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もう「にら」は余らせない! 覚えて損なし【簡単アイデアレシピ】 チゲ風スープ、にら玉味噌汁ほか

CREA WEB / 2024年3月16日 7時0分

 料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。

 どんなものであれ、作ろうと思ったそのこと自体が尊い。今晩はひと品、作ってみませんか?


自炊ビギナーにもおすすめ! 簡単にらレシピ


柔らかくておいしい春のにら。

 今月は「にら」を使って自炊してみましょう。春のにらは柔らかくて食感もみずみずしく、特においしい季節ですよ。もうじき新生活シーズン、自炊を始める人たちに向けて、とりわけ簡単にトライできるようなアイデアレシピを用意しました。

◆ごはんを添えて大満足の一食に! にらチゲ


にらチゲの材料。

 レトルト味噌汁とキムチで作る簡易チゲ風スープです。これとごはんでなかなかいい一食の出来あがり!

■材料(1人前)

・にら:30g
・カップみそ汁(あさり):1個
・キムチ:60g
・豆腐:120g(ミニパック1個分程度)
・水:250ml程度
・醤油:小さじ1


カップみそ汁の具、みそ、水、キムチ、ひと口大の豆腐を入れて中火にかける。

 小鍋などにカップみそ汁の具、みそ、水、キムチ、ひと口大に切った豆腐を入れて中火にかけます。

 沸くまでの間に、にらを1.5センチの長さに刻んでおきましょう。沸騰したら、にらと醤油を入れて30秒も煮れば完成です。


あっという間に「にらチゲ」が完成。

 にらはすぐ火が通るので、30秒~1分も加熱すればじゅうぶん、ということを覚えておいてください。そもそもにらは生でも食べられます。

 ごま油があれば、数滴たらすと香りが引き立ってワンランク上の仕上がりになりますよ。

◆香りと食感を存分に楽しめる! にらたっぷり味噌汁


にら玉味噌汁。

 にら、味噌との相性がいいんです。具無しの味噌汁を作って卵を落とし、ほどよく固まったところで、刻んだにらをたっぷり入れてひと混ぜで、おいしい「にら玉味噌汁」の出来あがり。


厚揚げとなめこ、にらの味噌汁。

 にらを使った味噌汁なら、厚揚げとなめこ、にらの組み合わせなんてのもおいしい。香りと食感と食べごたえの揃った、いい味噌汁なんですよ。

 具だくさん味噌汁を作ったら、主食は買ってきたおにぎりでもいい。最初から全部作ろうと思わず、「どこか1パートだけやる」から始めると、長続きしやすいと思います。味噌汁を作るのが面倒なときは、カップみそ汁に刻んだにら、あるいはねぎだけを加えてもいいし。気楽にいきましょう。

 さて、次はちょっと面白いにらの使い方。

◆「にら×パン」「にら×焼きそば」も好相性


にら×ソーセージのホットドッグ。

 にらって、ソーセージやケチャップとも相性悪くないんです。

 6センチ程度の長さに切ったにらを、油をひいたフライパンに入れて中火にかけ、しんなりするまで炒めます。ソーセージも一緒に焼いてパンにはさみ、ケチャップ適量でもう出来あがり。

 ソーセージ&ケチャップ、どちらも味と香りが強めですが、にらは全然負けずにいいアンサンブルを見せ、それらをパンが違和感なく受け止めます。ぜひお試しを!

 さて、最後は刻んで加えるだけ。こんな組み合わせもおいしい。


カップ焼きそばに生卵と刻みにらのっけ。

 はい、「カップ焼きそばに生卵と刻みにらのっけ」、これがなかなかおいしいんだ! 写真はペヤングですが、普通に熱湯を注いで3分待つ間に、にらを5ミリ長さに細かく刻みます(←ここポイント)。

 お湯をしっかりきってソースと混ぜ(スパイスや青のりはお好みで)、刻んだにらを大さじ2程度、生卵(全卵)1個をのせれば完成。よーく混ぜてめしあがれ。

 私は山盛り大さじ3ぐらい入れちゃいます。にらの香りが立ちつつも、卵でコーティングされるのでキツすぎず、ソースの香味といい具合に混じって、おいしいんだなあ。

 はい、インスタント食品に野菜を刻んでのせるだけでも立派な自炊です。にらと卵プラスで栄養バランスもよくなりますしね。

 にらって野菜炒めに加える、卵でとじるぐらいでしか使ったことがない人も多いかも? 個性的ですが、いろいろ使えるいい奴です。ぜひ、トライしてみてください。それではまた来月、お目にかかります。


白央篤司(はくおう あつし)

フードライター。「暮らしと食」をテーマに、忙しい現代人のための手軽な食生活のととのえ方、より気楽な調理アプローチに関する記事を執筆する。近著に、卒業間近の美大生、就職したばかりの青年、保護犬猫60匹と暮らす女性、日本に暮らす韓国人男性、奥さんを亡くしてひとり暮らしの85歳の男性……などなど、18人の「きょうの鍋」と個人史を追ったノンフィクション『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)がある。
https://hakuoatsushi.hatenablog.com/

文・撮影=白央篤司

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