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ラマダンのエルサレム旧市街、祝祭ムード見られず

ロイター / 2024年3月11日 9時46分

3月10日、イスラエルのエルサレム旧市街やパレスチナ自治政府が支配するヨルダン川西岸地区では、パレスチナ人がイスラム教の断食月(ラマダン)の準備に入った。写真はエルサレム旧市街で同日撮影(2024年 ロイター/Ammar Awad)

Sinan Abu Mayzer. Nidal al-Mughrabi. Bassam Masoud

[エルサレム/カイロ/ラファ(ガザ) 10日 ロイター] - イスラエルのエルサレム旧市街やパレスチナ自治政府が支配するヨルダン川西岸地区では10日、パレスチナ人がイスラム教の断食月(ラマダン)の準備に入った。しかしイスラエル警察が取り締まりを強化しているほか、ガザで戦闘が続いて市民が飢餓状態に陥り、停戦に向けた協議も行き詰まっていることから、祝祭ムードは見られない。

エルサレム旧市街にはイスラム教とユダヤ教双方の聖地があり、イスラム教寺院アルアクサモスクには1日に数万人の信者が訪れる。イスラエル警察は今年、この旧市街の狭い通り沿いに警官を数千人規模で配置している。

イスラエルの警察当局は、ラマダンの安全確保に努め、ソーシャルメディアで流れる挑発的で歪められた情報を取り締まる特別な警戒態勢を取っていると発表。テロを扇動した容疑で20人の身柄を拘束したと明らかにした。

エルサレム旧市街はラマダンを間近に控えても例年のような飾りつけが見られない。

旧市街のコミュニティーのリーダー、アマール・シデル氏は「今年は私たちの子どもたちと年長者、そして殉教者たちの血に敬意を表し、旧市街では(ラマダンの)飾りつけを見送った」と述べた。

ヨルダン川西岸地区もガザでの戦争勃発後に戦闘で400人近くが殺害されており、旧市街同様に重苦しい雰囲気に包まれている。

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