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日経平均は3日続落、円高が圧迫 日銀政策巡る報道で

ロイター / 2024年3月7日 15時43分

 3月7日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比492円07銭安の3万9598円71銭と、3日続落して取引を終えた。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比492円07銭安の3万9598円71銭と、3日続落して取引を終えた。朝方には史上最高値を更新する場面もあったが、日銀の政策修正を巡る報道を受けて為替が円高に振れると日経平均もマイナス転換した。輸出関連株を中心に売りが強まり、日経平均の下げ幅は一時570円を超えた。

日経平均は前営業日比240円高と、しっかりでスタート。前日の米株高の流れを引き継いで史上最高値を更新し、寄り付き後すぐに4万0472円11銭まで上昇した。TOPIXも一時バブル後高値を更新した。

午前の取引時間中、3月か4月のマイナス金利解除に一部の政府関係者が容認姿勢を示しているとブルームバーグが報じ、外為市場では朝方149円前半で推移していたドルが148円半ばまで下落。日経平均も下げに転じ、午後の取引でも下げ幅を拡大させて一時572円安の3万9518円40銭まで下落した。

野村証券のストラテジスト・澤田麻希氏は「3月18―19日の日銀会合に向けてマーケットがやや神経質になっていることに加えて、日経平均は4万円台と高値圏にあったことから利益確定の売りが強まったようだ」とみている。

目先は年度末に向けて機関投資家などのリバランス売りも懸念されるとして、「日経平均の下値めどとしては25日移動平均線が位置する3万8000円程度が意識されるのではないか」(澤田氏)という。

TOPIXは0.44%安の2718.54ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は5兆9212億0600万円だった。プライム市場指数は前営業日比0.44%安の1399.02ポイントだった。東証33業種では、電気・ガス、保険、銀行など14業種が値上がり。輸送用機器、ゴム製品、電気機器など19業種が値下がりした。

個別ではハイテク株の下げが目立ち、東京エレクトロン、アドバンテスト、TDK、村田製作所が軟調。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅安、ソフトバンクグループは1%高だった。

円高進行を嫌気し、自動車株ではトヨタ自動車が2%超安、ホンダが3%超安、マツダが6%超安だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり675銘柄(40%)に対し、値下がりが929銘柄(56%)、変わらずが52銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39598.71 -492.07 40331.06 39,518.40─

40,472.11

TOPIX 2718.54 -12.13 2744.14 2,713.67─2

,755.24

プライム市場指数 1399.02 -6.25 1413.66 1,396.52─1

,417.86

スタンダード市場指数 1281.55 -6.52 1291.82 1,280.98─1

,295.38

グロース市場指数 960.97 -12.07 976.28 957.49─986

.46

グロース250指数 765.78 -9.98 778.37 762.64─787

.23

東証出来高(万株) 212419 東証売買代金(億円 59212.06

)

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