橋本環奈、伝説のヒロイン“星泉”を演じ次なるステージへ「芯の強さを持った女優に……」
Entame Plex / 2016年3月8日 12時0分
橋本環奈、伝説のヒロイン“星泉”を演じ次なるステージへ「芯の強さを持った女優に……」
原作・赤川次郎による伝説のヒロイン“星泉”が、角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃-卒業-』(3月5日全国公開)で復活を遂げる。
薬師丸ひろ子主演で1981年に公開されて以降、原田知世、長澤まさみといった名立たる女優たちが演じてきた“星泉”の襷を繋ぐのは、17歳現役高校生、橋本環奈。
“これまでに感じたことのない重圧でいっぱいです”
製作発表記者会見でそう語っていた橋本だったが、そんな重圧を物ともせず “星泉”を見事に演じきった。本作が初主演とは思えぬ存在感を放ち、女優としてのステージに歩みを進めた彼女が、“星泉”を演じたその先に見た景色とは――。
――橋本さんの世代だとあまり馴染みがないかもしれませんが、『セーラー服と機関銃』という作品は知ってました?
「知ってました。確かに私くらいの年代だと馴染みがない人もいるとは思うんですけど、父が薬師丸ひろ子さんの大ファンだったので(笑)。今改めて観ても、35年前の作品なのにすごくスタイリッシュで新しい感じもしてかっこいいと思いました」
――出演が決まったことをお父さんに伝えたときはどんな反応でした?
「私もこの作品で初主演をやらせていただくことになってすごく驚いたんですけど、父も大好きな薬師丸さんと同じ役をまさか自分の娘が演じるとは予想していなかったでしょうし(笑)。すごく喜んでくれました」
――クランクインの2ヶ月前からリハーサルを始めて、撮影時は群馬県高崎市に1ヶ月住み込みで臨んだそうですね。
「今回、オールロケだったんですが、1度も福岡に帰ることなくでした。現場では、“泉”とか“組長”って呼ばれていたんですけど、撮影が休みの日もずっと高崎にいることで、星泉として一定の気持ちを保てたのはすごく良かったと思います。休みの日には、高崎の商店街とか色々回ったりして街のことを知ることができたので、心から大好きな場所になりました」
――橋本さんなりの星泉像は、具体的にどのように作り上げていったんでしょうか?
「リハーサルの時から前田(弘二)監督や組員役の大野(拓朗)さんや宇野(祥)さんと、泉とはどういう性格なのかとか目高組を一緒に作り上げていく作業をしました。明確な答えが決まっているわけじゃなかったので、すごく手探り状態でしたね。しかも、撮影に入る前に監督から“リハーサルで2ヶ月間やったことは忘れてください”と言われて……。いざ撮影に入るとセットも組まれていて、武田(鉄矢)さんも加わって目高組が揃って、リハーサルの時とは180度雰囲気が違っていて、監督の仰っていた意味を感じました。メダカカフェでのシーンではアドリブもすごく多かったんですけど、リハーサルでいろんなことに挑戦していたからこそ出せた空気感だと思いますし、私たちなりの答えを見付けることが出来たのかなって」
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