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借り入れをしていた銀行が「破綻」!借入金はなかったことになる?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月13日 8時10分

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銀行から住宅ローンや融資などの形で、借り入れを利用している方は少なくありません。銀行が破綻してしまった際には、借り入れと預金を同じ銀行でしていれば、相殺できる可能性があります。   相殺は、借入金額を預金から差し引いて借入金の返済をできる点がメリットです。ただし、相殺制度は自分で意思表示をしないと利用できません。今回は、銀行からの借り入れや、破綻した際に利用できる制度についてご紹介します。

銀行からの借り入れとはどういう状態?

「借り入れ」という言葉自体は、お金や物品を借りることを意味します。
 
つまり、銀行からの借り入れとは、銀行からお金を借りている状態です。事業のために借りれば「融資」と呼び、個人の支払いで借りる場合は「ローン」と呼びます。
 
借り入れをするには審査を受けて、人によって異なる借入上限額の範囲内で金額を決められます。借り入れには利息がかかるため、借入額より多い金額の返済が必要です。返済方法には、返済回数を決めて毎月支払う方法や、残高を全て支払う一括返済などがあります。
 

銀行が破綻したときに借入金は相殺される?

借り入れをしている銀行が破綻したときは「相殺」を利用できる可能性があります。借り入れの相殺とは、破綻した銀行に対して、預金と借り入れの両方がある場合において、預金から借入額を差し引ける制度です。
 
そもそも銀行が破綻した場合は、利息の付かない普通預金・当座預金の全額と、利息の付く一般預金の元本1000万円と利息分が保護対象となり、保護金額を超えた分は銀行の資産状況に応じてカットされる可能性があります。
 
場合によっては、保護金額以外はほとんど受け取れないという可能性も、ゼロではありません。相殺制度であれば、保護金額を超えた分を借入金額に充てることで、預金で返済されない分があっても、損失を少なくできるという点がメリットです。
 
例えば、銀行に1100万円預けており、借入金額が100万円ある場合は、銀行が破綻した際には、保護金額を除いた100万円を用いて、借入金額の100万円を相殺できる可能性があります。
 

相殺は自動で行われるわけではない

相殺は、銀行が破綻した際に自動的に行われる制度ではありません。借り入れをしている側から、相殺を行う意思表示が必要です。意思表示をしなければ利用できないため、預金と借り入れが同じ銀行にある場合は、忘れないように注意しましょう。
 

相殺を利用するには自らの意思表示が必要

銀行が破綻しても、借入金がなかったことになるわけではありません。ただし、銀行の預金を活用した相殺は可能です。相殺とは、銀行が破綻した際に、預金から借入額を差し引いて借入金を返済できる制度です。
 
銀行が破綻した際の保護金額は、上限が1000万円のため、保護されない金額を活用して相殺すれば、預金者にとって損失をなくせるケースもあります。
 
ただし相殺は、自動的には行われないため、利用するには自分から意思表示をすることが必要です。銀行が破綻した際に、相殺を利用したい場合は、意思表示と手続きを忘れないようにしましょう。
 

出典

預金保険機構
万が一金融機関が破綻した時
まんがでみる預金保険制度 相殺
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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