[クラブユース選手権(U-18)]札幌U-18はトップチーム監督就任の四方田監督が“最後の”指揮、応援席からコールも

[7.25 クラブユース選手権(U-18)GS第3節 札幌U-18 1-3横浜FMユース 敷島補助]

　1-3で敗れたものの、総得点差で苦しみながらも決勝トーナメント進出を決めた横浜FMユース戦後、コンサドーレ札幌U-18の応援席からは「四方田・札幌」のコールが巻き起こっていた。04年の監督就任から約10年にわたって札幌U-18の指揮を執り、チームをJユース杯日本一、プレミアリーグEAST優勝などへ導いてきた四方田修平監督のトップチーム新監督就任が決定。この試合を最後にチームから離れる四方田監督への感謝と、トップチームでの活躍を期待するエールが会場に響き渡った。

　四方田監督は23日に群馬から札幌へ移動し、24日にトップチームの練習を見て、就任会見に出席。札幌に残っていたU-18チームの選手たちに状況を説明して深夜に群馬へ戻り、この横浜FM戦に臨んでいた。23日に群馬を離れる際、全国大会を戦うU-18チームの選手たちには「申し訳ない」とシーズン最後まで選手たちを指導できなかったことを謝罪。そして「トップに行くことになるけれど、みんなの指導者であることには変わりない。これからもずっと同じクラブの一員として見続けていくから」とメッセージを送ったという。

　現在9位でプレーオフ圏内の6位、それ以上を目指す戦いとなるトップチームでは「自分のコンセプトとかやり方を強要することが大事なのではなくて、チームを良くすることが大事」。その一点に注力する。

　札幌U-18は現コーチの川口卓哉氏の下で日本クラブユース選手権の決勝トーナメントを戦う。1回戦の対戦相手はサンフレッチェ広島ユース(広島)。選手たちは強豪対決を制して、指揮官に感謝の思いを伝える。

(取材・文　吉田太郎)▼関連リンク
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