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水1日3L×7日分、食料3日分は備えて! 在宅避難を想定した「女性一人暮らし分の備蓄リスト」

ananweb / 2024年3月9日 19時30分

水1日3L×7日分、食料3日分は備えて! 在宅避難を想定した「女性一人暮らし分の備蓄リスト」

在宅避難を想定した場合の、女性一人暮らし分の備蓄リスト。なかでも必須なのが、水と食料、非常用トイレ、明かりの4大アイテム。ほかにもできるだけ備えておけば、いざという時に安心。女性の一人暮らしを想定した「自宅の備え」について、暮らしと備えのアドバイザー・Misaさんに聞きました。

【防災】“在宅避難”を想定した備えだと心得よう。

災害に備えて、何かで見聞きしたことをとりあえずやるのではなく、それがどういう意味を持つのか知っておいたほうが、備えるべき物事がよりクリアになるはず。

「安全な部屋作りのポイントは、家具などモノが倒れてケガをしたり、逃げ道を塞いだりしないようにすることです。安全な部屋作りは“在宅避難”をするうえでも重要で、自宅にいられるなら、避難所で過ごす必要はありません。在宅避難を念頭に、ライフラインが止まったり、食料の調達が難しくなったりしても、しばらく生活できるように備蓄しておきましょう。そもそも在宅避難ができるかどうかを判断するには、地震による津波の恐れがないかなど、自宅の災害リスクを調べておくことも不可欠です」(暮らしと備えのアドバイザー・Misaさん)

ただ、自宅の備えは日頃の住み心地とのバランスが大事とも。

「極端な防災を意識すると、居心地が悪くなったりして、防災が嫌になることも。例えば転倒防止グッズは目立たないものを選ぶなど、インテリアと両立できるように取り入れるといいと思いますよ」

モノの出しっぱなしは×。使い終わったらしまおう。

実は「部屋の片づけ」が防災の第一歩。「テーブルや台の上にモノを出しっぱなしにせず、引き出しや戸棚の中にしまいましょう。とくにガラスや陶器のアイテムは、地震が起きた時に床に落ちて割れると危ないし、停電ともなると片づけるのが大変。いざという時につまずいて転ばないように、床をすっきりさせておくことも大切です」

家に備えておきたいモノはこれ。

水1日3L×7日分



飲料水以外に生活用水も含め、1日3Lほど備えておきたい。
非常時に確保しておきたい水の量の内訳は、飲料水のほか、調理や手洗いをする時などに使う生活用水。「2Lのペットボトルなら11本。普段もペットボトルの水をよく使う人なら、使った分を買い足すローリングストックを。使わない人なら5年など長期保存できるものを選ぶと管理がラク」

食料3日分



おいしさ重視で避難生活を乗り切ろう!
1日に必要な食料は人によりけり。「ただ、最低でも1日2食と考え、3日はしのげるように6食分は用意しておきたいところ。乾パンのようないわゆる非常食は、避難所でも手に入りやすかったりするので、自宅では食べ慣れたものや味が好みのものを備えておくといいと思います。半分は長期保存できるレトルト食品、あとは乾麺など好きな食材をローリングストック」



CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット
ココイチのカレーが5年保存の非常食として登場。しかもアルファ米のライス入りで、水かお湯を注ぐだけ。¥662*編集部調べ(尾西食品 TEL:03・5427・6677)



IZAMESHI ごろごろ肉じゃが
賞味期限は3年。封を切ってそのまま食べることができるし、湯煎やレンジで温めもOK。非常時に和食は嬉しいはず。¥486(杉田エース TEL:0120・560・521)

非常用トイレ1週間分



1枚で3回使えるとして20セットほどストックを。
非常用トイレとは、凝固剤や吸水シートで排泄物を固める袋タイプのトイレのこと。「断水しても数日後には避難所のトイレが使えるようになると思いますが、衛生面が心配。非常用トイレを自宅にできるだけストックしておくと安心です。1枚で3回使えるとして、20セットほど備えておいて」



トイレONE
「吸水シート採用で凝固剤不要のこのタイプなら、停電時など手元がおぼつかない時も便利」。2~3回使用可。1枚入り¥440(ラピタ TEL:0120・888・339)



1、便器が濡れているので、まずはゴミ袋でカバー。
便座を上げて、大きめのゴミ袋を便器にかぶせる。こうすることで非常用トイレの外側が水に濡れず、交換時に床に水が垂れずに済む。



2、便座の上から袋をかぶせて用を足す。
便座を下げて、非常用トイレをかぶせる。排泄後は袋の口を結んでバルコニーなどにまとめておく。捨てる時は自治体の指定に従って。

明かり



停電時の明かりはヘッドライトがおすすめ。
これから購入するなら「ランタンや懐中電灯より、ヘッドライトがいい。両手を空けたまま手元を照らせるので、何か作業をする時に便利。部屋の移動時にもわざわざ手に持つ必要がありません。また、ヘッドライトのほかにも家電は単3形や単4形の乾電池式のものを選んでおくと、汎用性があって」



コンパクト ヘッドライトCP‐195DB
ワイドビーム搭載で、広範囲を照射可能。ハイモードでは7.5時間、エコモードでは25時間とタフ。単3形乾電池1本使用。¥2,508(ジェントス TEL:0120・73・1668)



LEDネックライトBF‐AF10P
「手元が空けばネックライトでもOK」。白色LED搭載で、手元や足元を明るく照射。約40gと軽量。¥1,711*編集部調べ(パナソニック TEL:0120・878・698)

ポータブル電源

災害時に必要な情報を得るために、電源の確保は重要な備えになる。在宅避難を考えている場合は備えておきたい。

カセットコンロ

ガスや電気が止まった時、調理や温かい飲み物を飲むために備えておきたい。カセットガスは1本で約60分使用可。2本ほど備蓄を。

軍手

軍手は冬に災害があった際の防寒対策にも使える。滑り止め付きや防刃手袋があれば、割れ物の処理にも役立つ備えになる。

モバイルバッテリー

スマホの充電用に必須。ポータブル電源がなくても、ひとまずこれでしのげるように。日常的に使って常にフル充電を心がけよう。

ポケットラジオ

スマホの充電を極力減らさず、情報を得るために。また、とくに1人で在宅避難をしている場合、ラジオから流れてくる音が癒しにも。

大きめのゴミ袋

普段使っているものを、半年分以上。非常用トイレのニオイ予防に何枚も重ねたり、敷物や雨具代わりに使うこともできる。

暮らしと備えのアドバイザー・Misaさん インテリア×防災のアイデアをインスタグラムで発信(@kurashi_bosai)。著書に『おしゃれ防災アイデア帖』(山と溪谷社)。

※『anan』2024年3月13日号より。イラスト・黒猫まな子 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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