1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 映画

【切なくも美しい世界観を凝縮】主題歌「Quiet Eyes」が響く、「パスト ライブス 再会」特別映像

映画.com / 2024年3月21日 17時0分

写真

(C)Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved

 第96回アカデミー賞の作品賞と脚本賞にノミネートされた「パスト ライブス 再会」から、切なくも美しい世界観を凝縮した、シャロン・バン・エッテンの歌う楽曲「Quiet Eyes」にのせた特別映像(https://youtu.be/ieSmUC8azc4)がお披露目された。

 本作は、ソウルで初恋に落ちた幼なじみのノラ(グレタ・リー)とヘソン(ユ・テオ)が、24年後に36歳となり、ニューヨークで再会する7日間を描くラブストーリー。物語のキーワードは、「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁(イニョン)”。見知らぬ人とすれ違ったとき、袖が偶然触れるのは、前世(パスト ライブス)で何かの“縁”があったから。久しぶりに顔を合わせたふたりは、ニューヨークの街を歩きながら、互いの人生について語り合い、自らが「選ばなかった道」に思いを馳せる。「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のA24と、「パラサイト 半地下の家族」の韓国・CJ ENMが初の共同製作を担当。セリーヌ・ソン監督が、長編映画監督デビューを飾った。

 特別映像は、まるで“輪廻”を象徴するように夜の街に浮かび上がるメリーゴーランドから始まり、緩やかなビートとエッテンの穏やかな声が心を掴む“再会を願う歌”が響く。故郷・ソウルの情景、12歳で初めて恋をした記憶などが切り取られ、そして36歳の夏に、ふたりは再び巡り合う。「Your quiet eyes break my heart now(あなたの静かな瞳が私の心を傷付ける)」、「You’re calling out despite it(それでもあなたに呼ばれてる)」という歌詞の通り、ノラとの出会いから24年を経て、ヘソンはノラに会うために、ニューヨークへと降り立つ。

 雨宿りをしながら煙草をふかす落ち着きのないヘソンは、再会を待ちわびながらも、不安を隠せない様子。そして再会の瞬間、ふたりは緊張から解放され、その姿からは一気に喜びが溢れ出している。その後、ニューヨークを巡るため地下鉄に乗り、同じポールに手をかけたふたりは、一瞬も目を逸らすことなく見つめ合うも、決して触れることはない。作家のアーサーと結婚したノラの薬指には、指輪が光る。12歳の自分自身と再会したように、24年の時の流れを受け入れようと、いくつもの感情が重なる表情で互いを見つめるふたり。映像は、「Will we meet again in the light?(私たち、また光の中で会える?)」というエッテンの歌声で締めくくられている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください