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【2024年4月から】高速道路のETC割引ルールが変更! 実質値下げって本当?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月26日 9時20分

写真

高速道路利用時に割引料金が適用される「ETC割引」。少しでも走行料金を安くしようと、割引が適用されるタイミングを狙って高速道路を利用する方も多いでしょう。   国土交通省の道路局は、令和5年(2023年)12月22日に基本方針を改定し、ETC割引ルールを大幅変更しました。   本記事では新しい割引ルールをご紹介し、今後の展望について解説します。高速道路を頻繁に使う方や、従来の割引ルールを使いにくく感じていた方は参考にしてください。

「平日朝夕割引」の適用が全日&24時間へ拡大

見直されたETC割引は「平日朝夕割引」です。現行ルールと新ルールの比較を表1にまとめました。
 
表1

現行ルール 新ルール
割引対象の条件 平日の6時~9時、17時~20時の間に
ETC料金所を通過
全日・24時間の走行が対象
割引額 最大50%引き

利用回数に応じて無料通行分を還元
(5~9回利用は約30%、10回以上利用は約50%)

最大50%引き

事前登録したIC間20回相当分の
「通勤パス」を10回分の料金で購入可能

21回目以降は50%割引料金が
別途請求される

※国土交通省道路局「新たな高速道路料金に関する基本方針」を基に筆者作成
 
新ルールでは土日祝日が対象になったほか、時間制限なく1日すべてが割引対象時間になりました。また事前に通勤パスを購入する点も大きな変更点です。
 

【注意】2024年4月からの適用は当面全国6県のみ

新ルールは社会実験で行われているものであり、適用範囲は限定的です。2023年4月から石川県で試行開始されており、2024年4月1日から2025年3月末にかけて、北海道・新潟県・山梨県・香川県・長崎県へ範囲が拡大されます。
 
また実証実験ではモニターに選ばれたユーザーが新ルールの対象です(石川県は各月先着1000人のモニター募集、それ以外の県は各月先着500人)。新ルールが検証され、効果が高いとみなされれば、いずれ全国展開される可能性があります。
 

「深夜割引」も2024年中に見直し予定! 割引適用時間が拡大

2024年度中をめどに、現行の「深夜割引」ルールの見直しも予定されています。現行ルールと見直し案の比較を表2にまとめました。
 
表2

現行ルール 見直し案
割引対象時間 0時~4時 22時~翌5時まで
割引額 3割引き 3割引き

※国土交通省道路局「新たな高速道路料金に関する基本方針」を基に筆者作成
 

2024年度のETC割引ルールを利用して節約しよう

平日朝夕割引の見直しは、1ヶ月内に何度も高速道路を利用する方にとって、割引の恩恵が大きくなる仕組みです。
 
ただし本改定は実証実験として行われ、2024年4月時点で1道6県のみの適用です。効果しだいで全国展開される可能性があるので、今後の動向が注目されます。
 
深夜割引は2024年度中に見直し予定です。新ルール適用地域を走行する方は、早めのモニター登録を心がけましょう。
 

出典

国土交通省道路局 新たな高速道路料金に関する基本方針
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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