地震対策において実に多くの経験を持っている」と紹介した。
「災害時にどうやって子どもの安否を確認するか」という質問では、学校や幼稚園に問い合わせると答えた親が34%いる一方で、29%が「学校や幼稚園からの連絡を待つ」と回答したことに言及。「この結果から、日本の保護者はこの社会を大いに信用していることがうかがえる」と解説している。

日本の安全教育

中国メディアの快資訊はこのほど、日本でも新学期が始まったが、日本の学校では意外にも勉強だけが重視されているわけではないと紹介する記事を掲載し、日本の学校教育でどのようなことを重視しているのかを紹介している。

中国メディアの反応は…

記事は、日本と中国の小学校の夏休み後に行うことの共通点として、夏休みの宿題を提出することや、教室の清掃を行うことに加え、友達と夏休み期間中の出来事について語り合うことをあげる一方、日本では「新学期に安全教育を行うこと」を非常に重視していると紹介。様々な知識を吸収する子どもの多感な時期に安全教育を行うことによって、その後の人生における安全意識を高めることができるのだと主張し、日本では「安全教育といっても多岐にわたり、生活の安全、交通安全、災害発生時の行動などを子どもの年齢にあわせて教育していく」のだと紹介した。

日本におけるマナーの背景

中国メディアの網易は6日、「日本の細部を見れば、どんな人でも日本を見直すことになる」と題する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

記事は、日本はとにかくきれいだと称賛している。「米国よりもきれい」な日本に住んでいれば自然と影響を受けるようだ。世界中の中華街の中で日本の中華街が一番きれいだと紹介しており、日本人だからできる、中国人にはできないということではなく、マナーを守る習慣が日本社会全体に浸透していることが分かる。
記事は、緑化に気を配ることやごみをポイ捨てしないこと、信号を守るといった日本におけるマナーの背景には「公徳心」があると分析している。さらにこの公徳心は、教育によるものだと分析。日本の家庭では、母親がお金の管理をすることが多く、中国人には信じられないことだが家計簿を付けるほどお金を細かく管理していると紹介した。

色から形まで本物そっくりな「食品サンプル」

中国メディアの快資訊は6日、日本を旅行で訪れた中国人客の手記を掲載し、「日本を訪れたことで、日本は何でも本当に『精緻』であることを知った」と論じる記事を掲載した。

中国人旅行者の反応は…

まず飲食店の入り口にあった「食品サンプル」を見て、驚きを覚えたそうだ。色から形まで本物そっくりで、しかも価格も明示してあり、外国人客にとっては言葉がわからなくても食品サンプルを見れば料理の内容について想像ができ、スムーズに注文することができることに驚いたらしい。
中国であれば食品サンプルだけは立派に作り、提供する料理は食品サンプルに及ばないという事例も多そうだが、日本では食品サンプルと実際に提供される料理に「差がなかった」ことにも驚いたと紹介。食品サンプルの再現性の高さに驚きつつ、サンプルと料理に差をつけない正直な姿勢にも驚いたという。

高品質で信頼性の高い日本製品

中国メディアの快資訊は2日、中国で約30年も放置されていた日本メーカーの消防車が見つかり、バッテリーを交換しただけで問題なくエンジンがかかったと紹介する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

記事のよれば、この消防車は1987年に生産されたもので、中国には1990年ごろに輸入されたもののようだ。その後は倉庫にずっと放置されていたようだが、「驚くべきは生産から30年も経過していたというのに、外装の塗料の色が鮮明でなくなっていたほかは油漏れなども見られなかったことだ」と伝えた。
さらに倉庫に持ち込んだ時にバッテリーが損傷していたため、バッテリーを交換しただけで問題なくエンジンがかかったことは大きな驚きだと強調。さらに、消防車内部にある制御機器も保存状態が良く、配線は整然と配置されていて日本の自動車メーカーの仕事の丁寧さを実感できたと論じた。

日本人による発明品が生活の必需品

中国メディア・東方網は8月31日、「日本人の小さな発明の多くが、われわれの生活の必需品になっている」とし、その一礼として夏に欠かせないあるアイテムを紹介する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

日本人の発明が日常生活に浸透している一例として、渦巻き型の蚊取り線香を紹介。蚊取り線香の起源もともと中国にあり、端午の節句の際にヨモギなどの特殊な香りの草を燃やして毒虫を駆除したのが始まりとされ、やがてそれが棒状の線香型になったと伝えた。しかし、棒状の蚊取り線香には長すぎると使いづらく、短くしすぎると一晩もたないうえ、簡単に折れてしまうという欠点があり、この悩みを解決したのがある日本人だったと説明している。

礼に始まり、礼に終わる

中国メディア・東方網は8月31日、ジャカルタ・アジア大会の女子バスケットボール準決勝で中国に負けた日本代表選手が試合終了後に見せたある行動が、中国のネット上で注目を集めたと報じた。

中国メディアの反応は…

30日に行われた準決勝で、中国代表は日本相手に終始主導権を握り、86−74で勝利した。記事は、「審判が試合終了の笛を吹き、双方の選手が戦いを止めて互いに握手を交わした。その後、日本の選手たちは急いで会場を後にすることなく、反対側にいた中国の許利民監督の前にやって来て深々と一礼したのだった」と紹介している。
この一幕について記事は、「見た人の心を暖かくした。これこそ競技スポーツであるべきシーンだ。勝敗だけが重要なのではなく、そこに参加して何か収穫を得ることこそがいちばん大事なのだ。彼女たちの行動は、すべてのファンが称賛するに値する。強力なライバルに対してまずリスペクトを示したうえで、それからどうやったら勝つかを考えることこそ、一番正しい選択なのだ。日本の女子バスケ代表を応援しているわけではないが『あっぱれ』をあげなければならない」と評した。

公衆衛生の差

中国人が旅行で外国を訪れることは自国の姿を見直す機会にもなっているようだ。中国メディアの快資訊は29日、日本と中国の街中の清潔さを比較する記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

記事は、日本を訪れたことのある中国人は誰もが「ごみを持って辺りを見まわしてごみ箱を探した経験がある」と指摘する一方、「日本では街中にごみ箱はほとんど存在しない」のに、街中にごみは落ちていないと伝え、中国で見られる日本の清潔さに関する報道やクチコミは決して嘘ではないと指摘した。
一方、中国の街中には沢山の清掃員がいて、1日中ごみを拾い集めているのに、それでもごみがなくならないと指摘。また、中国では至る所にごみ箱が設置されているが「ごみ箱付近は汚水で濡れ、嫌な臭いに人びとは眉をひそめている」と指摘し、これが日本と中国の差が顕著に出ている点であると論じた。

新幹線の運行面におけるクオリティ

中国では「中国高速鉄道の方が新幹線より優れている」という論調も少なからず存在するが、中国メディアの今日頭条はこのほど、新幹線の運行面におけるクオリティは世界最高であると伝え、その理由について考察している。

中国メディアの反応は…

中国高速鉄道の営業距離はすでに世界一となっているが、記事は「技術力の細かい部分を見ると、やはり、新幹線の方が中国高速鉄道を上回っている」と指摘。中国高速鉄道は建設コストが新幹線より安価ではあるものの、制御に関する技術や研究開発能力という点では「中国はまだ模倣と学習の段階にある」とし、高速鉄道の技術力では日中の差は依然として大きいのが現状だと指摘した。
さらに、新幹線と中国高速鉄道の差は主に「車両」、「運行管理」、「災害対応」の3点にあると主張。また、中国では高速鉄道の営業速度の速さを理由に、中国高速鉄道の技術力の高さを主張しているが、新幹線は「速度ではなく、安全性を最重視している」と指摘し、新幹線はもっと速く走行することは可能だが、災害時に事故を起こさないよう安全性が担保できる速度で運行しているのだと論じた。

オールドカーが現役で走る日本

中国メディア・東方網は29日、「中国なら廃車になるオールドカーが、日本ではまだ走っている 中国の自動車ファンにとっては羨ましい」とする記事を掲載した。

中国メディアの反応は…

記事は「中国のオールドカーファンは、クラシックな自動車のデザインや美しさを、アルバムや博物館でしか見ることができない。しかし、お隣の日本では、実際に路上を走行しているのを見ることができるというから羨ましい。自動車好きの中国人観光客の多くは、日本にやって来て古い車を見かけては記念写真を撮るのに夢中になるのだ」と紹介した。
記事は、毎年強化される環境基準に到達しないものは淘汰されるほか、使用年数が長い自動車は自動車税が高くなるなど、新車の購入を促す流れはあるものの「一刀両断で古い車にナンバーを与えず公道走行を禁止するわけではない政策に、人に対する思いやりを感じる」と評した。